◆東京社会教育史研究フォーラム(1)◆             
     −2012年9月〜創設    フォーラム(2)
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         *東京・三多摩・社会教育史研究(一覧)
         *東京・社会教育史・資料・拾遺「三多摩テーゼ」記→■


<目次(1)>

東京社会教育史研究(小林・経過)・・・前史
 A・1980年〜杉並
(原水禁運動関係)〜 B・1984年(東京都社会教育行政・戦後初期)
 C・1988年〜三多摩研究
「歩み」1集〜12集・1999年)、D・2000年〜(TOAFAEC研究会等)、
 
E・『東京都教育史』(東京都立教育研究所・1997〜通史編四)、通史編五(未刊)〜 *詳細・下掲−最下段

◆2012年

1,東京の社会教育の歩み・再発見の試み(TOAFAEC・187研究会−第1回)案内ー2012年9月28日

2,東京社会教育の歩み・再発見(187定例研究会)報告  
  井口啓太郎・小林ぶんじん
3,TOAFAEC(187回定例)研究会報告レジメ「東京社会教育の歩み・再発見」2012/09/28
小林(メモ)
4,東京社会教育史研究フォーラム(第2回)ご案内 
(11月7日) 呼びかけ:斉藤真哉・井口啓太郎
5,東京社会教育の歩み、独自性をどうとらえるか−第2回東京研究フォーラム報告 
事務局:井口啓太郎
6,「東京社会教育史研究フォーラム」今後の研究会の方向性 (190回TOAFAEメモ、12月21日) 井口啓太郎
◆2013年
7,第3回研究会−案内・事務局長:斉藤真哉 (2013年1月16日) 報告(石川敬史・小林ぶんじん)  
8,第4回研究会−案内・事務局次長:井口啓太郎 (2013年2月22日)、報告(
江頭晃子、Sat, 23 Feb 2013 21:13)
9,第5回東京社会教育史フォーラム案内(2013年4月8日斉藤真哉 報告(
斉藤真哉,Wed, 1 May 2013 18:31)
10,第6回研究会
案内(2013年5月10日井口啓太郎 報告(山口真理子、12 May 2013 12:13)、小林文人
11,5月事務局会議
(24日、風の部屋)記録1小林ぶんじん、 記録2斉藤真哉(南の風3092号、3094号)
12,第7回研究会−案内(2013年6月21月)
齋藤真哉(29 May 2013 18:27) 記録・佐治真由子
13,第8回研究会案内(2013年7年19月)
齋藤真哉(Tue, 9 Jul 2013 14:34)  記録・的野信一
14,第9回研究会案内(2013年10年18月)齋藤真哉(Sat, 5 Oct 2013 01:51) 記録・井口啓太郎
15,東京社会教育史研究フォーラム- 12月(第10回)活動、案内・記録 齋藤真哉、井口啓太郎
◆2014年
16,2014年1月・拡大編集会議(第11回研究会)−
記録:石川敬史
17,事務局会議の経過(2013〜2014)
18,2014年3月・拡大編集会議(第12回研究会)記録−石川敬史(南の風)
19,第13回研究会・記録−石川敬史(南の風3283号)
20,第14回研究会の開催・記録石川敬史(南の風3294号、3300号)
21,第15回研究会・案内石川敬史(南の風3312号)報告(同3322号)
22,第16回研究会・案内−石川敬史(南の風3331号)、
報告・橋田慈子(21 Jul 2014 13:47)
23,
編集・事務局会議(第13回)−井口啓太郎(南の風3352号)
24,第17回研究会・案内石川敬史(Wed, 10 Sep 2014)、報告・南の風(3379号、2014年10月3日)
25,第18回研究会・案内石川敬史(南の風3380号)、報告・南の風(3389号、2014年10月21日)
26,第19回研究会(11月28日)案内石川敬史
(南の風3398号)、報告・南の風(3410号
27,編集・事務局会議(第15回)−
齋藤真哉・南の風3412号
28.
原稿提出状況(中間報告)、あらためてのお願い−小林文人( 2014年12月25日)
◆2015年
29.
第20回研究会(1月23日)石川敬史(南の風3432号)、報告・南の風(3438号
30.第16回・編集事務局会議(2015年2月28日)、入稿原稿の検討
31.第21回研究会(3月6日)−石川敬史・案内(南の風3457号)
・記録
32.
第22回研究会(4月17日)−石川敬史・案内(南の風3476号)斉藤真哉・報告(南の風3481号)
33.
編集委員会による集中作業ご案内齋藤真哉・南の風3484号 記録:石川敬史・南の風3486号
34.第2回集中編集会議のご案内(5月22日)−石川敬史・案内(南の風3495号)
35.第23回東京社会教育史研究フォーラム(6月19日)−
井口啓太郎案内(南の風3508号)
36.7月編集会議(第3回集中編集会議、7月20日)井口啓太郎
37.第24回東京社会教育史研究フォーラム(8月19日)
石川敬史
38第25回東京社会教育史研究フォーラム(9月30日)石川敬史
39第26回東京社会教育史研究フォーラム(11月20日)−石川敬史
40.第27回東京社会教育史研究フォーラム(12月22日)−石川敬史
41.第28回東京社会教育史研究フォーラム
新ページ





41,第28回東京社会教育史研究フォーラム予定・記新ページ
  
1月27日(水)「風の部屋」(16:00から)予定


40,第27回東京社会教育史研究フォーラム記録

 ご案内  石川敬史(Sun, 20 Dec 2015 16:21)
 <第27回東京社会教育史研究フォーラムご案内>
 本年最後の研究フォーラムのご案内となります。今回も直前のご通知となってしまい大変申しわけございません。
 前回の研究会(第26回)におきまして,最終章「展望」の骨子と執筆分担が決定されたことを受け,今回の研究フォーラムでは,各執筆分担者から提出いただく原案の確認・検討をいたします。今回は年末ということもありまして,事務局メンバーの都合がつかず,定例の金曜日とは異なり,22日の火曜日の開催となります。
 2015年も残りわずかとなりました。本研究フォーラムの来年の活動は,まさに事務局メンバーの果たす役割、その責任が大きいことを痛感しております。本年後期は,力不足は否めず活動が減速してしまいましたが,引き続きよろしくお願い申し上げます。
・日時:2015年12月22日(火)19:00〜21:00
・場所:風の部屋(杉並区永福 3-50-11-303)
 *京王井の頭線「永福町」駅下車、徒歩6分。駅前・井の頭道路を左(「西永福」駅方向)へ。
   三つ目の信号・永福体育館前の角、中村設計制作ビル3階303号室。→090-7700-7756(小林)
・内容:最終章「展望」の原稿確認・検討,資料編の取り組み
 報告 石川 敬史、(Sat, 26 Dec 2015 09:45)
出席者(敬称略):井口啓太郎,小林文人,齋藤真哉,野々村恵子,山添路子,石川敬史
内容:最終章「展望」の原稿確認
 今回(第27回)の研究フォーラムは,前回(第26回)検討した骨子と分担に基づき各自が執筆した原稿を確認・検討しました。最終章「展望」の執筆分担者である小林先生,野々村さん,齋藤さん,井口さん,石川がそれぞれ報告。そして,お忙しいところ駆けつけてくださいました山添さん(エイデル研究所)からのご指摘。原稿は,それぞれの想いが詰まった文章,しかし短い文字数の範囲内にて,どのような方向性でまとめていくのかが最も重要な議論となり忌憚のない意見を交換することができました。
 小林先生から,あれこれと沢山の要素を並べすぎないこと,簡潔に表現するように留意すること,カタカナの表現は少なく,などの指摘をいただきました。そして、今回議論した内容を踏まえ,執筆者は次回までに改めて原稿をリライトすることを確認し,第27回研究フォーラムは終えました(22:00頃)。
 その後,久々に参加された山添さんを囲み、遅くまで「冬の夜の饗宴」南の風・3600号)となりました。話が尽きず,時間を忘れてしまい,気がついたら23:30。なんとか帰宅することができました。
 次回は,1月27日(水)「風の部屋」(16:00から)を予定しています。今回の議論を踏まえ,最終章の原稿の再確認とともに,リライト原稿や目次などの再確認,年報・資料編の検討などを行います。そのため,事務局メンバーにて長時間確保できる日を調整し,1月27日(水)とさせていただきました。再び定例(金曜)とは異なる曜日となりますが,よろしくお願いいたします。
 東京社会教育史研究フォーラムも,来年1月に28回目をむかえます。今年もあっという間の1年間でした。今年の後半は,恥ずかしながらやや息切れしてしまい,皆様には大変ご迷惑おかけいたしました。来年早々には最終章「展望」
の原稿を取りまとめ,事務局長の先導のもと,本書編集にとって飛躍の年となるよう鋭意活動して参ります。来年もよろしくお願い申し上げます。
第27回東京社会教育史研究会・有志二次会、左より小林、山添、石川、井口の皆さん(風の部屋、20151222)


39,第26回東京社会教育史研究フォーラム記録
        石川 敬史(Tue, 17 Nov 2015 23:49)
 <ご案内> 前回の研究会(第25回,9月30日)からあっという間に時間が経過し,年末の足音が聞こえる季節となってしまいました。皆様にはこの間,研究フォーラムの開催通知や経過につき,音信が途絶えましたことお詫び申し上げます。
 前回の研究会では,最終章「展望」部分の方向性を検討いたしました。事務局ではこの検討を踏まえ,10月27日(火)19:00〜21:00頃まで,十文字学園女子大学石川研究室にて,事務局メンバーの齋藤さん,井口さん,石川の3名で,骨子を再検討いたしました。さらに11月17日(火)17:00〜19:00頃まで,板橋区大原社会教育会館にて,齋藤さん,石川にて検討を重ねて参りました。
 今回の研究会では,事務局にて検討を積み重ねた最終章「展望」部分を報告させていただき,皆様からのご意見やご指摘をいただく機会とさせていただければと考えております。前回のご案内と同様に,スローペースになってしまっておりますので,皆様より目が覚める厳しいご指摘をいただきたく,ご参加を何卒よろしくお願い申し上げます。
日時:2015年11月20日(金)19:00〜21:00
場所:風の部屋(杉並区永福 3-50-11-303)
 *京王井の頭線「永福町」駅下車、徒歩6分。駅前・井の頭道路を左(「西永福」駅方向)へ。三つ目の
   信号・永福体育館前の角、中村設計制作ビル3階。連絡先→090-7700-7756(小林)
内容:最終章「展望」内容の検討
記録 石川敬史、(Sun, 22 Nov 2015 14:52)
出席者(敬称略):井口啓太郎,大山 宏,小林文人,齋藤真哉,野々村恵子,石川敬史
内容:最終章「展望」の骨子と執筆分担の決定
 最終章「展望」については、本年度から長い期間検討して参りました。事務局メンバーの多忙という事情も背景にございましたが,皆様にはご迷惑おかけいたしました。今回(第26回)は,前回(9月30日:第25回)の研究フォーラムの後,事務局にて検討(10月27日,11月17日)した骨子(案)をもとに議論いたしました。
 はじめに石川より,これまで事務局にて提案した東京の社会教育の提言について,10点の方向性とキーワードを報告しました。そして井口啓太郎さん,齋藤真哉さんより、補足の意見をいただきました。しかし,小林文人先生や野々村恵子さんより、各項目の範囲が広すぎ、複数の項目と関連していることは当然であり,もっとクリアなコンセプトにするべき、という指摘がありました。
 そこで,事務局提案の10項目をベースとして,同時に,本書の目次構成も踏まえ,大都市・東京という独自性も念頭に置きながら(ワインを飲みながら)出席者全員にて忌憚のない議論を交わし,10項目におけるキーワードを明確化しました。議論では,現在の社会教育実践,未来への考え方,社会教育実践の積み重ね,東京の独自性,さらに地域社会,市民活動,子ども・若者など,社会教育行政に留まらず,広く,そして熱く議論を交わしました。
 こうした議論の後,各項目の分担者を決め,次回の研究フォーラムまでに各項目を5-10行程度で執筆することを確認しました。本来でしたら,8月頃には決定すべき内容を,ようやくこの時期にまとめることができました。
 次回は,12月22日(火)「風の部屋」(19:00から)を予定しています。今回,分担を決めた終章「展望」部分の各項目を提出し,さらに議論を積み重ねます。さらに,皆様からご提出いただいたリライト原稿の確認とともに,資料編の検討なども行う予定です。
 今年は猛暑の夏と思っていましたところ,あっという間に年末の足音が聞こえて参りました。年末のお忙しいところと存じますが,次回も皆様のご参加をお待ちしております。


38,第25回東京社会教育史研究フォーラム記録
                石川敬史(Thu, 24 Sep 2015 15:19)
ご案内 <9月30日・第25回東京社会教育史研究フォーラムご案内>
 8月の酷暑も,あっという間に過ぎ去り,秋の気配をむかえました。
 東京社会教育史研究フォーラムでは,4月,5月の集中編集会議において、皆様からご提出いただいた原稿のリライトの検討を行いました。そして前回の第24回研究フォーラム(8月)では,皆様からのリライト原稿を受けつつ,最終章「展望」の検討を積み重ねて参りました。
 9月の研究フォーラムは,日本社会教育学会などと重なり,再び定例日(毎月第三金曜日)とは異なる日時の開催となります。以下のように,再び最終章「展望」部分の検討をいたします。最終章の検討に入りまして,研究フォーラムの活動がややスローペースとなってしまったことは反省点ですが,事務局といたしまして,皆様のお力をいただきながら,着実に進めていきたいと考えております。引き続き,よろしくお願い申し上げます。
日時:2015年9月30日(水)18:30〜21:00
場所:風の部屋(杉並区永福 3-50-11-303)
 *京王井の頭線「永福町」駅下車、徒歩6分。駅前・井の頭道路を左(「西永福」駅方向)へ。
  三つ目の信号・永福体育館前の角、中村設計制作ビル3階。連絡先→090-7700-7756(小林)
内容:最終章「展望」のプロットの明確化
記録  石川 敬史、(Fri, 2 Oct 2015 16:00)
 <終章の執筆へ−第25回東京社会教育史研究フォーラム報告>
出席者(敬称略):江頭晃子,小林文人,齋藤真哉,野々村恵子,石川敬史
内容:最終章「展望」プロットの検討から執筆へ、
 前回(第24回:8月19日)に引き続き,今回も最終章「展望」を共に検討しました。前回の研究会では,齋藤真哉さん,井口啓太郎さん,石川が,最終章「展望」の構想を発表し合い,検討を重ねました。それをもとに石川が項目等を整理,これをベースに更に論議を深める作業でした。
 欠席の井口さんからは,事前にコメントをいただきました。その中で「東京社会教育」という言葉がややくどい印象,本書で取り上げられている事例を的確に当てはめていくこと(単なる抽象的な内容を避ける),方向性を指し示すような表現としたいこと,などがありました。また齋藤さんより,多元的な社会教育の拡がり,社会教育の広範なる領域,市民の協働による政策提言などが指摘されました。
 小林文人先生からは,10の提言・キーワードをいただきました。そして,ここまでの最終章「展望」に関する議論により論点はほぼ出揃った感じあり,今後は,ポイントを明確にして,分担して具体的な執筆に結びつけていく必要性が語られました。最終章「展望」部分については,宣言ではなく「提言」という表現が良いこと,そして本のタイトルをどう確定するかという話題にもなりました。
 今後の予定として、10月は最終章「展望」について事務局で執筆にとりかかること、そして,11月はこれをもとに,定例日(第三金曜日:11月20日)に研究会を開催することとなりました。
 今年も余すところあと3ヶ月。すぐに年末の足音が聞こえて参ります。執筆者の皆様からリライト原稿(完成稿)をお送りいただいております。東京社会教育史研究フォーラムの本づくり作業もいよいよ大詰め。最終段階を迎え、あらためて皆様のお力を引き続きよろしくお願いいたします。


37,第24回東京社会教育史研究フォーラム記録
          *石川敬史(Wed, 19 Aug 2015 12:12)
 <8月19日・第24回東京社会教育史研究フォーラムご案内>
 最終章「展望」のプロットを明確にするために,事務局の3人が報告いたします。今回の研究会は,事務局の都合により,定例日(毎月第三金曜日)とは異なりますが,最終章「展望」部分につきまして,皆様のお知恵をいただきたく,ご出席よろしくお願いいたします。
日時:2015年8月19日(水)18:30〜21:00
場所:風の部屋(杉並区永福 3-50-11-303)
 *京王井の頭線「永福町」駅下車、徒歩6分。駅前・井の頭道路を左(「西
  永福」駅方向)へ。三つ目の信号・永福体育館前の角、中村設計制作ビル
  3階。連絡先→090-7700-7756(小林)
内容:最終章「展望」のプロットの明確化
報告:齋藤真哉,井口啓太郎,石川敬史
★報告
出席者(敬称略):井口啓太郎,石川敬史,江頭晃子,小林文人,齋藤真哉,野々村恵子
 連日の猛暑から多少気温が下がりましたが,蒸し暑い日々が続いております。第24回の研究会,開催の通知が直前になってしまいまして,大変失礼いたしました。今回の研究会は事務局メンバー(齋藤信哉,井口啓太郎,石川敬史)が,最終章「展望」に含まれる要素・視角を報告いたしました。
 齋藤信哉さんからは,多元的な社会教育の拡がり,社会教育を共通視点とする地域とのつながり,の2点の方向性を明示したうえで,具体的に提言・展望を提起されました。さらに井口啓太郎さんからは,「東京多摩地域・都市公民館の未来像(仮)」と題して,7つのキーワードを踏まえたうえで,地域の課題・社会状況の変化,都市公民館の実践,組織と体制について具体的に提起されました。さらに石川からは,図書館の視点を踏まえながら,最終章に刻む要点として5点提起しました。
 時間も限られていましたが,ビールを飲みながら忌憚のない議論が交わされました。小林文人先生からは,大学論,文化論,労働・組合などのキーワードが抜けていること,さらには,前提となる内容が多く,各論としての具体的な提言が求めらえることについて,『ソウル宣言』を事例にご指摘いただきました。
 今回の研究会では,最終章「展望」部分について具体的な分担・執筆まで議論することができず,まずは8月末頃までに石川が本日の内容を踏まえたうえで,内容を整理することとなりました。
 次回の研究会は,学会などの都合上,再び定例日(毎月第三金曜日)とは異なる日時となりますが,9月30日(水)18:30〜(於:風の部屋)を予定しています。詳細は改めてお知らせいたします。


36,編集会議(7月)
 原稿(リライト含む)検討、未提出原稿などの対応について、20日(月・祝)14〜20時 ぐらいまで、風の部屋にて集中的な検討を行なう。(井口啓太郎)
★記録 第3回集中編集会議(編集委員会)ご報告・次回(第24回)研究会のご案内
日時:2015年7月20日,14:00〜20:00
場所:風の部屋(杉並区永福町3)
参加者(敬称略):小林文人,野々村恵子,齋藤真哉,井口啓太郎,石川敬史、栗山究(おくれて参加)
 文字通りの猛暑が続き,外出することを躊躇する日々が続いています。東京社会教育史研究フォーラムでは,6月19日(金)に第23回研究会を実施し,最終章「展望」の検討をいたしました。またその間,執筆者の皆様より,多数のリライトの原稿をお送りいただきました。お忙しいところ,編集委員会がお願いした原稿の修正にご協力いただき,誠にありがとうございました。
 こうしたリライト原稿をもとに,第3回集中編集会議は「風の部屋」にて長時間、以下の点を検討しました。
・リライト原稿の提出状況とその内容の確認
・目次・章構成全体の再検討
・コラム部分の洗い出し
・最終章「展望」の方向性の検討
 特に,執筆者の皆様が担当された各節のタイトル表現について再検討が必要となり,後日,改めて編集委員会にて調整することとなりました。また,最終章「展望」部分については,今回,事務局長・齋藤真哉さんより話題提供いただきましたが,時間切れとなってしまいました。
 そこで,次回・第24回の定例研究会では,集中編集会議の続きといたしまして,最終章「展望」のプロットを明確にするために,事務局の3人が報告いたします。今回の研究会は,事務局の都合により,毎月第三金曜日とは異なりますが,最終章「展望」部分につきまして,皆様のお知恵をいただきたく,ご予定の上ご出席よろしくお願いいたします。
日時:2015年8月19日(水)18:30〜21:00
場所:風の部屋(杉並区永福町3−50−11−303)
内容:最終章「展望」のプロットの明確化(齋藤真哉,井口啓太郎,石川敬史)


35,第23回東京社会教育史研究フォーラム開催ご案内

           *井口啓太郎(Wed, 10 Jun 2015 15:37)
 この間、東京社会教育史研究フォーラムは、出版企画の編集作業という暗いトンネルのなか、歩みを進めています。4月29日、5月22日に連続的に行われた編集会議では、提出された原稿を読み合い、どのようなリライト依頼を行うか、両日合計12時間以上を要して集中検討しました。ご出席のみなさん、大変お疲れ様でした。
 提出原稿はようやく8割超え、これをさらにブラッシュアップして、良い本に仕上げていくためのリライトをお願いしていくことになります。恐らく今夏が編集作業の山場、トンネルの先に光が見える頃となりましょう。執筆者や編集委員のみなさんには、さらなるご協力をお願いするところです。
 しかし、まだ原稿の内容が集団的に詰め切れていない終章が残っています。そこで今回の研究会(拡大編集会議)は、誰でも参加できる形式で、東京社会教育の「展望」について研究討議します。報告・提案は、編集委員会事務局長の齋藤真哉さん(板橋区社会教育主事)。1990年代以降、大きく後退し続けてきた東京社会教育の体制に悲嘆するのではなく、すでにある私達の蓄積の中に可能性を再発見し、さらに視野をひろげ、新しい動きに光をあてて、大胆に展望を語り合いたいと思います。編集会議・執筆メンバー以外の方も、ご関心ある方は、ぜひご参加をください。
日時:2015年6月19日(金)19:00〜21:00
会場:高井戸地域区民センター第3集会室
内容:「東京社会教育の歩み」(仮称)終章「展望」をどう描くか
報告:齋藤真哉さん(板橋区社会教育主事)
問合せ:090-4620-4643(井口)
★記録


34,東京社会教育史研究フォーラム 第2回集中編集会議のご案内
                  石川敬史 Date: Fri, 15 May 2015 12:42:
 4月29日(水)に第1回の集中編集会議を終え,熱気を保ち続けながら第2回の集中編集会議を続けてご案内いたします。第2回の集中編集会議では,第1回目で検討できなかった原稿の確認や,第1回目に欠席された編集委員の皆様からのご意見も共有いたします。
 第2回にて最終の原稿確認となります。編集委員の皆様のみならず,執筆者の皆様も参加を歓迎いたします。会場は高井戸になります。また時間帯により集会室が異なりますので,ご注意ください。長時間の会議となりますが,よろしくお願いいたします。
日時:2015年5月22日(金)14時から21時
会場:高井戸地域区民センター
   14:00から15:00 第4集会室 (会場は13:00から予約済)
   16:00から21:00 第6集会室(特別室)
 なお5月の定例研究会は第2回集中編集会議といたします。6月の定例研究会(第23回)は,6月19日(金)を予定しています。詳細は追ってご案内申し上げます。

33,編集委員会による集中作業ご案内
              齋藤真哉(Sun, 19 Apr 2015 15:19)
 <東京の社会教育のあゆみ・集中編集会議(編集委員会)>
 編集委員の皆様へ 17日、「東京の社会教育のあゆみ」の編集会議が開催されました。そこで、これまで執筆を依頼し、ご提出いただいた全ての原稿について、編集委員により、依頼条件を踏まえて、内容・字数などを確認し、リライト等について検討を行なうための編集会議を開催します。お忙しいことととは存じますが、万障お繰り上げの上、ご出席をお願いいたします。なお、原稿を各自でご用意いただき、事前に目を通していただきますようお願いいたします。
第1回;平成27年4月29日(水・祝日)13時から20時 会場;「風の部屋」
第2回;平成27年5月22日(金)14時から21時 会場;杉並・高井戸地域区民センター
★記録1 (石川 敬史、Thu, 30 Apr 2015 05:11:02)
・日時:2015年4月29日(水)13:30‐20:00 ・場所:風の部屋
・参加者(敬称略):小林文人,齋藤信哉,野々村恵子,山添路子,石川敬史
・内容:「集中」の編集会議の第一回目として,多くの執筆者の皆様からご提出いただいた原稿の全体像も踏まえ,しかし各執筆者の個性は生かしつつ,内容とリライト事項の検討を行いました。野々村さんより,(お花見かピクニックに出かけたくなるような)フルーツやサンドウィッチなどをお持ちいただきまして,議論に集中することができました。重たいお荷物にも関わらず,本当にありがとうございました!!
★記録  昨日(29日)はお疲れさまでした。各原稿の確認,リライトの方向性,今後の研究会,展望についてなどの検討を行い,大変密度の濃い時間でした。
 以下(添付・略),簡単ではございますが,昨日の記録と,次回の開催の案内を作成いたしました。誤りなどございましたら,ご指摘いただけますでしょうか。また,添付のファイルには昨日,各原稿について検討した内容を簡単に記載しております。やや言葉足らずなところもございますが,細かい字句の確認ではなく,原稿内容の方向性の再確認,という位置づけになろうと思います。長文(詳細・略)になりますが,よろしくお願いいたします。

32,第22回東京社会教育史研究フォーラム開催のご案内
            石川 敬史 (Thu, 9 Apr 2015 03:06)
 4月も中旬へ、満開だった桜もしだいに緑が増えてきました。急に真冬のような天候になりましたが、新年度をむかえ、慌ただしい毎日をお過ごしのことと存じます。
 さて,前回(第21回)東京社会教育史研究フォーラムでは,谷岡重則さんより,世田谷区の社会教育史を中心に大変興味深いお話しいただきました。また,小林先生より,通史をデザインする上で必要な基本文献も紹介いただきました。
 この間、事務局では(動きが遅くなり大変ご迷惑おかけいたしましたが)皆様からの原稿の確認・調整や,最終章の検討を進めて参りました。そこで,今回の研究会は拡大編集委員会と位置づけ,これまでの経過報告をはじめ,今後のスケジュールの確認を皆様とともに行います。また,全体構成を概観しながら、1ページ程度の「コラム」部分を再検討します。引き続き,皆様のご助力をよろしくお願いいたします。
 なお,会場はこれまでの国立市公民館とは異なり,高井戸地域区民センター(井の頭線・高井戸駅)となりますのでご注意ください。
日時:2015年4月17日(金)19:00〜21:00
会場:高井戸地域区民センター第3集会室 ★前回と会場が異なります!
内容: ・これまでの経過報告とスケジュールの確認(井口啓太郎)
     ・全体構成をみながら「コラム」部分等の検討
     ・最終章・構想と進め方について(小林文人)
     ・資料編,年表編など
★記録 齋藤 真哉(Sun, 19 Apr 2015 18:23) 南の風3481号
・内容:今後の編集の進め方について、「終章」をどう書くか 
・出席者(敬称略)井口啓太郎、井上恵子、小林文人、齋藤真哉、佐藤進、野々村恵子
 第22回研究会では、まず「東京・社会教育の歩み」の今後の編集の進め方についての検討を行ないました。
 この本の企画が出された時は、小型本として、東京の戦後の社会教育の歩みを概観する小さな試みを想定していました。何をどのように記述するかという議論を重ねていく過程で、東京都立教育研究所『東京都教育史』通史編4に続いて発刊予定であった通史編5が未刊のまま原稿の所在が分からなくなったということもあり、中型本として、可能な範囲で体系的な「社会教育史」を執筆・編集していこういう方向にかわりました。
 但し、東京は、大都市であり、日本の各地に影響を与えた独自の社会教育の歴史があること、特別区と三多摩では歴史的な経緯が異なるので一概に論ずることができないことなどを踏まえながら、手探り状態でテーマを立てて、当事者ならびに史実に基づいて再構成できる方々に執筆を依頼してきました。
 多くの原稿をお出しいただいたところで、編集方針を再度確認し、執筆者にリライト等を依頼するための編集会議(拡大事務局会議)を4月と5月に十分な時間をとって行なうことになりました。ご執筆いただきました皆さまに、これからリライト等のご依頼がありましたら、よろしくお願いいたします。
 なお小林先生が担当される通史「戦後〜1989年 政策・行政・施設史」(上記・通史編4,同5−未刊)につきましては、TOAFAEC ホームページに未刊部分を含めて(元原稿として)収録されていますから、ご覧ください。→■http://www004.upp.so-net.ne.jp/fumi-k/tokyourekisi2.htm 
 次に、「終章」をどう書くか」について小林先生から提案がありました。 
1,歴史的事実を綴り、終章・まとめにかえて「東京の社会教育」への期待、課題・展望を「提案」風に示す。
2,「東京の社会教育」がいま“停滞”“解体”しつつある現状を踏まえなが ら、近現代の都市が独自の「社会教育」(成人教育、生涯教育等)を形成してきたことは世界史的事実であり、東京もまた戦後史のなかで社会教育の体制を歴史的に蓄積してきた。その蓄積を確かめ、発展をめざす視点をもつ。
3,これまでの社会教育行政の枠組だけでなく、他行政や諸社会活動に視野を拡げ、市民活動の拡がりのなかにも「社会教育」(市民の学習・文化活動)が取り組まれてきたことを“再発見”する。社会教育行政からの一元的な見方を脱皮し、多元的にとらえる視点から未来を展望していく。
4,あらためて検討を深めたい項目案。具体的な提言・展望に結びつける。
(1)(1990年代〜)市民活動・ボランティア運動(板橋、世田谷など)にみる取り組みから、市民セクター・NPO
 の胎動と社会教育がどのように関わってきたのかを明らかにする。
(2)社会教育と社会福祉の結合の視点。(参考:松本市「福祉ひろば」、松田武雄編『社会教育福祉の諸相と
 課題』2015 大学教育出版)
(3)「社会教育」専門職制度の定着と発展。(4)公民館・社会教育会館等の社会教育施設固有の役割。
(5)都市社会教育における地域論の再発見 −学校区による計画論、学校教育支援計画と実践。
(6)大学のもつ社会教育的役割について。
(7)夜間中学・日本語教室など大都市社会教育における識字教育・実践。
(8)職業能力開発・労働者教育。
(9)文化論からの追求。
5,終章の執筆については、事務局から素案を提起し、拡大編集委員会(研究会)で協議の上、取りまとめる。
6,「東京社会教育行政関係資料(旧立川・多摩社会教育会館−市民活動サービスコーナー・所蔵資料)が和光大学図書館により整理され、そのリストが作成された(岩本陽児氏 *南の風3477号)。資料は約1万点。今後どのように活用していくか。(以上・小林「終章をどう書くか」提案)

 小林「終章をどう書くか」提案に関しては、時間的にほとんど協議することができませんでした。いずれ終章について、6月以降の定例研究会にて事務局長が素案を提出しますので、ご検討をお願いします。
 「東京社会教育行政関係資料」は、東京都が廃棄し和光大学図書館でレスキューされたもの。このほど同図書館によって作成されたリストの活用(資料のデータベース化など)が課題。併せて(研究会終了後の別の場所で話題となっ
たことですが)『東京・社会教育の歩み』出版が、ゴールではなく、この本の刊行を契機として、次世代へ、東京の社会教育の歴史を手渡していく試み、むしろそのスタートである、ということも出されました。
 次回の研究会(第23回)は6月を予定しておりますが、詳細は追ってご連絡します。また、@4月29日(水)13時から20時「風の部屋」にて、A5月22日(金)14時から21時(会場未定)、拡大編集事務局会議による集中的な編集作業を行なう予定です。

31,第21回東京社会教育史研究フォーラム ご案内 (南の風3457号)
          石川 敬史(十文字学園女子大学) Sun, 1 Mar 2015 02:43
 前回(2015年初回)の研究フィーラムでは,これまで懸案になっていた最終章「展望」部分について事務局メンバーから提案しました。これを踏まえて,2月は研究フォーラムを開催せず,事務局会議を開催(2月28日)し,今後のスケジュールとあわせて,皆様より鋭意ご執筆いただいた原稿の確認,最終章「展望」部分の検討などを行いました。
 第21回研究会では,戦後の通史(23区)を担当されます谷岡重則さんより,通史のご執筆内容を視野に入れながら,主に世田谷区における社会教育の戦後史を切り口として,谷岡重則さんのご経験を踏まえられながら,お話いただきます。そして,小林文人先生より,当時の資料や基本文献の紹介もいただく予定です。
 皆様より数多くの原稿が集まり,これから事務局にてさらに調整・確認の作業を進めていく段階に入りました。引き続き,皆様のお力をよろしくお願いいたします。
日時:2015年3月6日(金)19:00〜21:00
内容:通史編(執筆分担分)を視野に−担世田谷区の戦後史について(仮) 谷岡重則さん
会場:国立市公民館
★記録  石川 敬史(Sat, 7 Mar 2015 04:30)
・出席者(敬称略):井上恵子,岩本陽児,江頭晃子,小林文人,橋田慈子,的野信一,石川敬史
 東京社会教育史研究フォーラムは,これまでに毎月第3金曜日に定例の研究会を開催していましたが,3月は事務局メンバーの都合から、6日(金)に開かれました。
 戦後の通史(23区)を担当される谷岡重則さんより,これまでに世田谷区にて長年,社会教育主事として活動された歩みを振り返りながら,時系列的かつ学習文化活動の視点からお話しいただきました。
 はじめに,1979年に社会教育主事として採用された池之上青少年会館における仕事から始まりました。社会教育施設づくり運動を支えた人たちの思い,しかし「社会教育」の言葉なき世田谷区新基本計画における地域コミュニティセンター計画下の社会教育施設の配置。他方で,対立や排除を伴う地域の活動に社会教育職員としてどのような関係づくりをするのか,住民組織・社会教育関係団体・社会教育職員の仕事,役割が重なりあって,社会教育施設の住民参加と自治が創られていくと強調されました。
 また,世田谷区の社会教育の特徴である自主グループの組織化に関して,婦人学級(1967〜)と生活学校(1967〜)との関係性,さらには学級講座の参加者が企画運営のリーダー層となる展開(自主的な学習団体形成へ),そしてこうしたリーダー層が,区行政の各種委員になり,地域活動の担い手と広がる大きな流れを話されました。
 1970年代中頃の転換期においては,社会教育関係団体と行政との関係が激変しますが,その後の市民学習グループの行政に対する要望・政策提言が活発化し,社会教育委員「準公選」の導入へとつながっていったそうです。
 さらに1970年代の多様な市民活動として,生協運動,冒険遊び場づくり運動,老人給食協力会ふきのとう,自主保育グループ,協同団地自治会,世田谷ボランティア協会などの活動,発足の背景について,とりわけ運動を担う世田谷の新住民,団地住民,他方で地主層・旧住民層の関係についても触れられました。
 質疑では,今回お話しされた1970〜1980年代以降,1990年代(行革,首長部局への移管問題,2000年代(教育ビジョン,地域で子どもを育てる)の特徴について,また婦人学級や生活学校の展開について,江頭晃子さんが担当される通史(多摩)との関わりについて議論になりました。
 最後に小林文人先生より,「通史編−住民の学習文化活動・市民活動(23区・戦後〜)に関するメモ」と題し,@戦後初期,A公的行政と住民の学習活動・市民活動、B関係団体の歴史的経過について,通史をデザインするにあたっての視角と基本文献の紹介をいただきました。
 谷岡さんのお話,そして小林先生の指摘から,世田谷区の1970年代以降の社会教育史の大きな流れから,多摩を含めた東京社会教育史全体について,参加者とともに考えることができました。
 今回,突然のお願いにも関わらず,谷岡さんには資料をご用意いただきました。小林先生には基本文献を持参いただき、ありがとうございました。次回は定例の第3金曜日(4月17日)となります。追って詳細ご案内します。

30,第16回事務局会議ー入稿原稿の検討、今後のすすめ方について
   日時:2015年2月28日(土)19::00〜 会場:国立市公民館
事務局会議の記録
・参加者:小林,野々村,山添,石川
・内容−各原稿の提出状況の確認、各原稿リライト依頼(担当者確認)、今後のスケジュールと
      終章・展望部分について、3月の研究フォーラム
・各執筆者の原稿のリライト担当について【添付のエクセルファイル参照】
・事務局担当が各執筆者と調整(直接会うなど)し,リライトの依頼(もしくは事務局担当が直接リライト),
 原稿の調整を行う。
・西暦,23区・特別区,算用数字などの統一は,事務局が最後にまとめて行う。→西暦で統一。
・最終章「展望」部分について−事務局3人がまとめる。10ページ程度。
・3月下旬から4月にかけて,事務局会議の開催、さらに議論が必要。本のタイトルも考える。
・資料編について
・年表,統計,基本文献リスト,基本的な答申施策窓について,担当者調整(要事務局会議)。
・4月以降の研究フォーラム−第三金曜とする。4月17日(金),5月15日(金)・・・・


29,
第20回(東京社会教育史研究フォーラム)研究会
  ご案内
           石川 敬史(Wed, 14 Jan 2015 06:32)
 早いもので2015年となりました。本年もよろしくお願いいたします。
 東京社会教育史研究フォーラムの第1回の研究会は、2012年9月28日。既に2年以上が経過したことになります。これまでに,多くの方より刺激的なご報告をいただき,参加者とともに東京社会教育を編む意義や価値を再認識して参りました。
 昨年から時間が経ちましたので、振り返りますと,前回の研究会は,11月28日(金)にTOAFAEC第211回(11月定例)研究会との合同開催として,江頭晃子さんより「東京社会教育の歩み・通史編−市民運動・NPO活動の視点から」と題してご報告いただきました。その後,12月8日(月)に国立市公民館において拡大事務局会議を行い,原稿の提出状況や、内容の確認,目次構成の再検討(とりわけ特論部分)を鋭意行いました。
 この間,執筆者の皆様より原稿を数多くお送りいただきました。お忙しい中,ありがとうございました。また、原稿執筆が遅れている各位には、あらためて1月末に締切日を再設定し、執筆をお急ぎいただくよう文書を差し上げました。どうぞよろしくお願いいたします。
 第20回研究会では,事務局(齋藤,井口,石川)より,これまで懸案になっていた最終章「展望」部分の提案をさせていただき,皆様とともに方向性と内容を検討いたします。ご参加をお待ちしています。
日時:2015年1月23日(金)19:00〜21:30
内容:東京社会教育の歩み・最終章をどう書くか(総括・課題・展望)
報告:研究フォーラム事務局(齋藤真哉、井口啓太郎,石川敬史)
会場:国立市公民館
★記録 石川 敬史(Sat, 24 Jan 2015 11:02)
・日時:2015年1月23日(金)19:00〜21:30
・内容:東京社会教育の歩み・最終章をどう書くか(総括・課題・展望)
・報告:研究フォーラム事務局(齋藤真哉、井口啓太郎,石川敬史)
・会場:国立市公民館
・出席者(敬称略)井口啓太郎,五十嵐誠(板橋区大原社会教育会館),井上恵子,江頭晃子,
            栗山究,小林文人,齋藤真哉,野々村恵子,石川敬史
・内容
 風が冷たく,国立駅から国立市公民館までの道のりが長く感じられるる季節。第20回の研究会(2015年初回の研究会)を開催いたしました。今回の研究会は,これまで懸案となっていた最終章について,「東京社会教育の歩み・最終章をどう書くか(総括・課題・展望)」と題して,事務局(齋藤,井口,石川)が提案し,参加者のみなさんとともに最終章の方向性を検討しました。
 まずはじめに、井口啓太郎さん(国立市公民館)が「現代都市公民館構想メモ」と題して,『南の風』掲載の「三多摩テーゼへの批判」を再検討し,今日の東京には21世紀の時代背景を踏まえた公民館構想が求められる,と静かに語りかけました。そして,どのように東京の都市公民館の実践像(=アイデンティティ=遺産)を引き継ぐのか,という点について,大きく3つの潮流をデザインしました。
 それは,@1990年代以降の教養型講座の拡散・多様化,A「個の自立と民主主義」(徳永功)路線の盛隆と衰退,Bそして「中間層」のみならず「周辺層」への視点が意識されたこと,についてです。加えて,多くの課題がボーダレス化する中で,他の領域・機関・団体とのネットワーク化が今後のキーワードになると大胆に説きました。さらに,井口さんの問題意識として,高度経済成長期の交通インフラの発達やWebやSNSといったICT の活用により,行政区分をこえた自治体社会教育のあり方と,人と人がつながる手段の多元化について触れられました。
 次に,石川敬史(十文字学園女子大)より「最終章への視角と展望(メモ)」と題して図書館史研究の視角から課題を提起しました。図書館という単なる施設論の枠組み・単線的な活動・運動を視るのではなく,公民館(社会教育)と図書館,児童文化運動と地域文庫など,相互に重なり合っていた事実,しかし緊張関係が内在する事実をどのように描くのかを指摘しました。
 また,「図書館の集会活動」(千葉治)の目的など,現在において忘れ去れている事実を再評価する意義を説きました。しかし,今回のテーマと報告内容がずれてしまい,積極的な提言ではなく,方法論に終始してしまいました。
 最後に齋藤真哉さん(板橋区大原社会教育会館)が,板橋区の実践を踏まえたうえで,ボランティア・市民活動における社会教育的活動の意味を熱く語りました。2014年の地方教育行政法の改正による,社会教育行政・施設の現場への影響,ボランティア団体・市民への影響が大きくない点を触れたうえで,ボランティア・市民活動が行政と対等に渡り合い,着実に力をつけていることについて,世田谷区と板橋区のボランティア団体の実践を事例として紹介しました。特に,これら団体には課題の解決のため,多様な組織体とのネットワーク構築の特徴があるとのこと。社会教育行政として求められているのは,行政とイコールパートナーとして,先駆的な活動に取り組む団体であり,そのうえで,社会教育職員の役割を展望すると,団体の“よさ”に目を向け,団体同士の学び合い,力量の形成など,“よさ”を活かした支援について,齋藤さんは強調しました。
 そして,最後に以下のような点について議論になりました。
・たとえば夜間中学や地域の日本語教室等にみられるリテラシー実践の社会教育的な拡がりに注目
 する。せまく社会教育の公的セクターだけでなく、社会教育を捉える広い視点,豊かな可能性,多元
 的な視点をもってとらえかえす重要性。
・事実として歴史を視るとともに,事実を整理し,どのように解釈するのかという視点について。
・社会教育におけるボランティアの位置と意義,さらには市民活動における社会教育性について。
・世田谷区や板橋区など行政のボーダーの枠内ではなく,文化やコミュニティ,市民の活動全体を
 捉える視点。
・個々の社会教育職員の活動のみならず,行政全体で団体に対する持続可能な支援の在り方。

 最後に「最終章をどう書くか」について、小林文人先生より,今日の議論を踏まえ,新しい社会教育への視角,多元的な視点,未来への提言について、できるだけ具体的な課題・項目をあげて提示していくこと,事務局でまとめていく方向性を示されました。同時に「誰に」対して提言していくのか、といった点について,さらに事務局で検討することになりました。
 次回の研究会は,3月6日(金)19:00から(国立市公民館)を予定しています。2月(20日)は事務局会議を開催いたします。これまで皆様より鋭意ご執筆いただきました原稿の確認,そして、今回の研究会で議論した最終章部分について,検討して参ります。詳細につきましては,改めてお知らせいたします。


28,原稿提出・その後の状況(中間報告)とあらためてのお願い 2014年12月25日 
 『東京・社会教育のあゆみ』(仮題)執筆者各位 
                             東京社会教育史編集委員会委員長 小林 文人
 拝啓 2014年も残すところわずかとなりました。皆さまには、お変わりなく、お元気にご活躍のことと存じます。
 2012年の秋に企画・編集を始めた『東京・社会教育のあゆみ―歴史と現在、可能性を問う―』(仮題)は、その後、編集会議・同事務局会議・執筆者を含む拡大編集会議(研究会)など、活発な活動を重ねて、丸2年余が経過しました。記録は「東京社会教育史研究フォーラム」ホームページをご覧下さい。
 この間、2014年4月に執筆者各位(約40名)に正式に「執筆依頼」を差し上げました。ご担当の課題について、6月にレジメを提出いただき、10月に原稿締切の期日を設定し、皆様のご協力をお願いしてきたことはご承知の通りです。今年は、私たちにとって「東京社会教育史」資料収集・分析検討・執筆活動に挌闘してきた1年となりました。ご助力に心からの感謝を申しあげます。
 編集会議として、ご提出のレジメ検討や期日までに書き上げていただいた原稿の査読やリライトへのお願いなど編集作業につとめてきました。はやばやと原稿提出の各位には、まことに有り難うございました。
 しかし未だ大半の方には原稿ご提出がなく、この間、すでに3ヶ月が経過しています。また新しい課題について第2次の原稿依頼をした経過もあり、全体として予定スケジュールが大幅に遅れている状況です。
 先日の編集事務局会議において、最終の原稿締切を来年(2015年)1月末に延期することを申し合わせ、原稿未提出の各位のご協力をお願いすることといたしました。ご多忙のなか恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
 この機会に、いい本に結実させたいという編集委員会の思いを共有いただき、(原稿未提出の方の)ご執筆をお急ぎいただくよう重ねてお願いする次第です。
 皆様、よいお年をお迎えください。新しい年、新しい本が誕生することを祈念しつつ。敬具


27,編集事務局会議(第15回) 齋藤真哉 (Tue, 2 Dec 2014 11:08:16)
 <8日−「『東京の社会教育のあゆみ』編集事務局会議の開催>
 皆さま、今年も師走となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
 さて、12月8日(月)18時30分から、国立市公民館にて、『東京の社会教育のあゆみ』編集に関わる事務局会議を開催いたしますので、ご出席をいただきますようお願いいたします。
 なお、事務局の皆さまには山添さんから送信いただいております原稿に事前に目を通していただければありがたく存じます。
 また、通史・特論の執筆のご依頼をさせていただいております方で、内容等につきまして、編集委員長にご相談等がございましたら、是非ともお越しください。編集委員長によろしくお願いいたします。


26,第19回(東京社会教育史研究フォーラム)研究会
  ご案内
         *石川 敬史(Sat, 8 Nov 2014 18:01):09
 <TOAFAEC 11月定例(第211回)研究会と合同開催>
 TOAFAEC 定例会と併行して、東京社会教育史研究フォーラムの研究会がほぼ毎月の定例開催、活発な活動を続けています。いま来年の夏を目標に『東京社会教育の歩み』(仮題)出版に向けて鋭意執筆中、今後が楽しみです。
 これまで、何度か両研究会による合同開催が企画されてきました(昨年10月、「東京社会教育史の出版構想」等)。今回1年ぶりの合同研究会(TOAFAEC 第211回、東京社会教育史フォーラム第19回研究会)となります。
 テーマは『東京社会教育の歩み』「通史」について、市民運動・NPO 活動の視点からどう書くか。三多摩の動きを中心に、執筆を担当される江頭晃子さんにご報告いただきます。すでに江頭さんは2014年6月(TOAFAEC 第207回)研究会にて「市民アーカイブ多摩への期待」と題してお話しいただきました。都立多摩社会教育会館(旧)市民活動サービスコーナーでのご経験,そして現在はNPO 法人「アンティ多摩」の常勤スタッフとしての活動など,常に市民活動やNPO活動の最前線に立って活動されています。
 こうした活動をはじめ「市民運動」「NPO 活動」の歩みを、東京社会教育史の「通史編」として執筆されるにあたり,江頭さんのご執筆構想(内容)や課題をお話しいただきます。多数のご参加をお待ちします。
・日時:2014年11月28日(金)18時30分〜20時50分
・テーマ:「東京社会教育の歩み・通史編−市民運動・NPO活動の視点から」
・報告:江頭晃子さん(NPO市民活動サポートセンター・アンティ多摩)
・場所:杉並・高井戸地域区民センター 第4集会室
    〒168−0072杉並区高井戸東3−7−5 TEL 03−3331−7841
    *京王井の頭線「高井戸」駅下車3分(環八を渡ってすぐ)
・終了後(21:00〜)懇親・交流会「イーストビレッジ」Tel 03-5346-2077
    *高井戸駅から徒歩2分。環八・神田川傍マンションビル(裏側)1階

江頭晃子さん、瀬川理恵さん撮影 (高井戸、20141129)


★記録
石川敬史 Tue, 2 Dec 2014 14:08
出席者(敬称略):井口啓太郎,井谷泰彦,井上恵子,栗山究,小林文人,齋藤真哉,瀬川理恵,
            野々村恵子,的野信一,安井節子,石川敬史
・内容
 東京社会教育史研究フォーラム第19回定例会は,TOAFAEC第211回(11月定例)研究会との合同開催でした。お話は,通史編の市民活動・運動史のうち,主に三多摩を担当される江頭晃子さん。都立多摩社会教育会館(旧)市民活動サービスコーナー,そして現在のNPO 法人「アンティ多摩」常勤スタッフとしての経験をふまえながら,市民運動・NPO 活動の視点から東京社会教育史について,多くの刺激的な課題を提起されました。
 特に,ミニコミや記念誌などを収集し整理した経験から,1945年代から2010年代までの東京・多摩地域の市民活動史について,資料に基づき具体的な事例を丁寧にあげ,時系列的に各年代の特徴を捉えたお話しは,江頭さんだからこそデザインできる通史と言えるでしょう。ひとつひとつの「木」を視るのと同時に,全体の「森」を視ながら、各時代の流れと特徴を提示されました。そして,市民活動・運動史の通史をどう書くか,という議論は時間が足りず,あっという間に会場の閉室時刻となりました。
 例えば「市民活動」と「市民運動」という言葉について,時代を通してみると,70-80年代と2010年代では,範囲や領域が大きく変化していること,三多摩の地域変貌と保守的地盤,公共の解体と代役(市場化、委託、ボランティア化),公共を担う「市民活動」,さらには2010年代以降の「学び」の形骸化など,議論は尽きませんでした。今後の執筆にあたり,市民活動の歩みを大胆に整理する、時代的な特徴を踏まえた論点を軸に組み立ててはどうか、などの意見も。
 小林文人先生からは,PTA の歴史的役割、地域の国際化・多文化,労働組合と地域、学生運動など、三多摩独自の歴史についての指摘がありました。江頭さんのお話から参加者一同,大きな刺激を受けました。


25,第18回(東京社会教育史研究フォーラム)研究会
  ご案内
           石川 敬史(Thu, 2 Oct 2014 05:16)
・日時:2014年10月17日(金)19:00〜21:00
・会場:東京・国立市公民館
・報告:上平泰博さん(協同総合研究所(ワーカーズコープ連合会))
・内容:「児童文化・児童館運動・子どもの居場所」(第2章)について
 9月の第17回定例会では、齋藤事務局長による板橋区社会教育に関する熱いお話しでしたが、その余韻が残る中,あっという間に10月の第18回研究会をむかえることとなりました。
 第18回研究会は,第2章「児童文化・児童館運動・子どもの居場所」を担当される上平泰博さんにお話しいただきます。全国各地を飛び回り,大変お忙しい中、東京社会教育史研究フォーラム・研究会としては初めて登壇いただきます。首都東京の社会教育実践の中でも子ども・児童への視点は重要な位置を占めているといえます。
 また,上平さんのお話しを踏まえ,執筆者の皆様がご担当される内容の確認,さらには事務局における検討事項も皆様と共有できればと考えております。皆様のご参加をお待ちしております。
★記録 石川 敬史、(Sun, 19 Oct 2014 10:35)
 <東京社会教育史研究フォーラム 第18回定例会 報告>
・日時:2014年10月17日(金)19:00-21:15
・テーマ:戦後東京の子どもの社会史と児童館の歩みを中心に
・お話:上平泰博さん(ワーカーズコープ・協同総合研究所)
・出席者(敬称略):新井弥生(十文字学園女子大学生),井上恵子,岩本陽児,上平泰博,
 小林文人,小林友理香(十文字学園女子大学生),齋藤真哉,齋藤史人,関本保孝,武田拡明,
 南銀伊(早稲田大学・院),野々村恵子,橋田慈子,的野信一,石川敬史
・内容
 第18回研究会は,多くの方々にご参加いただき,大変にぎやかな研究会となりました。第2章「児童文化・児童館運動・子どもの居場所」の項目を担当される上平さんのお話しは,ご自身の学生時代(和光大学)の子ども会,少年団活動から始まりました。その後、学校外の教育活動に関心を持ち続け,品川区の児童館に勤務されていた時代には,少年団と児童館という2点の研究視点が明確になり,現在の問題意識へと積み重ねられているといったお話しでした。はじめに,「戦後東京の子どもの社会(教育)史に着目した問題意識と歴史認識の方法」として,歴史を視る眼を提起されました。明治期から戦前昭和の時代における国家の地方支配(「地域の地方化」),経済発展を背景に大都市であり続けなければならなくなった「田舎なき東京の子どもたち」,その一方で「ハイカラ都市」東京の特殊性をお話しされました。さらに戦後・とりわけ経済成長期に個別分断孤立化した社会構造,学校中心の政策が強まるといった問題意識から,これからは縮小型コミュニティー社会が本来の姿であり,制度に依存しすぎない事業の展開を熱く説かれました。
 そのうえで,「校外子ども組織と児童館の戦後10年」として,戦後の中でもとりわけ戦後10年に着目。独自に作成された年表(1945年〜)に基づき,東京における戦災孤児や浮浪児の問題,保護所の開設,孤児調査,家出児童の実態とともに,緑陰子供会,ボーイスカウト,児童館の設置を時系列的に説明いただきました。特に児童館は,自主的に創設された施設の歴史から、東京都の制度的枠組みの中に位置づけられてきた歴史、縦割り行政の中で教育・福祉などの統合性・複合性を持つ強みがあることなど,戦前のセツルメントの歴史から視える視角もお話しいただきました。
 後半の質疑・議論では、小林文人先生より補足的にいくつかの課題提起がありました。第一に,社会教育を行政の枠組で狭く捉えるのではなく、その枠組から脱して広く捉える視点,たとえば。戦後史のなかで地域と「子ども」の問題を社会教育史として考えていく。第二には、具体的に戦後東京の児童福祉との関わり、加えて(学生のサークル活動を含めて)子ども会、人形劇,紙芝居,演劇などの児童文化運動。第三に,1990年代の川崎市「子どもの権利条例」にみられるような、東京における子どもの権利に関わる施策や運動がどんな展開であったかなど。また「子どもの社会史」が示唆することとして、東京の「若者・青年の社会史」の視点から東京の社会教育史をどうえがいていくかの課題も。「若者・青年史」については、国立市公民館・橋田慈子さんより関心が示されました。
 こんご東京社会教育史の執筆がすすむなかで、まずは事実をしっかり踏まえ記述すること,まだ十分に知らない事実があり、資料に基づきながら,私たちの東京社会教育史の歴史を綴る必要があることなどが確認されました。
 次回,第19回の定例会は,11月28日(金)を予定しています。TOAFAEC・第211回(11月定例)研究会との合同開催となります。詳細につきましては,追ってご案内いたします。


24,第17回研究会  (石川敬史、Wed, 10 Sep 2014 11:44)
 <東京社会教育史研究フォーラム−第17回研究会ご案内
 暑い暑い夏も過ぎ去りました。しかしゲリラ豪雨など,各地で不安定な天候が続いています。
 東京社会教育史研究フォーラムは,今年度より毎月3金曜日に研究例会を積み重ねて参りました。また,8月8日には事務局会議を開催し,執筆予定者からご提出いただいたレジュメを検討いたしました。とりわけ,「第4章」展望について,本フォーラムにてこれまでに十分な検討がなされておらず,今後議論を深めていくことになりました。
 今回の第17回研究会では,本フォーラム事務局長の齋藤真哉さんより,板橋区の事例をお話しいただくとともに,「第4章」展望についてご提案いただき,皆様と共に議論する場をつくりたいと考えています。
 すでに9月も中旬に入りました。ご執筆の皆様におかれましては,資料の収集はもちろん、執筆も順調に進んでいることと存じます。担当のご執筆をもとに、「第4章」についても今後の東京社会教育の「展望」をさぐる方向で、ぜひ皆様のご意見を伺うことができればと考えています。
 ご参加をお待ちしています。
・日時:2014年9月19日(金)19:00〜21:00
・会場:国立市公民館(会場は掲示にてご確認ください)
・内容:板橋区の事例報告をもとに、第4章「展望」に向けての提案
・報告:齋藤真哉さん(本研究フォーラム事務局長、板橋区社会教育主事)

★記録 
石川敬史(南の風3379号)
  −板橋区の事例報告をもとに、第4章「展望」に向けての提案−報告:斉藤真哉さん
・出席者(敬称略):井口啓太郎,石川敬史,井上恵子,岩本陽児,上平泰博,小林文人,齋藤真哉,
            佐藤進,野々村恵子,橋田慈子,的野信一
 第17回研究会は,本研究フォーラム事務局長の齋藤真哉さん(板橋区社会教育主事)より,「都区制度の変遷及び板橋区の社会教育のあゆみから特別区の社会教育の特徴を探る」と題して,勤務されている板橋区の事例をもとにお話しいただきました。
 まずは,「特別区とは何か」という特別区制度の概要を押さえながら,特別区の歴史と板橋区の社会教育の歴史を年表に基づき,時系列的にお話いただきました。とりわけ,1956年に職業教育を担う板橋区立中学校産業教育共同実習所が開設されたこと,1959年に板橋区立霧ヶ峰高原学園が開設されたこと,さらに1965年が福祉元年と指摘されるように,この年以降,1967年児童館,1969年に社会教育センター,1970年に中央図書館,1972年に郷土資料館,1979年に社会教育会館が相次いで開設されました。
 こうした歴史の中でもとりわけ,1972年に開設された高島平団地に焦点をあて,団地住民が刊行した『高島平新聞』(月1回刊行)の意義に触れられました。団地という「ハード」(施設)は整備されたが,「ソフトは私がつくる」という『高島平新聞』の一節を紹介し,団地自治会の意義と板橋区・社会教育の位置を解説しました。
 さらに,板橋区・社会教育における近年の動向もお話しいただきました。学校教育と社会教育をつなぐ動き,とりわけ総合的学習の時間に地域住民が関わることで学校教育をサポートする「地域教育サポートネット」の実践,板橋区の「ESD」10年の歩みと「いたばしまちの学校」の実践などを紹介し,従来の官製的な町会の活動とは異なる区民の「自主的」,「動的」な活動の意義について触れられました。
 汗をかきながらお話される齋藤さんが長年,板橋区の社会教育に携わってきた熱い思いがお話から伝わってきました。その後の質問は途切れることなく,大学との連携,川崎市の中学校区に設置された「地域教育会議」における住民参加との比較,東京都と特別区の権限の違いなどが話題となりました。
 後半部分の「東京社会教育を展望する視点」(第4章の検討)は,ほとんど触れられることなく,時間切れとなり,次回以降に持ちこしとなりました。そこで事務局会議を早急に実施し,下記の点を検討することになりました。 ・コラム部分の項目検討 ・第4章の方向性 ・上記のほか,未解決部分の洗い出し
 <事務局から>
 これまでに執筆者の皆様からレジュメをご提出いただき,事務局では夏にかけて内容を精査いたしました。さらに,第17回研究会の当日は数名の方々より原稿をご提出いただき,現在,続々と提出がございます。執筆者の皆様におかれまして,執筆中に疑問点などが出た場合,定例研究会の場や事務局長(齋藤さん)へメールなどでご相談いただければと考えております。何かと慌ただしい時期ではございますが,鋭意ご執筆の程,よろしくお願いいたします。


23,編集事務局会議(第13回) 井口 啓太郎(南の風3352号) 
 <8月現在の進捗とTOAFEAC19号原稿>(抄録)
 先日(8日)は暑い中、国立市公民館にお越しいただきありがとうございました。8日はひとまず、いただいたレジュメに一通り目を通すことができて安堵しました。以下、3点の連絡です。
@これからレジュメへのコメント返信と未提出の方への督促、新たな原稿執筆依頼など、分担して作業を進めていく必要があります。…ご協力のほどよろしくお願いします。8日の議論でさらに細かい変更が出てきましたので、エイデル研究所・山添さんにもご確認いただければと思います。
ATOAFEAC 年報第19号に投稿する本フォーラムの進捗報告の原稿を書きました。石川敬史さんに研究会実施経過を一覧にしていただきましたが、本文は井口が勝手に書きましたので連名にはしていません。その取扱いや内容について意見・修正等ございましたら、お早目に連絡いただければ助かります。
B次回の本フォーラム定例研究会(拡大執筆者会議)は、9月19日(金)19時〜、国立市公民館にて。内容は、齋藤真哉・事務局長より板橋区の事例報告をもとに、懸案となっていた第4章「展望」の内容に関するご提案をいただきます。… 


22,第16回研究会
            *石川敬史(Mon, 7 Jul 2014 07:31)
 <東京社会教育史研究フォーラム第16回研究会ご案内>
   −社会教育職員・専門職制度・職能集団の形成について−
 梅雨の季節が長く長く続いています。
 さて,前回(6月)の研究会では,「第1章」通史を検討しました。第1章を担当される小林文人先生より「戦後・東京社会教育の歩み(序論を含む)」について,そして梶野光信さんから「東京都社会教育行政のあゆみ−1980年以降〜」について報告がありました。その中で,東京都の社会教育行政と特別区の社会教育行政の変遷,さらに市民の社会教育をどのようにつなげて俯瞰するか,などが課題になりました。
 そこで、今回の第16回研究会では,第2章特論において「社会教育職員(都社会教育主事・三多摩公民館主事)の体制づくり・職能集団形成」を担当される荒井隆さん(元・大田区社会教育主事)より,「人」に焦点をあててお話しいただきます。
 社会教育の職員にかかわるるお話になりますので,各章を分担されます皆様の内容を再考できる機会となります。執筆予定者の皆様のご参加をお待ちしております。
・日時:2014年7月18日(金)19:00〜21:00
・会場:国立市公民館(3階)中集会室(予定:掲示にてご確認ください。)
・内容:「第2章・特論」社会教育職員・職能集団形成について
・報告:荒井隆さん・元大田区社会教育主事、『社会教育主事がみた社会教育・生涯学習−
                              東京23区からの発信』(2013年)著者
*なお当日は、台湾より「台北市社会教育七十年史」を構想中の楊紺雲さん(台北市政府・
  教育局・社会教育科・専員)がご参加の予定です。

★記録 橋田慈子(Mon, 21 Jul 2014 13:47)
出席者(敬称略):荒井隆、井口啓太郎、井上恵子、岩本陽児、栗山究、小林文人、酒匂一雄、
 佐藤進、高井正、野々村恵子、橋田慈子、的野信一、楊碧雲(台北市教育局 終身教育科専員)
内容:いよいよ、暑い夏がやってきますね。皆様、先日は遠いところから国立市までお運びくださいまして、ありがとうございました。第16回研究会では台北市政府教育局から楊碧雲先生をお迎えしました。楊先生は同日行われた東京都公民館連絡協議会の研修会からご一緒してくださいました。また、研究会には東京都の社会教育行政に携わり、長年ご活躍された酒匂一雄先生にもお越しいただき、東京都社会教育主事の位置づけや変容に関わる歴史的な証言を伺うこともできました。
 この日の主報告は、元大田区社会教育主事の荒井隆先生。第2章特論で取り上げる社会教育職員体制の変遷と職能集団の形成について、東京23区社会教育主事体制の隆盛と衰退の歴史、その背景を報告いただきました。とりわけ社会教育主事の数が1993年以降減少傾向にあり、退職者の不補充が続き、現在は社会教育主事不在区も存在すること。その一方で23区には特別区社会教育主事会という職能集団が形成され、研修・研究活動を行ってきたことなどもお話くださいました。
 その後、小林文人先生が諸資料の紹介とともに三多摩地域における公民館主事集団と専門職化への道程を説明してくださいました。例えば、旧・田無市においては公民館運営審議会による専門職化の要請があり、社会教育主事資格をもつ公民館主事制度が条例上に位置づけられてきたことなど。
 また、現在、日本の超高齢社会と生涯学習を研究されている楊碧雲先生からは、東京都社会教育史研究のなかで高齢者教育についての項目が欠落している点についてご指摘いただきました。楊先生は『台北市社会教育70年発展史』をお一人で執筆されていて、東京都社会教育史研究会が皆で一緒に議論しながら執筆を進めているのが羨ましいというお話もありました。
 研究会後は、国立市公民館近くにある「くにたち村酒場」にて楊先生方の歓迎会。日本と台湾との交流の楽しいひとときでした(写真)。
会終了後ビール交流。右から2人目酒匂一雄さん、一人おいて楊碧雲さん(台北市教育局)−国立駅前、20140718−



21,第15回研究会
         *石川 敬史(Wed, 4 Jun 2014 13:17)
 <東京社会教育史研究フォーラム第15回研究会ご案内−第1章「通史」部分の検討>
 6月に入り、梅雨をむかえる季節となりましたが,5月末には突然,真夏のような暑さとなりました。
 東京社会教育史研究フォーラムでは,本年度4月から第3金曜日に研究会を積み重ね,6月で15回目の研究会となりました(第1回は2012年9月28日)。
 第15回研究会は,「第1章」通史部分の検討です。「第1章」を担当される小林文人先生,梶野光信さん,江頭晃子さんとともに,2章(特論),3章(実践・運動事例,コラム)との関連性,内容の調整などを考えます。各章分担のの皆様の内容も,今回の検討を踏まえ,さらに再考していただくことがあるかも知れません。執筆予定者の皆様のご参加をお待ちしております。
 日時:2014年6月20日(金)19:00〜21:00
 会場:国立市公民館(3階)中集会室
 内容:「第1章,通史」について(担当:小林文人,梶野光信,江頭晃子ー敬称・略)

 なお、前回研究会の報告でもお知らせいたしましたが,執筆者の皆様には6月10日(火)までに,担当される章・節のテーマ・内容に関して,A4判1枚程度のレジュメをご提出いただくことになっております。期日が迫っておりますが,よろしくお願いいたします。詳細は,「執筆要項」をご覧ください。
 皆様のお力をいただきながら,各章の構成が少しずつ明確になってまいりました。6〜7月には,皆様からご提出いただいたレジュメにつきまして,事務局にて,本書の主旨,全体構成、相互関連等を踏まえながら,内容の調整を図って参ります。

★記録
 石川敬史(Sun, 22 Jun 2014 15:35)
出席者(敬称略):井口啓太郎,石川敬史,井上恵子,梶野光信,栗山究,小林文人,齋藤真哉,
           佐藤進,関本保孝,野々村恵子,橋田慈子,的野信一
日時:2014年6月20日(金)19:00〜21:10
会場:東京・国立市公民館
内容:蒸し暑くなってきました。国立市公民館を会場として研究会を開催するのは,今回で早や4回目(1月,4月,5月)。あっという間に6月になりました。井口さん,橋田さん,毎回会場の確保とご準備をありがとうございます。
 今回は,第1章「通史」部分の検討として,担当される小林文人先生と梶野光信さんにお話いただきました。同じく「通史」を担当される江頭晃子さんは別件の会議があり,残念ながら欠席。改めて江頭さんにお話いただく機会を調整できればと考えています。
○「通史」分担案について:今回の第15回研究会に先立ち,第1章「通史」を担当される3名の方により,下記のように内容の分担・調整が行われ,小林先生より報告がありました。
【行政・施設史】→1945年から1980年:小林先生 →1980年から現在:梶野さん
【市民運動・NPO】→1945年から(三多摩部分):江頭さん 23区内をどうするか?
 通史部分を政策と運動のダイナミックスの視点をもって捉えること、特に,1998年「NPO法」の登場があり、その後の展開を含めて通史を構成していきたいこと、三多摩部分を江頭さん担当として、23区をどのように取扱い,誰が担当するか、例えば小林先生の行政・施設史との関連で住民運動の動きに触れるかなど,さらに検討する必要があることが報告されました。
○「序論」について
 研究会では,はじめに小林文人先生より,担当される「序論」についても骨子をお話いただきました。本書が首都・東京の社会教育の再発見という視点に立つこと。戦前は取り扱わず、戦後に焦点を当てるが、序論として戦前・東京社会教育史が放つ光彩にも触れてみたい。戦後への継承と断絶をどのようにみるか。従来の社会教育の枠組みを拡げてとらえる−東京の(都市的な)多様で独自な歩み(子ども,識字,夜間中学など),あわせて東京・社会教育の可能性・展望を考えていく(終論の組み立てとも関連)など話されました。
 また「通史」部分において,施設については公民館・青年館等の社会教育施設が既述され(『東京都社会教育史』通史編四),図書館・博物館等には触れていない,実践・運動についても十分に含まれていないことが指摘されました。
○時期区分:【1945-1949】戦後初期・社会教育行政・施設の状況
          【1949-1959】社会教育法の成立、教育委員会制度下の胎動・整備
          【1959-1967】法「大改正」以降の行政・地域社会教育施設の展開
          【1967-1980】革新自治体下の行政躍動と計画化の動向など
 続いて梶野光信さんより,1980年代以降の東京都生涯教育施策が登場した時期(鈴木都政から東京都の社会教育行政の流れが変わった)について、下記の時期区分に基づき「通史」として取り上げる骨子をお話いただきました。
         【1979-1995】生涯教育施策の登場と社会教育行政の低迷期
         【1996-2001】行政改革・財政健全化の下での生涯学習振興行政の見直し期
         【2002-】社会教育行政の再構築:「地域教育行政」の模索
○生涯教育施策の特徴と現実
 1979年から現在までの詳細な年表に基づき,知事主導の生涯教育施策の登場から,社会教育主事の役割の見直し,東京都財政健全化計画(1996)などによる生涯教育振興行政の解体(青年の家等の廃止など),「文化行政一元化」の方針の影響から生涯教育・社会教育部門の組織再編,そして現在において,学校教育との連携へという施策の主軸(地域教育支援部の活動)について,時代の大きな流れと各時代のポイントを押さえたお話をいただきました。
○梶野さんの報告後,東京・社会教育施設通史(1980年代以降、委託問題等)を整理する重要性や,東京都と市区とのつながりが薄れていった背景として立川社会教育館の廃止、研修事業を行なわなくなったことや、指定管理者の導入のことなど議論されました。活発なやりとりを打ち切るかたちで終了。
○研究会終了後,小林先生が「南の風」(3321号)にすでにお書きになっている通り→■,平林正夫さんと国立駅前で盛大なビール・ワインの会。あいにく石川は欠席となってしまい,残念でした。
 次回(第16回研究会)は,7月の第3金曜日−7月18日(金)19:00〜 を予定(国立市公民館),「東京の社会教育主事制度の形成と変貌(仮)」を第一テーマに企画することとし、現在,具体案を調整中です。


20,第14回研究会・記録
       石川敬史、(Tue, 6 May 2014 06:05)
 東京社会教育史研究フォーラムでは,4月から第3金曜日に研究会を開催し,「2章(特論)」の筆者による資料吟味や,「コラム」の検討など一歩一歩すすめております。特に,コラム部分につきましては,各章・項目について整合性を図りながら内容を詰めていくことになりました。
 そこで今回の研究会では「2章(特論)」の中から「東京・社会教育における学級講座・学習記録・学習論」について、担当される的野信一さん(板橋区社会教育主事)より,執筆のポイント・視角についてお話しいただきます。そして前回の研究会にて話題になりました「団地自治会と社会教育」「NPOと社会教育」について「コラム」もしくは「3章(実践・運動事例)」への反映について,みなさんと共に検討いたします。
 皆様よりご参加・ご助力いただきながら,ともに議論を積み上げていきたいと考えております。ご参加をお待ちしております。
 日時:2014年5月16日(金)18:30〜21:00
 会場:国立市公民館,閉室後の図書室スペース 
    *2階事務室の井口さんにお声がけください。
 内容:「戦後東京社会教育における学級講座・学習記録・学習論につい
    て(2章・特論)」 的野信一さん(板橋区社会教育主事)
★記録 石川敬史 (Sat, 17 May 2014 23:52)
  −東京の学級・講座、学習論、「共同学習」の歩みをたどる−
出席者(敬称略):味岡尚子,井口啓太郎,石川敬史,井上恵子,上平泰博,栗山究,小林文人,
  齋藤真哉,佐治真由子,関本保孝,野々村恵子,野村千寿子,橋田慈子,穂積健児,的野信一
報告
 とても熱い第14回研究会となりました。東京社会教育史研究に関わる15名もの皆様にお集まりいただきました。会場が満席になり,議論が尽きることはありませんでした。国立市公民館の井口さん,橋田さんには,今回も会場の設定・印刷物の用意などご尽力いただきまして,有り難うございました。
 はじめに,今回,的野信一さんがご報告されるテーマの歴史と背景を俯瞰して,小林文人先生より「東京(1970年代)学級講座の展開」と題して,福岡より持ち帰った数々の東京・社会教育関係資料(一次資料)に基づきお話しいただきました。
 青年学級振興法(1953年)と日青協の「共同学習」運動(1954年〜)をはじめ,公民館学習事業の構造化・系統的学習論(国立市),区・市における改革・創造の取り組み(練馬,国分寺、目黒等)など戦後社会教育における学級・講座「自主化・共同化」の流れを概観されました。これを踏まえ1970年代の「新しい学級・講座づくりの創造」の取り組み,東京都・社会教育委員による答申「東京都の自治体行政と都民の社会活動における市民教育のあり方について」(1973年)や,「新しい学級・講座の創造をめざして」(1974年)など,戦後の東京・学級講座を捉える視角や,時代の流れを読む意義を強調されました。

 続いて的野信一さんより,「学級・講座の志向性の変遷史:「私の大学」の提言(公民館三階建て論,三多摩テーゼ)と,その後の実際の社会教育事業の動向」と題したレジュメに基づき,的野さんが担当される「2章:東京・社会教育における学級講座・学習記録・学習論」のポイント・論点について熱くご報告いただきました。東京における「共同学習」の系譜として,「共同学習」が,現在の都市生活・暮らしを背景に再発見されていること,三多摩テーゼにうたわれている「私の大学」の提言と「共同学習」との関係をどのように捉えるか、など問題提起されました。
 その後に続く「大学講座」(市民大学講座,大学公開講座)にみられるように,「共同学習」の曲がり角や,共同性の衰退について,学習する市民同士の関係性を構築する機会が減少した問題点(承り型学習へ)も指摘されました。特に,1970年代から1980年代以降をどのように捉えるのか,については,生涯教育施策への転換,さらには住民運動,PTA の退潮など,時代背景を読む必要性が議論されました。
 汗をかきながら熱くお話しされる的野さんと参加された皆様との議論の中で,小林先生より「ハンブルク宣言」,「学習:秘められた宝」についても話題になりました。学習は多元化していく………東京・社会教育の学級講座の変遷史を単に時系列的に追うだけでなく,当時の活動・実践の「光」や、「息吹き」の中から歴史的意義を見出し,現代の課題に立ち向かうためにも、過去から繋がる糸口を再発見する重要性を痛感しました。
 次回は6月20日(金)19:00〜から国立市公民館にて開催します。内容は,「第1章,通史」(担当:小林文人,梶野光信,江頭晃子)について検討します。各章・特論・事例・コラムとの関連・調整・整合性を考えます。
 なお,執筆要項にもございました通り,執筆者の皆様には6月10日(火)までに,ご担当される章・節のテーマ・内容に関して,A4判1枚程度のレジュメをご提出いただくことになっています。こちらも併せて再度ご確認いただきますようお願い申し上げます。


19,第13回研究会ご案内          
      石川敬史(Tue, 8 Apr 2014 15:51)
 <第13回研究会ご案内(東京社会教育史研究フォーラム)>
 多くの皆様にお集まりいただいた3月21日の第2回拡大編集会議から3週間が経ちました。満開の桜は早くも散り始め,緑色の葉がみえるようになりました。
 さて、第2回拡大編集会議の報告にて申しあげた通り,東京社会教育史研究フォーラムでは,4月から研究会を定例化し,国立市公民館を拠点として毎月第3金曜日(夜)に開催を積み重ねていくことにいたしました。
 4月の研究会では前回の拡大編集会議にて課題となりました「コラム」欄の項目と執筆者を検討すること,さらには執筆者の皆様からご自身の分担内容に関する課題や相談などを受け付けさせていただく場といたします。本年度の第1回目の研究会となります。年度初めの時期となり,お忙しいことと存じますが,皆様のご参加をお待ちしております。
 日時:2014年4月18日(金)18:30〜21:00
 会場:国立市公民館,閉室後の図書室スペース *2階事務室の井口さんにお声がけください。
 内容:「コラム」欄の検討,執筆者の分担内容に関する課題や相談
★記録 石川敬史,Sat, 19 Apr 2014 10:30
・出席者(敬称略):井口啓太郎,石川敬史,井上恵子,栗山究,小林文人,齋藤真哉,佐藤進,
      中森美都子,野々村恵子,橋田慈子,的野信一,山口智章
・報告:
 2014年度より東京社会教育史研究フォーラムは,国立市公民館を拠点とし,第3金曜日を定例の研究会として開催することになりました。当日は肌寒く小雨が降る天気となりましたが,執筆をご快諾いただいた方々にも参加いただき、賑やかな研究会。国立市公民館図書室のスペースをお借りして,書架(図書)の森の中で議論しました。中森美都子さん,山口智章さんは初めてご参加。また飛び入りで橋田慈子さん(筑波大学・院)も。
 まず現在の執筆分担者への依頼状況を「構成・執筆分担」一覧よりひとつひとつ確認しました。小林文人先生より,今後さらに構成を深めていく上での2点の課題(職業・労働の訓練・教育、社会教育財政)について問題提起がありました。項目内容がある程度定まったからこそ,項目内容をそのまま固定化することなく,国際的な視野を含めて、内容を深めていく必要が指摘されました。その他,検討・議論された内容は下記の通りです。(欠席の方もあり少し細かく記載しました)。

・序章,1章(通史)部分について,小林先生が他の二人と協議しレジメ化。
・3章の新「コラム」部分については,例えば通史編で記載できない内容をコラムとして補充する案も
 考えられるため,さらなる検討が必要。このコラム部分については,各章・項目について整合性を図
 りながら内容を詰めていく。→6月・各担当者からのレジュメ提出を踏まえ調整する。
・4章(展望)と5章(資料)は,まずは担当者を決め、方向性や内容・項目を詰める必要がある。5章に
 ついては,橋田慈子さんにご協力頂く。
・団地自治会(高島平など)と社会教育について話題になり,3章(もしくはコラム?)に反映する必要が
 あるのではないか。また「NPO と社会教育施設が共同で地域の課題に取り組む」(板橋)についても
 話題となり、次回(5月16日)の的野信一さん報告を踏まえ検討することに。
・事務局(井口啓太郎)で執筆者名簿づくりをしているので、ご協力を。
・各執筆者の皆様から6月10日までにご提出いただく「執筆内容,項目」のレジュメ(A4判1枚程度)」
 は,編集委員が分担して検討し、その上で全体で確認する方向ではどうか。
・まだ執筆分担が明確になっていない一部(わずか)の項目の確定を急ぐ。
・TOAFAEC年報第19号に『東京の社会教育のあゆみ』研究の動向について執筆依頼(上野編集長)
 がありましたが、誰が書くか協議に至らず。

 次回は国立市公民館にて5月16日(金)18:30〜を予定しています。内容は,2章(特論)部分の中から「東京・社会教育における学級講座・学習記録・学習論」(担当・的野信一さん)を取り上げ、執筆のポイントや視角についてご報告いただく予定です。詳細は改めてご案内いたします。皆様のパワーをいただきながら,少しずつ,そして着実に,共に議論を積み重ねております! ご多忙のところと存じますが,引き続きよろしくお願い申し上げます。


18,
拡大編集会議(第2回)−東京社会教育史研究フォーラム(第12回)−案内・報告
                         *石川敬史(Thu, 6 Mar 2014 02:02)
 私たちの東京「社会教育の歩み」再発見への取り組みは、2年前の秋から始まりました。ほぼ毎月「東京社会教育史研究フォーラム」(研究会)を開催し、その間に事務局会議も活発な論議を重ねてきました。経過については、前史を含め、TOAFAEC HP(本ページ)をご覧ください。
 その成果を世に問う出版構想(企画・構成・執筆者・スケジュール等)を事務局を中心に具体化させ(昨年秋)、原案を練りあげる編集会議へと展開。研究会メンバー・執筆予定者を含めて、編集体制が形成されつつあります。関係の皆様のこれまでのご参加・ご協力に感謝申しあげます。
 2014年の1月,寒い寒い季節でしたが,前回の拡大編集会議を1月13日(月・祝)に開催いたしました。多くの皆様のご参加のもと,事務局が中心に検討した「出版企画案U」に基づきながら,長時間にわたる熱い議論を本当にありがとうございました。
 これまでの拡大編集会議での議論,参加された皆様の想いをベースとしながら,その後事務局で数度にわたり「出版企画案」を検討してきました。
 下記・3月21日の拡大編集会議は,事務局で深めてきた「出版企画案V」に基づきながら,東京社会教育史を編むことに関心ある皆様とともに,構成案や執筆体制、要項(方針)等について、さらに検討を要する点、未決の課題、,スケジュールなど協議し再確認いたします。そして新年度以降,執筆予定の皆様とともに、具体的な執筆活動に入っていきたいと考えています。ぜひとも関心ある皆様のご参加をよろしくお願いいたします。 
日時:2014年3月21日(金・祝)18:00〜21:00
内容:「東京社会教育史の出版企画案検討V」
会場:東京杉並・高井戸地域区民センター第4集会室
 〒168−0072 杉並区高井戸東3−7−5 TEL 03−3331−7841
   *京王井の頭線「高井戸」駅下車3分(環八を渡ってすぐ)
★記録 石川敬史(Mon, 24 Mar 2014 04:06) 南の風3268号
・日時:2014年3月21日(金)18:00〜21:00
・会場:東京杉並・高井戸地域区民センター第4集会室
・出席者(敬称略):井口啓太郎,石川敬史,井上恵子,岩本陽児,上平泰博,江頭晃子,遠藤輝喜,
          梶野光信,栗山究,小林文人,齋藤真哉,佐藤進,関本保孝,高井正,野々村恵子,
          的野信一,山添路子
・報告:東京社会教育史研究フォーラムは,高井戸区民センターで第2回の拡大編集会議を開催いたしました。祝日の夜の時間帯にも関わらず,多くの皆様にお越しいただき,ありがとうございました。
 はじめに事務局長の齋藤真哉さんから,これまでの東京社会教育史研究フォーラムの経緯について,そして小林文人先生より,執筆依頼の文書に基づき,図書刊行の意義についてお話しがありました。東京社会教育の歩みに新しい光をあて,これからの可能性や展望を拓くために本書の刊行を企画したこと,さらに共同の研究運動として拡げ深めることが参加者間で共有することができました。
 今回の拡大編集会議の目的は,構成,執筆者をはじめとする出版企画案を再度議論し確定すること,そして,スケジュールと執筆要領を確認することでした。検討の結果,特に構成・執筆分担の検討では,実践・運動事例(3章)について,短めのコラムを設定し,全体を再構成することになりました。同時に,執筆要領において,歴史的資料(一次資料)を重視すること,焦点を絞って記述することなど,執筆にあたり重要な点も共有できたと思います。
 今後の東京社会教育史研究フォーラムの活動として,下記の点も確認しました。
・展望(4章)の執筆分担を視野に入れ,研究会で座談会等を開催していくこと。
・月一回のセミナー形式の定例会を開催し(第3金曜日を予定),特論の筆者による資料吟味や、
 「コラム」(10本予定)の検討などすすめる。
・出版企画書,執筆要領を執筆分担者へ送付すること。
・執筆分担者間でメーリングリストなどにより情報共有すること。
 まだまだ事務局にて詳細を詰める内容もございますが,今回の拡大編集会議で出版企画,執筆要領が確定しました。4月からは第3金曜日を定例の研究会とし,事実をしっかりと記述し,共同で歴史記述を練り上げる研究運動を積み重ねていくため,仮の資料室拠点として主に国立市公民館を予定しています。
 今後も皆様のお力をお寄せくださいますよう,何卒よろしくお願い申し上げます。
*なお,次回は4月18日(金)国立市公民館(18:30予定〜),コラムの検討や,執筆者個々からの
 分担内容に関する課題や相談の場を設定します。詳細は後日改めてお知らせいたします。
★記録2、小林ぶんじん(南の風3267号)
 第2回拡大編集会議は、思い出深い活発な会となりました。冒頭のご挨拶で、こんな趣旨の喜びを語りました。「本づくりの作業では、構成が決まり執筆者の案が確定し、執筆依頼状を発送できるまでが一つの山。今晩まさにその峠に到達したことになります。2年余りの作業を経て、執筆者の総勢約40人、ひと山越える嬉しい会議です。さらに次の山に向かって・・・」と。
 終了後はいつもの有志交流会(写真)。はじめての参加は、夜間中学の関本保孝さん(執筆予定者)や東京都庁の梶野光信さん(同)。座は一段と盛り上がりました。遅くまでお付き合い、お疲れさま。

終了後、有志の懇談。
左より2人目に梶野さん、その隣に関本さん。(高井戸、140321)



17,事務局会議の経過(2013〜2014)
     *メンバー:小林文人(顧問)、斉藤真哉(事務局長)、石川敬史(事務局次長)、、
            井口啓太郎(同)、江頭晃子、<2013年9月以降>佐藤進、上平泰博が参加

1,2013年1月27日   事務局勉強会(ゲスト:梶野光信・東京都教育庁社会教育主事) 風の部屋
2,2013年2月5日     事務局会議(定例研究会企画など検討・協議)            風の部屋
3,2013年3月27日    事務局会議(出版構想検討、ゲスト:山添路子・エイデル研究所)  風の部屋
4,2013年4月12日    事務局勉強会(証言を聞く、ゲスト:打越雅祥・東京都児童福祉局) 風の部屋
5,2013年5月24日    事務局会議(出版目的、骨子の検討・協議)  風の部屋
6,2013年8月30日    出版・編集企画案検討   十文字学園女子大学石川研究室
7,2013年9月4日     編集構成案の検討、事務局の拡充案   風の部屋
8,2013年9月26日   第9回研究会に向けて出版構想の検討  十文字学園女子大学石川研究室
9,2013年10月4日   出版企画書検討   風の部屋
10、2013年11月22日   編集案具体化・スケジュールの検討   風の部屋
11、2014年1月28日    1月13日(第11回)研究会を受けて編集構成案の検討  風の部屋
12、2014年2月12日   同・編集構成案検討(2)    国立市公民館
13、2014年3月16日   第12回(3月21日)研究会へ向けて協議 国立市公民館
14、2014年8月 8日  編集・各レジメ検討、今後の進め方、国立市公民館
15、2014年10月20日  第14回事務局会議、全体的な調整、各氏レジメの検討、国立市公民館
16、2014年12月 8日  第15回事務局会議、全体的な調整、提出原稿の検討、国立市公民館
17、2015年2月28日   第16回事務局会議 入稿原稿の検討、今後のすすめかた
18、2015年4月 8日   事務局(小)会議、原稿の進捗状況・調整・確認、4月17日研究会の持ち方
19, 2015年 月  日   第17回事務局会議


16,拡大編集会議1 −2014年1月(研究フォーラム・第11回研究会)−
                  石川敬史 (Tue, 14 Jan 2014 05:28)
日時:2014年1月13日(月・祝)15:00〜21:00
会場:(東京)国立市公民館・3階講座室
   ※当日は休館日のため裏の通用口からご入館ください(施錠時は以下まで)。
     連絡先:042-572-5141(国立市公民館)、090-4620-4643(井口携帯)
内容:「東京社会教育史の出版企画案検討U」
★記録 石川敬史 (Tue, 14 Jan 2014 05:28)
 出席者(敬称略):荒井隆,井口啓太郎,石川敬史,上平泰博,江頭晃子,遠藤輝喜,
      梶野光信,小林文人,齋藤真哉,佐藤進,高井正,野々村恵子,的野信一,山添路子
内容:2014年第一回目の東京社会教育史研究フォーラムを国立市公民館で開催いたしました。「東京・社会教育」の実践を積み重ねてこられた多くの皆様のご参加のもと,事務局を中心に検討した「出版企画案U」に基づきながら、長時間の議論となりました。参加されました皆様,ありがとうございました。
 はじめに齋藤さん(事務局長)より今日の目的・主旨のお話の後,小林先生よりこれまでの1年余りの取り組み,出版企画・構成案の方向性,市民・実践・運動の視点の重視,資料リスト・共有などついて本研究フォーラムの今後の方向性が提起されました。
 論議の中心は,出版企画案Uに基づいた内容構成です。東京の独自性の視点,大都市社会教育の可能性,全国に影響を与えた数々の計画・実践・運動,23区内・多摩地域の実践や運動の具体的事例,一次資料の重要性と共有化など,多様な視点から多くの意見が自由に交わされました。
 14名もの参加者お一人おひとりの想いもあり,拡大編集会議の場が,まさしく東京社会教育の「再発見」であると同時に,議論を重ねながら,風化しつつある事実をしっかりと記録する重要性を改めて認識することができました。
 最後の懇親会では,栗山究さんも駆けつけてくださいました。とても寒い寒い夜でしたが,熱い熱い拡大編集会議,懇親会となりました。
 今回の拡大編集会議で、出版企画の具体的な構成が固まって参りました。今回ご議論いただいた内容を事務局で十分整理し,次回の拡大編集会議へ確実につなぎます。次回の拡大編集会議は,3月中旬・下旬頃(3月21日案など)を予定しています。東京社会教育実践・運動を未来へつなぐ。そのためにも,皆様のご参加・ご助力をよろしくお願いいたします。



15,東京社会教育史研究フォーラム- 12月(第10回)活動報告−案内・記録
                    齋藤 真哉、(Tue, 3 Dec 2013 15:40) 井口啓太郎
 東京社会教育史研究フォーラムは11月22日に事務局会議を開催し、10月18日(金)の第9回定例研究会でいただいた意見を踏まえて、「東京社会教育史の出版構想」についての検討を行ないました。10月の定例研究会の記録は、TOAFAECのHP「東京社会教育史研究フォーラム」(本ページ、「南の風」3192号に収録分)をご覧ください。
 11月の事務局会議では、編集の方針を「事実を以て語らしめる」ことを柱に、主要な歴史的な資料、文書、記録などを収録しながら、読者が一次資料に触れることができるようなものにし、また、実践を大切にするということを確認しました。そこで膨大な東京の社会教育実践の何を掲載し、誰に語っていただくかということが課題となりました。そして、それを貫く通史をどのように描くかということと、通史と実践をつなぐ特論の構成をどのようにするかということも課題として出されました。
  なお、次回は12月7日(土)午後を予定していましたが、主要メンバーの都合が合わず、12月12日(木)19時〜21時に変更(研究フォーラム・第10回)、会場はいつもの杉並区高井戸地域区民センター・第2集会室です。
 今回は、拡大編集会議です。執筆項目や執筆候補者の検討など、具体的な議論を展開したいと思いますので、ぜひ関心ある方々はご参加よろしくお願いします。力を合わせ後世に残る本づくりへと結実させましょう。
 また、来年の1月にはさらに拡大編集会議を開催し、広くご意見を伺って、よりよい本づくりを目指していきたいと思います。2015年度の出版を目指しています。みなさまのご参加をお願いいたします。
★記録 井口啓太郎 (Wed, 18 Dec 2013 00:02)
 <東京社会教育史研究フォーラム(12月、第10回)拡大編集会議−報告と次回案内>
内容:「東京社会教育史の出版企画案検討T」
日時:2013年12月12日(木)19:00〜20:55
会場:(東京・杉並)高井戸地域区民センター第2集会室
 日時を急遽変更して行った標記会議には7名の方にご参加いただきました。ご都合をつけてくださったみなさん、本当にありがとうございました。
 昨年9月より研究会を積み重ねてきた「東京社会教育史研究フォーラム」、この間、事務局を中心に出版企画案を練ってきたことは、すでにご報告してきた通りです。そうした活動の変化もあり、この3カ月間ほど研究会としての開催が滞ってきたわけですが、今回は改めて東京社会教育の多くの関係者とともに、資料を拾い集め共同の研究運動を拡げ深めていくことなくしては、この地の社会教育史を編むことはできないことを再確認した会議になったように思います。
 東京という大都市が膨大に蓄積してきた社会教育の歴史を、いくつかの視点に拠りながら再構成していく編集作業には、多くの英知を結集していく必要があることはもちろんのこと、議論の時間もたっぷりとっていく必要があります。
 そこで次回は、限られたメンバーによる編集会議だけではなく、執筆者になっていただける方々や、編集協力いただけるような関係者のみなさんにも、この「研究」「会議」に加わっていただきながら、出版企画・編集案についてたっぷり議論する、文字通りの「拡大編集会議」を下記の通り開催したいと思います。ご関心ある方々の参加をお願いいたします。
 なお、事務局が各人の繁忙から有効に機能出来ていない状況が続いており、関係者のみなさんにご迷惑をお掛けしています。これも現在の「東京」の現実の一つでもあり、事務局内で役割分担などを徹底することで条件的な厳しさを乗り越えていきたいと思いますが、改めて多くのみなさんにこの出版企画にご参加・ご助力いただき、共に創りあげていけることを切に願っています。どうぞ奮ってご参加いただけますよう、お願いします。
 【次回(研究フオーラム・第11回)案内】「東京社会教育史の出版企画案検討U」
日時:2014年1月13日(月・祝)15:00〜21:00
会場:(東京)国立市公民館・3階講座室 *いつもの会場ではありません、ご注意を。
※当日は休館日のため裏の通用口からご入館ください(施錠時は以下まで)。
 連絡先:042-572-5141(国立市公民館)、090-4620-4643(井口携帯)
 【以下、この編集事務局に加わっていただいている小林文人先生のコメント(南の風3213号・東京社会教育史研究の1年)も併せて掲載させていただきます】
 昨年9月末に第1回を開いた同フォーラム。この1年余りに10回の研究会、また5〜6回の事務局会議も精力的に動き、まずまず活発に1年を刻んできた実感があります。事務局の諸氏、ご苦労さまです。来年は本づくりへ向けて、苦しく・・・いや楽しい作業が待っています。
 1年の終わりに、いくつかの回想が蘇ってきます。東京の社会教育史については、これまで(ぶんじんには)何度かの取り組みがありました。まず、1980年からの杉並(原水禁運動と公民館)研究。次いで1984年の科研費による沖縄・地域史研究と連動した東京都社会教育関係者の証言収集。それを受けて1987年から10年余り続いた三多摩社会教育の歩み研究。そして2000年代に入って再度の杉並研究など。いずれも記録や資料集を(不充分ながら)残すことができました。その概要は当HP(本ページ)の、とくに「前史」部分をご覧下さい。代表的な東京都社会教育主事・故斉藤峻さんの写真も掲載しています。
 この1年を通して再確認できたこと。@首都・東京の社会教育史資料は多彩、そのなかには光彩を放つ部分が少なくない。Aそれらがいま忘れられ風化しつつある。B証言者や貴重な資料が今だと現存し、再生できる。C世代から世代への語り継ぎ、世代間の対話が大事だ。D歩みの再発見を通して、(行政だけでなく)市民活動・実践を含め、これからの展望や可能性をえがきだす必要がある。
 振り返ると重要な1年でもありました。 (ぶ)


14,東京社会教育史の出版構想
   東京社会教育史研究フォーラム・10月(第9回)定例研究会記録

   *TOAFAEC(第199回、10月定例)研究会と合同  
                   斉藤真哉(Sat, 5 Oct 2013 01:51) 井口啓太郎 (Wed, 13 Nov 2013 17:04)
日時:2013年10月18日(金) 18:30〜20:45
内容:東京社会教育史の出版構想−事務局案の検討、今後の進め方
会場:(杉並)高井戸地域区民センター第3集会室
  〒168−0072杉並区高井戸東3−7−5 TEL 03−3331−7841
   *京王井の頭線「高井戸」駅下車3分(環八を渡ってすぐ)
○今回TOAFEC定例研究会と合同で開催する「東京社会教育史研究フォーラム」(第9回)は、事務局から『東京・社会教育のあゆみ』(仮)出版に向けての提案をいたしますので、ご検討をお願いいたします。
 東京社会教育史研究フォーラムは、昨年の9月28日に発足をしてからおよそ1年になります。今年の7月まで、東京の社会教育の歴史を考えるための証言や考える視点について研究会を開催してきました。8月以降は、1年間の研究の成果を踏まえて、本の制作に向けて、企画案の検討をしてきました(事務局会議)。このたび、たたき台ができましたので、構成、テーマ、内容等につきましてご意見をいただきたいと思います。以下に本の骨子・概要を提案いたします。詳細につきましては、当日、レジメにてご紹介をさせていただきますので、よろしお願いいたします。
1,出版の目的
 東京の社会教育の危機的な状況を鑑みて、あらためて東京の社会教育の歴史を復元・再生し、未来へ向けての展望を示すことにあります。
2 体制
 編集委員会を組織し、事務局が具体的な作業を担います。編集体制は、”深める”ことを目的にした編集会議・事務局会議と、”広げる”ことを目的とした拡大編集会議により進めていきます。
3 構成
 通史、特論、事例、展望、資料から成ります。
 通史は、戦前と戦後、1990年代、それ以降・現在、に分けます。また、東京の都市形成が社会教育史にどのような独自性を与えてきたかについて示してみたいと思います。行政による社会教育史と市民による学習・実践活動を併せて描きます。
 特論は、通史を受けて、公民館づくり運動、職員制度、図書館と文庫運動など、東京の社会教育の特徴を描きます。事例は、通史・特論を受けて、市民の運動と実践等を描きます。展望は、現在の社会教育の課題について、新たな展望を示してみたいと思います。
4 スケジュール
・2013年10月〜12月 本の骨格を確定し、テーマ・執筆者を考えます。
・2014年1月:執筆者に原稿を依頼します。
  2月〜6月:原稿の執筆
  7月〜9月:調整・リライト、10月:入稿・編集、12月:校正
・2015年3月:出版
5 定例研究会との関係
 研究の成果を本の編集に生かすための研究会・事務局会議を適時開催。
6 特徴
 東京の社会教育の独自性を歴史から明らかにしていきます。その視点として、@大都市としての独自の歴史、A首都としての機能、B江戸文化の継承、C戦争よる打撃と復興、D戦後改革と民主主義の潮流、E戦後社会教育の制度展開と市民活動、などを考えています。
 通史だけでなく、東京の独自性を明らかにし全国的視野からも注目すべ実践・運動の特論、さらに記録しておくべき具体的な事例・証言・資料など。テーマごとに歴史的な事象を輪切りにするのではなく、それらがつながっていること、そこからこれからの課題・展望を示してみます。
 実践事例・記録・証言など第一次資料を盛り込むことに留意していきたい、歴史に残る本をつくりたいと話し合っています。皆様のご参加をお待ちしております。

第9回東京社会教育史研究フォーラム(TOAFAEC199回と合同)最後まで残った人たち (高井戸、20131018)


★記録
井口啓太郎 (Wed, 13 Nov 2013 17:04)
 参加者(順不同・敬称略):小林文人・山口真理子・遠藤輝喜(TOAFAEC事務局)、佐藤進・齋藤真哉・井口啓太郎(東京社会教育史編集事務局)、山添路子(エイデル出版)、杉山悦子(東京学芸大学・院)、包聯群(首都大学東京、11月より大分大学)
 内容:事務局長の体調不良があり記録が遅れてしまいましたが、2013年10月18日(金)に開催されたTOAFAEC第199回目の研究会の記録メモです。今回は東京社会教育史研究フォーラム(第9回)と合同の開催でした。ちょうど1年前にスタートした“東京社会教育の歩みを再発見する”取り組みは、個別テーマを掘り下げていく研究会の積み重ねから、いよいよ本にまとめていく議論への展開を迎えています。18日夜の研究会では、東京・社会教育史の証言づくりとも言うべき「東京社会教育史の出版構想」について、事務局からの提案、今後の進め方が議論されました。
 参加者はいつもの東京社会教育史研究フォーラム例会よりも少ないのが残念でしたが、活発な議論が交わされ、いいスタート。例えば行政的な事業事例よりも市民の視点、運動の足跡と展望を重視した構成案を練り上げていくこと、可能な限り生資料を活かした原稿作成をしていくこと、これまでの研究成果・実践報告の整理や諸資料の収集、年表作成・共有などの基礎的な共同作業が鍵になること、などが確認されました。
 そのために資料を共有できる資料室の必要やゼミナール形式の研究会のあり方なども今後の課題に。これから1年、企画・構成案の確定、執筆依頼や執筆内容検討など編集作業が具体的に進むことになります。
 次回は、12月7日(土)午後に3時間ほど確保して拡大編集会議を開催予定。関心ある方々の力を合わせ、後世に残る本づくりへと結実させましょう。案内は追ってご連絡いたします。
付記:次回の編集事務局会議は、11月22日(金)19時〜、会場:風の部屋(西永福)予定です。
    事務局各位、ご参集ください。


13,特別区の青年の社会教育活動の歩み
  東京社会教育史研究フォーラム・7月定例研究(第8回)記録
                      齋藤 真哉 (Tue, 9 Jul 2013 14:34) 的野信一(Thu, 25 Jul 2013 11:52)
・日時:2013年7月19日(金)18:30〜20:30
・内容:特別区の青年の社会教育活動の歩み
・報告者:高井 正さん(足立区教育委員会」社会教育主事)
・会場:杉並区高井戸地域区民センター第3集会室
     京王井の頭線「高井戸」駅下車3分(環八を渡ってすぐ)
○東京都足立区で長年に渡って社会教育主事として活躍をされている高井正さんにお話を伺います。高井さんは、都立水元青年の家の猪俣さんのご紹介により、足立区の職員となり、1979年から1984年まで足立区青年館に勤務されていました。
 その折に、1973年に東京5区青年サークル交流・研修会議からスタートした東京5区青年サークル連絡協議会の担当となり、当時の会長であった船山武さんと一緒に活動をされたそうです。その後、三サ連、この指とまれ東京青年会議が一緒になって全都青協を結成にも関わってきたそうです。高井さんは、足立区青年館で結婚を考える講座などをユニークな事業を開催し、青年教育関係者に影響を与えてきました。今回の報告では以下の4点についてのお話をいただきます。
@ 東京5区青年サークル連絡協議会の歩みから、東京の青年サークルがどのような歩みをたどって
 きたのか。
A 特別区の青年サークル・青年教育と都立青年の家とはどのような関係にあったのか。
B 足立区の青少年健全育成施策と青年館・青年教育とはどのような関係にあったのか。
C @からBを踏まえて、特別区の青年の社会教育の歴史を大づかみに理解するための見方を提供
 していただく。
 当日は参加者の皆様から、いわゆる下町地域の報告と比較しながら、特別区の山の手地域や三多摩の青年教育や青年教育の特徴などもつかんでいきたいと思います。特別区及び三多摩で青年教育に携わって来られた方々の参加をお待ちしております。
 今回、ご参加の方は、下記のURLから、第7回東京社会教育史研究フォーラムの記録をお読みいただければ、研究の目標である、東京の社会教育の未来を描くために、今回はどのような学習をしたいのかということが明らかになるように思います。
左・高井正さん(足立区教育委員会) 右から2人目・的野信一さん(記録、板橋区教育委員会)−高井戸・20120719ー


★記録
 的野信一(Thu, 25 Jul 2013 11:52)
参加者:井口啓太郎、
江頭晃子、小林文人,齋藤真哉,佐治真由子、佐藤進,高井正、的野信一、
      野々村恵子、野村千寿子、山口真理子(他にだれかいたような?)
内容:
 報告は、レジュメに沿って、1)はじめに東京5区連協の概要説明があり、その後、高井さんの2)学生時代(1975〜1979年度)、3)足立区の青年館の社会教育主事補の時(1979年4月〜1984年6月)、4)社会教育課の社会教育主事の時(1984年7月〜)、5)PTAや青少年委員会、青少年対策地区委員会等も担当していた青少年課・生涯学習課時代(1997〜2004年度)の経験や現在のNPO等との交流を踏まえて、今考えていることの順で行われた。以下、この順に、高井さんの報告の概要を記す。
 1)東京五区連協について板書をされ、墨田区の墨青協、墨青利協(青年館利用者)の2団体、江東区の江青協、江戸川区の江青連、葛飾区の葛サ連、足立区の足サー連の6つの連合体があったこと。そして、これらは、青年団とは異なる青年サークルの連合体だったが、思想的にも立場の上でも多様な青年たちが自発的に様々な取り組みを行っていたこと。また、これらの連合体の連絡協議会として東京五区連協が結成され、各連絡協議会間の交流を担っていたこと等が説明された。そして、今回の報告では、高井さん自身が立場を変えながらも、どのようにして、そのような青年の社会教育活動に関わり続けたのかが報告されていった。
 2)早稲田大学教育学部入学と同時に、社会教育専修の学生で構成された「自主ゼミ社会教育」に加入。実践活動の場として先輩に誘われ東京都武蔵野青年の家の所員補佐となり、利用者の宿泊時のお手伝い、主催事業の支援をした。それに加えて、所員補佐による自主研修や7つの青年の家の所員補佐による交流にも取り組んだ。また、この時に、社会教育主事の宿直廃止問題が起こり、そのことに関わったことも、後の活動につながっていったように思う。
 また、日高ゼミで地元の社会教育事業を体験するとの話があって、荒川区でも、組織に所属していない学生の立場だったが、規約を改正することにより青年館の利用者団体やサークル、町会の青年部などが主な構成員になっている荒川区青年団体連合会にもメンバーとして活動させてもらったり、喘息児キャンプの企画・運営に携わらせてもらったりした。区教委の派遣で名古屋の名サ連との交流なども体験。
 それらの活動をしていたこともあり、「全都青年会議」という、東京5区連協、都青連、三サ連、この指とまれ青年運動による広域連携組織「全都青協」の立ち上げにつながる会議にも参加した。
 3)卒業する年の1979年1月、全都青年会議の時、水元青年の家の職員の猪又さんに、足立区で社会教育主事の採用試験があると声をかけていただき、運良く足立区青年館に勤めることになった。この募集があった背景には、青少年委員も支援してくれた青年館増築運動が1974年に議会で可決され、1976年に増築がなされ、それを活かす専門職員が求められるようになったということがあった。私が入った時、職員は6人いたが3人が用務職で、あとは館長と次席の職員と自分だけだったので、色々なことが提案できたし、取り組ませてもらえた。ちなみに、この時、足立区では3人の社会教育主事が採用された。(内、1人は社会体育の社会教育主事だった)。
 私が入区した当時、東京5区連協は水元青年の家を拠点に、各区のサークルの交流や、都内の青年交流事業などを通して、青年や青年団体の成長を支援する組織として定着しており、私も足立区の世話人という立場で参画していくこととなった。東京5区連協との関わりで学んだことを活かして、青年館で様々な事業に取り組んだ。
 青年館では、実行委員会によって企画・運営する全7回の青年サークル講座やサークル大学を開催した。特に、月刊社会教育1983年5月号に掲載の論考でも紹介したが、1982年のサークル大学法学部では、現在の東京大学総長の浜田純一さん(当時は助教授)に講師を担当していただき、青年が主権者として政治学習に取り組む上で、広い視野から深い学びのきっかけになったものと思われ、印象深く思い出に残っている。
 また、その一方で、サウンド・イン・サマーというロックコンサートも、1年かけて実現した。多様な青年グループのやりたいことを応援できたという意味で、これも印象深い事業だった。
 ちなみに、新設のホールということで、施設管理者の抵抗が強かったが、問題が起こった場合は青少年委員会が責任を持つということでコンサートは実現した。当時の青少年委員会には青年部があり、何かにつけて、青年を力強く支援してくれるありがたい存在だった。
 しかし、私が直営の職員として青年館に勤められたは5年間で、1984年4月、(財)足立区コミュニティ文化・スポーツ財団に運営が委託され、その年の6月末までは委託された青年館に勤務した。委託については足サー連を中心に反対運動が展開された。
 4)社会教育課に社会教育主事として年度途中で異動したわけだが、翌1985年が国際青年年(IYY)であり、異動の前年度から組織された、青年の実行委員会と、それを支援する大人たち(青少年委員会やボーイスカウト等)を構成員とする組織委員会に関わって、様々な事業の企画・運営に取り組んでいった。その最初の事業は、青年海外協力隊OB会の紹介で実施した「タイの青年との交流会」だったが、青年の力をアピールし、IYYのための予算を300万円確保することにつなげた。そして、1985年は4,000人を対象にした青年意識調査、1万人フェスティバル「フィートアップ'85」、青年シンポジウム「北千住は原宿を超えられるか」(水元青年の家での宿泊事業)等を実施した。そのようなことから、IYY後にも、シンポジウムは継続し、第3回は「夜明けの足立に世界を見た」(宿泊)を開催し、青年の力とそれを活かそうとすることの大切さをアピールした。また、横断的な青年団体の連携組織も結成された。
 そして、これを契機に、第4期社会教育委員会議に青年施策のあり様の再検討が諮問され、私はその担当となった。そこで、答申に、「青年館」ではなく「青年センター」という名称にすることで直営での設置を盛り込むことができた。そして、約2億円で改装し、センターを直営でオープンすることができた(答申「足立区における青年にかかわる行政施策のあり方について」<任期1986年1月〜1988年1月>参照)。IYYの取り組みを通して、私は青年館を直営に戻したいと思い続けていたのである。
 その後、私は1984年7月から関わってきた「婦人問題学習」担当社会教育主事として、1988年4月、新設の足立区女性総合センターに異動し、1997年4月青少年課に異動し、生涯学習課に異動する等を経て、現在は学校支援の仕事に携わっている。だが、女性問題学習担当社会教育主事として、国立婦人教育会館の3年の研究プロジェクトに2年目から関わり、性別役割分担をめぐって、"結婚をめぐる10のプログラム"を実行委員会形式で開催することも経験したが、自分の中では、青年の社会教育活動としての一貫した追求を積み重ねることができた面があったと思っている。
 5)ふりかえってみると、青年の社会教育活動を支えた存在として、やはり水元青年の家は大きかったと思う。東京5区連協の拠点として、生活空間の近くにあって、そこで泊まり込んで議論等ができ、しかも、それを支えてくれる職員にも恵まれていたのだから。また、逆に、東京5区連協のメンバーが水元青年の家の主催事業の担い手になることで、青年の家を支援するとともに、その中で、青年を成長させてくれたのだと思う。
 水元青年の家は、青年の社会教育を担当する職員に対して青年教育セミナーを開催し、いわば、立川社会教育会館のセミナーの青年版の役割を果たし、職員の経験を交流する機会を提供し、ネットワークづくりを支援してくれた他、資質の向上に大きな役割を果たしてくれたことを痛感している。
 一方、足立区においては、青年館増築運動の経験は、貴重な財産になっていると思う。多様な青年が出会うことができ、そうした中で学びあっていく青年に寄り添う青少年委員等の大人たちがいたということ自体が素晴らしいことだったと思う。かつて私がお世話になった青少年委員さんたちは、皆さん亡くなってしまったが、今はその息子さんたちがPTA会長等になられている。そのようなつながりができているのも、こうした歴史があったからではないかとも思われるのである。
 ただ、一方で、子ども会活動が活発な足立区では、ジュニアリーダーから青年リーダー、そして大人のリーダーへと育てていこうと考えられてきたが、実際には青年リーダーまでで、その後の大人のリーダーにまではほとんど繋がらなかった。それが今の青年教育の衰退にもつながっているのかもしれない。
 また、青年サークル自体も、総合型から特定の活動を進める機能型・専門型が多くなり、生活丸ごとの付き合いが減っていった。しかし、近年では、NPO活動で"青年"による活動が見られるようになってきたように思うし、そうした中で団体を超えての連携・協力も見られる。そこでは多くの青年たちが自らを成長させる取り組みが展開されている。今やかつては夢でしかなかった市民運動・活動で生活する青年が存在できるようになってきたのである。
 このような流れは、1984年に「ネットワーキング」という本が出てから、NPOを志向する動きが現れ、1985年に朝日ジャーナルがそのような活動を紹介したのが最初の動きだと思われるが、その後、阪神淡路大震災時のボランティア元年と言われる動きから、いわゆるNPO法が制定されたことで実現してきたものだろう。そういう意味では、社会教育において青年教育は衰退したのは確かだが、青年の社会教育活動は今も展開されていると言えるのではないかとも思われる。
 前回の研究会で、昔ながらの組織と社会教育がつくろうとした人間関係の差異と、それをどう繋げるかが話題になったとのことだが、そういう意味では、足立区の非行防止という青少年健全育成施策は、子ども会では繋がりがあるが、青年教育にはほとんど繋がっていないのは否めないと思う。しかし、今述べたとおり、NPO等に繋がっているように思われるのである。

 以上の報告の後、次のような参加者とのやり取りがあった。まず、現在、足立区に残っている社会教育における青年教育の実態が成人式の実行委員会ぐらいになってしまっているという現在の解体された状況になったことが確認された後、その要因をどう考えるかという問いがあった。その問いに対して、青年センターが青少年センターになったことで青年の社会教育活動の拠点ではなくなったこと。また、かつては、活動に寄り添ってくれていた青少年委員会に青年部がなくなったこと等を挙げる回答があった。
 また、社会教育の青年教育は障がい者青年学級等以外は、当初、高校進学率の向上等の理由で縮小・衰退したが、別の部署で、引きこもりやNEET対策でNPOの育て上げネット等が社会教育的な手法を取り入れての取り組みを行っていたり、居場所づくりとしてNPOの渋谷ファンインのピアサポートが取り組まれていたり等が実施されていることが指摘された。そして、そのようになった背景として、足立区においては、近年の複数の大学の誘致や新たな都市開発によって若年層の増加があったが、23区で最も高い就学援助率などから学力水準が低いことが大きな問題になっていること。そうした中で、内閣府の提起による「子ども・若者育成支援推進法」が平成22年に施行されたことで、部局を超えた総合的な育成支援政策が推進されていることが確認された(しかし社会教育としての「青年教育」は姿を消していった)。
 この確認を踏まえて、活動を求める青年も、社会的課題も、法制度もあるのに、社会教育は関わらなくなったという現状をどう捉えるかをめぐって、3つの視点が提起された。
 1つめは、拠点となる施設と、青年たちを「お客さん」にせず寄り添い向き合う職員が求められること。そして、それらが失われた根本的原因は、その施設を表す名称が変質を許すものだったことが大きかったのではないか。つまり、それによって施設のミッションが変質したため、職員に求められるものも変わり、それに伴って運営体制等も変わっていったことにより、社会教育で担うことができなくなったのではないかというものであった。
 2つめは、社会の高学歴化が進んでも、学校外での青少年援助や青年の学びを担う専門職が小学校教員並みに機能しているドイツの事例(「社会教育士」約25万人)を紹介した上で、それを支える考え方として、子どもたちや青年の育ちや教育をフォーマルな学校だけに委ねるのでなく、第2、第3の道を(農村の青年教育の歴史にとどめず)都市においても、現代的に構築していく視点もあっていいのではないか、というものであった。
 3つめは、それらを踏まえて、職員の存在の重要性が提起された。それに対して、職員のあり方によって青年教育が成立するということよりも、それ以上に、青年教育を共同学習として成立させられる存在としての社会教育を手放してはいないかが問われているのではないかというものであった。(かつてのロハ台の実践が、単に教師から教えられるという学級ではなく、人間を解放していく共同学習に発展させられたことで社会教育実践の価値を高められたという歴史を通しての提起であった。)
 これらの問題提起を踏まえ、今後の社会教育の展望に繋げる社会教育史研究の方向性が改めて浮かび上がったことが確認されたところで終了時刻となり、定例学習会を終えた。


12,東京・特別区社会教育行政の歴史的変遷
   第7回東京社会教育史研究フォーラム研究会・記録 
      −第196回(TOAFAEC 6月)定例研究会と合同開催 齋藤真哉(29 May 2013 18:27)
・テーマ:「東京・特別区社会教育行政の歴史的変遷」
・報告者:荒井 隆さん(元大田区・社会教育主事)
・日時:2013年6月21日(金)18:30〜20:30
・会場:高井戸地域区民センター 第3集会室(京王井の頭線「高井戸」駅下車3分(環八渡ってすぐ)
 今回は、東京都大田区で社会教育主事としてお仕事をされていました荒井隆さんに、東京・特別区社会教育行政の歴史的変遷と題しまして、都区制度の変遷を踏まえて、特別区の社会教育行政及び社会教育機関・施設がどのような経緯で、かたちづくられてきたのかについてのご報告をいただきます。
 荒井さんは特別区社会教育主事会の会長を務められるなど、特別の社会教育主事の研修等において、後進の社会教育主事・補などに、特別区の独自性を踏まえた各区の社会教育行政の課題と展望などを学ぶ機会を提供してこられました。
 その中でも、特別区の社会教育行政の特徴として、社会教育委員の制度が整備されてこなかったことや社会教育機関・施設としての公民館が設置されてこなかったことを都区の制度の関係から考えるという視点を示されたことが印象に残っております。
 今回のご報告を題材に、特別区の社会教育の独自性が明らかにしてみたいと思います。
 特別区の社会教育に関わる皆様には、歴史から新たな社会教育の可能性を探る機会を提供できればと思います。皆様の参加をお待ちしております。
 また、荒井さんは、『社会教育主事がみた社会教育・生涯学習 東京23区からの発信』を今月、エイデル研究所から出版されましたので、そちらをお読みいただいてご参加いただければ、研究が深まるものと存じます。
荒井隆さん(20120621)


★記録1
佐治真由子(Tue, 25 Jun 2013 08:27)
参加者(敬称略):荒井隆、石川敬史、上平泰博、遠藤輝喜、小林文人,齋藤真哉,佐藤進,
            的野信一、野々村恵子、山口真理子、山添路子、佐治真由子
内容:報告の前半では、荒井さんが今年の4月に出版されたばかりのご著書『社会教育主事がみた社会教育・生涯学習 東京23区からの発信』をもとに、とりわけ第5章の「地方ごとの社会教育行政の多様性〜"選択的な定着化"、東京23区の場合〜」についてご紹介いただきました。
 昭和26年から28年にかけて北区、練馬区、杉並区の3区に公立公民館が設置されるが、他区では設置されず、最後に残った練馬公民館も区の組織改正により平成24年4月に「生涯学習センター」と名称変更されたことにより、「公民館がない特別区」となった。ほかにも特別区の特殊性として、区教育委員会が直接事業を実施するなど「教育行政と教育機関が未分化」であったこと、また昭和50年代でも23区中10区のみの設置で、残り13区では設置されずに今日に至っている「社会教育委員設置率の低さ」。その一方で、東京郊外にあった都立青年の家の常時活動の場として、東京都独自の取り組みで昭和43年までに各区に一館ずつ「青年館が設置」。
 だが、青年層の利用が次第に減少し、代わって女性や高齢者の利用が増加したことにより、青年館の名称自体も、社会教育会館や文化センターへと転換。荒井さんが勤めた大田区も、昭和50年代に青年館12館の計画的配置を進めたが、昭和60年度にはその名称をすべて文化センターへと改称。
 以上、特別区に見られる社会教育の"選択的定着化"をふまえ、「23区独特の行政体質の存在」、すなわち昭和27年に区長公選制を廃止されてから平成12年に区が基礎的な地方公共団体とされるまでの48年間にわたり、特別区は都の内部的部分団体であるという位置づけが続いたことにより「23区横並びの体質」が根付いてしまったのではないかというのが荒井さんの仮説であった。
 その後の質疑応答で「なぜ特別区に公民館が根付かなかったのか」「青少年対策地区委員会やジュニアリーダーは社会教育課や生涯学習課などが所管しているものの、そうした人たちの会合は他部局が所管する集会所や地域センターで開催されている場合が多い。そのことをどう考えるか」、「社会教育は(町会や自治会、青少年対策地区委員会などの)保守的な地盤の変革まで目指すのかどうか」などの意見が出されました。
 会の終了後は、いつものように「イーストビレッジ」で報告者・荒井さんを囲んで、ご著書の出版祝いを兼ねた楽しい会でした。
★記録2 佐治真由子(Tue, 25 Jun 2013 08:27)  - 6月21日(金)夜の研究会(前号に記録)の報告と論議のあと、さいごに〜NPOや青少年健全育成地区委員会などの社会教育団体と社会教育職員との関係づくりについて〜私が思うこと〜。
 …板橋区の社会教育指導員の時に自分が仕事として、また現在も一市民として関わらせていただいているNPO の人たちのことを考えたとき、その人たちは、社会教育主事たちの専門性やそれにもとづく矜持への敬意はあるものの、長年地域の中で福祉の運動や市民運動を担う中で培ってきた理念やノウハウは確固としてもっている。
 NPO から出された企画書等を事業化していく際など、どちらかがどちらかに一方的におもねることなく、緊張感漂う中で両者の話し合いが展開される。そして、NPO と社会教育会館やそれを所管する教育委員会との共催で行うことで、NPO が自らのやろうとしている企画や事業に何らかの制約を生じさせてしまう場合には、無理して共催で行おうとするのではなく、NPO 単独の事業として実施される。そしてそのことを社会教育主事らも支持し、側面からの支援をする。
 一方で、町会・自治会やかつての青少年対策地区委員会(現在は青少年健全育成地区委員会)などに集う人たちには、行政を支えているという自負があり、活動内容としては行政が委託するものが中心となっている。自主事業に加えて、その多くが行政からの委託事業であるが、それを支えているのは自分たちなのだから、自分たちの主張が捻じ曲げられるといった制約を感じることもない。
 市民のニーズがますます多様化していると同時に、行政のスリム化が進む昨今、NPOやさまざまな市民団体との共同・協同なくして、首長部局も教育委員会もそのニーズに応えうる事業展開することが難しくなっている。
 その時、社会教育職員にもとめられているのは、相手の目指す像を共有しながら共同で事業を行うことが互いの利益につながるかどうかということである。相手と互いに学びあう関係がつくれるかどうかを見極めることであり、それが難しいと判断されれば「それはあなたのためにならない」と潔く言えることではないだろうか。そしてその潔さはもちろん独りよがりな思い込みなどではなく、社会教育法の精神に則って研鑽を積んだ自らの専門性に裏打ちされたものであると同時に、相手の目指す像を共有し相手と真摯に向き合おうとするからこそ生まれる教育者としての矜持であるように思う。
 板橋区のNPO の人たちは社会教育主事らの助言を得ながら、現在、町会・自治会が担っている機能をより機能性のあるオルタナティブな組織体に代えていこうとする試みを開始しようとしているが、もちろんそれは容易いことではない。それを成し遂げるためには、町会・自治会を自らの都合のよいように取り込んでいる行政全体が変わっていこうとすることなくして実現困難であり、それこそ「行政改革」が必要とされるところではないか。
 それと同時に、そうした行政の事業に頼らずとも、区民の中にさまざまなNPO や市民団体の活動の輪が広がれば、行政もさまざまな関係団体と組むことができ、現在の行政と青少年健全育成地区委員会などとのように関係性を固定化させずとも、さまざまな団体とより自由な協力関係を築くことができることを、いま川崎市役所で働いて思うのである。
★記録3,南の風3108号(ぶ) 21日夜の研究会(第196回)、すこし遅れて始まりました。「… 17:50頃、芦花公園・人身事故のため、京王線上下線運転見合わせ。運転再開は19時頃の予定、調布駅は大混雑。バスで吉祥寺に出て、井の頭線に乗るつもりです」(山口真理子さん)。それでも常連はほぼ集まって12名の参加。報告の荒井隆さん(元大田区社会教育主事)とは5年ぶり?か。終わってイーストビレッジへ。4月に刊行された荒井さんの新著『社会教育主事がみた社会教育・生涯学習』(エイデル研究所)のお祝い乾杯をしました。山添路子さんの顔も見えて、賑やかな夜となりました。


11,5月事務局会議 (5月24日、風の部屋)
記録1「歴史を復元する」(南の風3092号 ぶ) さて、昨夜(24日)は東京社会教育史研究フォーラム・事務局会議でした。今後に向けて課題や段取りなど、話はつきませんでした。夜の集いはいつも時間が足りませんね。ぶんじんは忘れてはならない課題として、あらためて10点の「視点」を出しました。識字、地域児童文化運動、PTA,大学開放、学生の地域活動(サークル・セツル)、都市型の文化たまり場、うたごえ運動、専門職論とスタッフ論、諸施設・コミュニテイセンターを含めての都市型施設運動の相互関連などなど。
 1988年から1999年まで旧多摩社会教育会館によって刊行された「三多摩社会教育の歩み」(全13冊)のなかに(当夜、話が及びませんでしたが)この10視点はほどんど先駆的に取り上げられていることも再発見しました。
 この夜の収穫としては、作業をすすめていくための年表づくり、そして資料センターを再していく必要が再確認できたこと。とくに「斉藤峻」資料の取り戻しや、(23区)公文書館の可能性をさぐることも。斉藤資料については、幸いに「目録」(約700点)が「三多摩社会教育の歩み」第3号、第5号(丸田修二資料も)に残されていること。これは私たちの大きな光明です。短い時間ながら、いい夜となりました。
記録2 「どのように研究を進めるか−5月24日・事務局会議で語り合ったこと−」斉藤真哉(風3094号)
 先日の「南の風」(3092号ぶ欄)にて、小林先生からのご報告もありましたが、私たちが何を目指して、研究し、本を出すのかについて議論をしましたので、その一端を報告します。
 目標は、東京だけでなく、全国の社会教育に関わる方々に、未来を担う若い人たちに勇気を与え、社会の不条理を正している方々を励ましたいということです。
 それを絵空事や空理空論で語るのではなく、これまで語られてこなかった東京の社会教育のすごさに触れる窓を開け、消えつつあるものを復元し、再び存在させることで、大都市の社会教育の力を目に見えるものに、かたちにしていこう、ということになりました。
 そこで面白い視点を小林先生がら出してくれました。それは、大都市の社会教育の力を見る視点として、京都では“町衆”の力がまちをつくってきたと言われるが、それを“市民力”と捉えると、社会教育行政の枠では収まらない、行政や制度ができなかった社会教育が、連綿とあるということにも目を向けるということです。
 現代版の“町衆”の活動をNPO となぞらえるなら、行政が地域の文化を壊してしまったところでは、NPO が伝統的な地域団体にはたらきかけながら、地域文化の再生を図っていく役割を担っていることに注目するということです。


10,東京の戦後図書館史を考える視角- (第6回)研究会ご案内・報告
          井口 啓太郎(Wed, 1 May 2013 22:35)
 <東京社会教育史研究フォーラム・定例研究会(第6回)のご案内>
 昨年秋のTOAFAEC 第187回研究会(2012年9月28日)が契機となって、東京社会教育史研究フォーラムが発足しました。その後、11月7日(第2回)、1月16日(第3回)、2月2日(第4回)、4月19日(第5回),と回を重ねてきました。この間の経過や論議については、TOAFAEC ホームページ「東京社会教育史研究フォーラム」サイト(本ページ)をご覧ください。
 今回は、前回の栗山さんの東京・博物館史の研究報告に続き、東京・公共図書館史を概観する施設史編です。特に図書館政策とその展開を中心に、事務局メンバー・石川敬史さんが報告されます。
 石川さんは、社会教育の観点から長野県PTA 母親文庫をはじめとした読書運動,移動図書館史などを視野に入れ戦後図書館史を研究されています。東京の施設づくり運動を牽引した住民による図書館づくり運動史や都政における図書館政策史など、すでにいくつかの視角がこれまでの研究会でも指摘されてきました。今回も重要な社会教育史の断面が切り取られることと思います。御関心お持ちの方はどなたでもお気軽にご参加ください。
日時:2013年5月10日(金)18:30〜20:30
報告:石川敬史さん(十文字学園女子大学)「東京の戦後図書館史を考える視角」
会場:杉並区・高井戸地域区民センター 第3集会室
   〒168-0072杉並区高井戸東3-7-5 TEL 03-3331-7841
   *京王井の頭線「高井戸」駅下車3分(環八を渡ってすぐ)
報告者・石川敬史さん (高井戸、20130510)


★記録
1、山口真理子(Sun, 12 May 2013 12:13) 南の風3085号)
参加者:井口啓太郎,石川敬史,井上恵子,岩本陽児,海老澤憂紀、小林文人,齋藤真哉,
     武田拡明,野々村恵子,山口真理子
内容:最初に現在の「図書館」をめぐる状況をどう考えるか、から話は始まりました。千代田区や武雄市のように指定管理者やPFI等による図書館がメディアで大きく取り上げられる一方で、奮闘している直営の図書館もあること。そもそも図書館とは何のため・誰のためか、を考えさせてくれる「図書館の自由に関する宣言」等の理念と、東京の図書館史に関する先行研究の紹介。(詳細なレジメ)
 日本の公共図書館サービスの戦後史を7期に分けて概観。それぞれの期に特徴的な活動が紹介されました。第1期(1945-62)図書館法の制定、読書普及運動。第2期(1963-69)・第3期(1970-78)は『中小都市における公共図書館の運営(通称:中小レポート)』『市民の図書館』が出版され、日野市立図書館が活動する時期。市立図書館における貸出中心の運営が活発化し図書館設置運動が起きてくるが、ほとんど東京が中心といってもよい。
 第4期(1979-86)〜第7期(2000年-)は、東京以外の地域でも注目すべき市町村(浦安市など)や県(滋賀県など)が見られるようになり、コンピューター導入による目録等の改革が進むとともに、サービスが拡大し図書館相互に、更に都道府県立図書館中心のネットワークが構築され、大規模化していく。一方で、委託問題や貸出重視に対する議論,専門職問題など諸課題も生じてくる。
 本題の東京の図書館史は、1)終戦直後(1940-1950年代)、2)中小レポート以後(1960年代)、3)図書館振興策(1970年代)、4)1980年代以降、に分けて論じられました。(1)の時代はCIE図書館や移動図書館「むらさき号」の活動等。石川さんの研究テーマでもあり、その頃の「むらさき号だより」やリヤカー図書館写真のコピーも見せてもらいました。(2) 23区に図書館はあるものの、多摩地域にはまだ市立図書館は少なかった時代、各市で家庭文庫・地域文庫が活動していきました。これらから図書館づくり運動も起こっています。日野だけではなく、府中・町田・調布各市もこの時期に開館しています。(3) 美濃部都政の1970年に『図書館政策の課題と対策』が出され、多摩全域に図書館が設立されていきます。第2線図書館(都道府県立図書館)の役割明確化は、それまでも論じられたように記憶していますが、都立中央図書館の建設とサービスにより実体化し、東京の図書館全体の振興に大きな意味がありました。*(ここは山口の感想)それなのに今は…と嘆いたり怒ったり、です。横道に逸れました。(4)期は課題として全国的に現れる委託問題、指定管理者、行政貧困等。
 最後に東京の戦後図書館史の視角について。「まさに1960年代から1970年代の日本の図書館史は、東京の図書館史!」という石川さんのコメント。@図書館は与えられるものではない。市民が図書館をつくり、地域をつくる。司書・図書館が図書を届ける。A何のために、なぜ図書館が必要か、B戦後からの連続性など。
 補足として、司書職制度を考える上での象徴的な東京都人事委員会裁定(「図書館司書有資格者の転任処分事件」蔭山配転問題と『社会教育ハンドブック』(初版、1979年)「図書館」項目の紹介が文人先生から。『南の風』3084ぶ欄(下記・報告1)。
 石川さんの報告のあとは、図書館設置運動について、住民運動(文庫活動)と図書館(員)が作る運動の2つの系譜があることや、公民館と図書館との関係,図書館協議会の任意設置の問題、友の会等の実態、図書館サービスとは。図書館のサービス対象が<個人>であることについての社会教育的立場からの疑問等々が出されました。山口にとっては、1970年代からの東京の図書館史は私的な自分史、同時代史と重なりました。
 会の終了後は、いつものように「イーストビレッジ」で報告者・石川さんのご苦労さん会。残った人は少ないのですが、前回報告の栗山究さんが駆けつけてくださって、楽しい会になりました。

★記録2 (小林文人、南の風3084号)
 東京社会教育史研究フォーラムは昨年秋にスタートし、この間「風の部屋」での数回の事務局会議(勉強会)を加えると、すでに東京研究フォーラムとして(TOAFAEC 定例研究会とは別に)10回の集いを重ねてきたことになります。
 この夜の報告者は石川敬史さん(十文字学園女子大学)。「東京の戦後図書館史を考える視点」をテーマに、面白い資料・データを用意してのお話。日本の公共図書館の歩みは、1960〜70年代に東京を舞台に先進的に展開してきたとの指摘が印象的でした。ぶんじんも補足的に二つの話題提供。
 一つは『社会教育ハンドブック』(初版、1979年)「図書館」項目(担当・故小川剛氏)の重要性。とくに1970年代の東京・図書館振興政策、専門的「司書職」制度化への施策構想(実現しなかった)など、当時の美濃部都政下の積極的な動き・諸資料が含まれています。この時期、東京の図書館運動は、公民館「三多摩テーゼ」づくりや博物館の「地域博物館」実践を牽引する上でも、先導的な位置をもっていたと言えましょう。同『ハンドブック』はいま『社会教育・生涯学習ハンドブック』として改訂8版(エイデル研究所、2011年)を重ねていることはご承知の通り。
 あと一つは、司書職制度にかかわる「陰山配転問題」についての東京都人事委員会裁定(1978年)資料。今はあまり目に触れることがなく、この機会に「別冊ジュリスト」118「教育判例百選」所収の解説(小林文人)を紹介させていただきました。
 この夜は1970年代の東京・図書館史の躍動を回想する機会となりました。都も区市自治体も職員も市民も、それぞれに積極的な関わりをもって動いていた時代だったのです。


9,第5回東京社会教育史研究フォーラム・案内/記録
                 齋藤真哉(Mon, 8 Apr 2013 22:39)
日時:2013年4月19日(金)18:30-21:00
テーマ:東京の博物館史をどうとらえるかー地域博物館実践の歩みを視野にいれて
会場:高井戸地域区民センター 第五集会室
報告者:板橋区教育委員会社会教育指導員 栗山究さん
趣旨:今月は東京の社会教育史の中の地域博物館史を俯瞰しながら、地域博物館史を研究する視座についての意見交換をしたいと思います。
 報告者は、伊藤寿郎の地域博物館論の研究を踏まえながら、今日の新たな地域博物館論の提起を試みている栗山さんです。東京の社会教育史の研究の幅を広げる機会となるものと思います。皆さんの参加をお待ちしております。
○東京社会教育史研究フォームの経過、その他の研究会予定等はTOAFAECホームページに掲載。
・東京社会教育史研究フォーラムの Webサイト(これまでの経過等):本ページ
・他の研究会を含めて、今後の予定・スケジュール等:→■
報告者・栗山究さん (高井戸、20130419)


★記録(齋藤真哉、Wed, 1 May 2013 18:31)
参加者(4月19日夜):石川敬史、井上恵子、江頭晃子、小林文人、齋藤真哉、野々村恵子、
              山口真理子−(敬称略)
○栗山究さん(早稲田大学非常勤講師) まず、地域博物館とは何かを郷土博物館との違いを示しました。 郷土博物館とは、中央集権体制の構造下に配置される博物館の施設の一つであり、地域博物館とは、地域課題について市民が主体となって取り組みを育み、支えていく施設です。
 博物館には、資料の収集、保存、調査、研究、公開、展示、教育という機能の延長上にある博物館観とフォーラムという見方がありますが、両者とも施設開設の背景にある歴史的・社会的視点が欠落しています。そのうえで、地域博物館実践史を住民の学習が施設を創造していく過程として捉え、それを東京の博物館史を捉える視点に据えます。
 東京の地域博物館史を描くために、既存の個別研究から紡ぎだす方法に加えて、実現しなかった施設づくり運動に着目し、何をめざし、何故施設にならなかったのかを考えるという方法があります。
 博物館の今日の特徴は、文化財・伝統産業などの文化資源の保護活用と結びつけて小規模博物館の連携・充実が図られる動き(例:ミュージアムネット、まちはく)と地域内の文化施設として位置づけて市民の活用を促進する動き(例:スタンプラリー)があります。
 これらは、平板化した学習社会に対応したミュージアム・マネージメントの時代が到来したことを意味しますが、このような状況下で、東京の地域博物館史をどのように描くかということを議論したいと思います。
○補足(小林文人先生) 「三多摩社会教育のあゆみ」X集、三多摩の公立博物館関係者座談会(1991年)記録及び「ミュージアム三多摩」などの資料から、三多摩公立博物館のあゆみを振り返ることができます。
 伊藤寿郎さんは、図書館・中小レポートとその後の図書館づくり運動、また三多摩の社会教育施設づくり運動にも学ぶことにより地域博物館という視点を確かめていったのではないか。また沖縄・名護市博物館(「子ども」と「ぶりでい」の視点など)に大きな刺激を受けるところがあったと思います。
○意見交換
*伊藤さんの地域博物館論を現在の状況から捉えなおしてみたい。
*大都市の市民の多様性な運動の視点から捉えていかないと東京都の博物館実践は見えてこない。
*行政に収斂させない博物館論を考えるために、住民の博物館づくり運動の記録を繙く必要がある。
*博物館づくり運動には中小レポートのような指針があったのか。
*公民館、図書館、博物館が地域史の収集、保管、研究、公開を行なうことによって機能が重なる。
*三多摩の博物館史を行政及び市民の両方の視点から描く必要がある。
○東京の博物館史をえがくための今後の課題
*『東京都教育史』1997、君塚仁彦「博物館」(戦後編は未刊)をひもとく。
*東京の博物館制度史を明確に描く。
*東京の市民の博物館運動の歴史を明確に描く。
*東京でなければできなかったであろうこと、東京だからできたと思われることなど東京という地域の
 特性を踏まえたユニークな博物館史を描く。


8,東京・特別区の社会教育史を俯瞰する第4回研究会−案内・報告*南の風3031
  (TOAFAEC(第192回)2月定例研究会と合同
開催) 井口啓太郎、Fri, 8 Feb 2013 10:28
 昨年秋のTOAFAEC 第187回研究会(2012年9月28日)が契機となって東京社会教育史研究フォーラムが発足しました。その後、11月7日(第2回)、今年1月16日(第3回)と回を重ね、事務局会議を含めて活発な活動が始まっています。この間の経過や論議については、TOAFAECホームページ「東京社会教育史研究フォーラム」サイト(本ページ)をご覧ください。
 第4回研究会は、下記のように、TOAFAEC 2月定例(第192回)研究会と合同で行うこととなりました。これまでの、東京社会教育史の再発見、その全体像をとらえる視点、今後の研究をどう進めるか、などの論議をふまえて、今回は「東京・特別区の社会教育史を俯瞰する」をテーマに議論を深めます。
 大都市・東京の特別区は、現在は首長部局移管、指定管理者制度などの影響もあって制度面からみれば厳しい状況にありますが、歴史的には公民館・青年館・社会教育館などの独自の施設史があり、多摩地区にはない社会教育主事・社会教育指導員の設置と集団形成によって、個別には豊かな実践が育まれてきました。そうした社会教育史の歩み諸相を拾い集め、全体を俯瞰していく、その一歩になるような研究会にできればと思います。
 せっかくの合同研究会、幅広い関心のみなさんと終了後は恒例イーストヴィレッジにて交流の場をもちたいと思います。ご参集、よろしくお願いします。
テーマ:東京・特別区の社会教育史を俯瞰する〜大田区の社会教育のあゆみから〜
報告者:大田区教育委員会・社会教育主事 野村千寿子
コメンテーター:元練馬区教育委員会・社会教育主事 野々村恵子
日時:2013年2月22日(金)18:30〜20:30
会場:東京都杉並区高井戸地域区民センター第3集会室
    〒168−0072杉並区高井戸東3−7−5 tel:03-3331-7841
    *京王井の頭線「高井戸」駅下車徒歩3分(環八を渡ってすぐ)
終了後(20:45〜)交流会「イーストビレッジ」Tel 03-5346-2077
    高井戸駅から徒歩2分。環八・神田川傍マンションビル(裏側)1階
当日連絡先:遠藤輝喜090-7942-4785、山口真理子090-1548-9595
         齋藤tel:090-5996-9351、井口tel:090-4620-4643
★記録 (江頭晃子、Sat, 23 Feb 2013 21:13)
<第4回東京社会教育研究フォーラム報告−TOAFAEC第192回定例研究会との合同−>
参加者(敬称略):井口啓太郎、井上恵子、岩本陽児、上平泰博、小田切督剛、江頭晃子、栗山究、
 小林文人,齋藤真哉,佐藤進,武田拡明、的野信一、野々村恵子、野村千寿子
 (交流会から−山口真理子、遠藤輝喜)
内容:最初に野村さんから大田区の社会教育の歩みを2期に分けて報告していただきました。戦後初期の施設がない時期からの成人学校、社会学級、青年学級、母親(婦人)学級等の多彩な事業。1960年以降の青年館(のち文化センター)等15館構想により広がった施設を利用しての区民大学、高齢者教室、女性セミナーなど、知識習得・趣味活動、生活課題解決をも含めた広汎な講座・活動が展開されてきたこと。23区のなかでは注目されてきた施設の設置、社会教育主事(4名)や社会教育指導員(最大40人)による積極的な職員体制による拡充の時代。
 1980年代以降は青年館は文化センターへ名称変更されていく一方、生涯学習振興施策による学級講座事業の改変、2001年「第2次生涯学習振興計画」によって従来事業の見直し、成人学校・高齢者教室の廃止など相次ぎ、2003年には文化センターは区長部局へ移管された。「文化センターまつり以外の事業はなし」という状況になってしまった。最後に現在の社会教育事業について話され、社会教育行政がやるべき仕事内容と他部局や民間企業との住み分けと連携と、これまで培ってきた市民活動を含めた「社会教育」の再認識が必要であることが指摘されました。
 次に野々村さんから練馬区を中心に、同時に23区全域を見渡しながら、90年代以降の社会教育の特徴的な変化について報告がありました。「生涯学習」という名称の登場とともに23区の社会教育は施設・職員・組織とも大きく変わってきたこと。多摩地域と違い東京都施策の影響が大きく、区民とともに学びあう関係が奪われ、情報提供や計画作りなど学びの周辺整備など机上でのサービス提供事務が増えていったことなど話されました。
 参加者からは、それぞれの自治体での経験や同様の変化、市民の学びと社会教育行政とのつながりのとらえづらさ、個人・サークル・NPO活動への支援の方法、活動と学習との関連、社会教育「解体」をどうとらえるかなど活発な論議がかわされました。他方で、1990年代には市民参加による「生涯学習計画」づくり(東大和市など)の動きもあったこと、社会教育行政「解体」と言っても市民活動は活発なのではないかなども。
 終了後はイーストビレッジ交流会へ。今日の報告への感想や意見、大田の隣の川崎の状況を武田さん・小田切さんに聞きつつ、久しぶりに野村さんの「なごり雪」を聞きました(その前座を争って小林先生と上平さんが本気でジャンケンをしていたような記憶あり)。
 3月の予定について。東京社会教育史研究フォーラムは事務局会議のみ開催とし、次回は4月19日(金)「東京の地域博物館史」について栗山究さんに報告をお願いする予定です。
左より野々村恵子さん、野村千寿子さん(高井戸、20130222) *関連写真→■



7,東京社会教育史研究フォーラム(第3回研究会)−案内・報告
         (事務局長・齋藤真哉、Mon, 7 Jan 2013 14:05)    
       年末年始をはさみ、ご案内が遅くなりましたが、標記・第3回研究会を予定通り、
       次のような要領で開催します。奮ってのご参加をお待ちします。*南の風3015号
日時:2013年1月16日(水)18:30〜20:30
会場:東京(杉並)高井戸地域区民センター第3集会室
    〒168−0072杉並区高井戸東3−7−5 (tel:03-3331-7841)*井頭線「高井戸」下車徒歩3分
テーマ:今後の東京社会教育史研究をどのように進めるか
提案・話題提供:事務局から
 その1 第2回研究会(11月)小林報告「東京社会教育史の全体像を捉える視点」を受けての課題提起
 その2 これからの研究会(研究成果公刊を含めて)の進め方
経過と内容:
 前回の第2回(11月7日)は、小林文人先生に「東京社会教育史の全体像をとらえる視点」というテーマでお話をいただきました。
 話の項目は「戦後社会教育史における東京の位置」、「社会教育構想・計画」、「公民館構想」、「施設づくり住民運動」、「社会教育職員の体制づくり、職能集団」、「大学の開放機能、社会教育実践における『大学』」、「障害者に関わる社会教育実践の歩み、識字・日本語教育の取り組み」、「住民参加、市民運動、NPO」、「福祉・労働・保健・看護・学校など関連領域」、「大都市特有の社会問題」でした。その後、意見交換を行ない「東京社会教育の歩み、独自性をどうとらえるか」という課題が出てきました。
 また、第190回・TOAFAEC定例研究会(12月21日)において、井口事務局次長から、今後の研究フォーラムの方向性について、以下の三つの課題提起がありました。
 @東京社会教育行政・施設・実践の実証的歴史研究→これまでの東京社会研究史研究の蓄積から進める視点及び23区、三多摩地区など地域性を踏まえて東京社会教育史を再構成する視点。A1970年代「昭和」期に形成された社会教育構想・行政が、「平成」期になって「解体」していく背景を、図書館・博物館史研究、市民活動・NPO研究や公共政策・地方自治論など学際的視点を含めて検討する必要性。B大都市社会教育研究と世界都市・東京の位置→国内の都市間や東アジア各都市と比較する視点。
 今回は、それらを踏まえて、今後の東京社会教育史研究をどのように進めるのかについて、研究の成果をどのように公刊していくかを視野に入れながら、検討をしたいと思います。
 新たにご参加の方は、次の参考文献を可能な範囲でお読みください。
・小林文人「東京・三多摩・社会教育史研究」
→■
 http://www004.upp.so-net.ne.jp/fumi-k/tokyokenkyu.htm
・同「これからの公民館の展望をどうえがくか」(『公民館60年−人と地域を結ぶ社会教育』国土社刊、
   2005年、所収)
→■http://www004.upp.so-net.ne.jp/fumi-k/kouminkansiseturon.htm など。
当日連絡先:齋藤tel:090-5996-9351、井口tel:090-4620-4643
★記録1 石川敬史 (Fri, 18 Jan 2013 15:22)
参加者 (順不同、敬称略):小林文人,野々村恵子,山口真理子,上平泰博,井口啓太郎、
   遠藤輝喜,石川敬史,齋藤真哉,佐藤進,的野信一,佐治真由子,江頭晃子(司会)
内容:1月14日の雪がまだ残り,吐く息も白く冷たい空気の中,多くの皆様にお集まりいただきました。まずは小林文人先生より,『朝日新聞』(2012年10月16日)における原武史氏(明治学院大学教授)の「空間政治学」を掲げた団地研究の記事紹介,石川より東京の図書館史を社会教育史の文脈の中でどのように捉えるかという報告の後,本題の報告・話題提供となりました。
 まずは井口啓太郎さんより,多摩地域の社会教育・平成史をキーワードに,「平成」史における東京社会教育構想「解体」の検討として,多摩地域の公民館の3つの潮流を紹介いただきました。そして,これからの大都市社会教育を展望するため,ゼロ年代の職員の関心として,外部環境を踏まえた社会教育行政の必要性,そして市民活動・NPO研究,公共政策・地方自治論等の周辺領域との関連で社会教育の役割や機能を再検討する視点を提起いただきました。
 事務局長の齋藤真哉さんより,特別区の社会教育・平成史をキーワードに『特別区社会教育主事会紀要』のNo.1 からNo.34(1963〜1996)の目次一覧にもとづき,特別区社会教育の課題の変遷(人権教育,生涯学習推進体制の整備,青少年,地方分権化の推進による都と区の関係,新しい公共)について報告いただきました。
 東京の各自治体で社会教育に携わっているいるお二方からのご報告を受け,教育システムの中での公民館の在り方(学校教育との連携),戦後東京都・特別区社会教育主事集団の形成と三多摩地域との違い,など活発な議論が続きました。東京の社会教育史を検討するうえで必要な視点は数多くあり,これからの研究会の進め方を事務局で明確にする予定です。
 次回例会は,2月22日(金)のTOAFAEC定例(2月、192回)研究会と合同のかたちで開催予定です。詳細は追ってご案内いたします。
★記録2 小林
ぶんじん(南の風3020号)
 16日「東京社会教育史研究フォーラム」の夜は、研究会終了後、高井戸のいつもの店ではなく、二つ駅を移動して西永福へ、この香港料理店で二次会となりました。残ったメンバー10人ちかく。酔ってよく語り、愉快な夜(ぶんじんだけ酔っていたかも?)でした。皆さん、ご苦労さま。
 久しぶりの上平康博さんが珍品・奄美黒糖種を土産に持参。龍郷町(奄美市=旧名瀬のとなり)「里の曙」(原酒43度)。これに感激!したのでした。店の紹興酒も注文し、そのあと黒糖酒の瓶を開けると、まさに芳醇の香りがただよい、黒糖酒の水準を実感しました。
 持ち込みの酒は歓迎されない、小姐は文句あり気でしたが・・・黒糖種はゆっくりと喉を通っていきました。1980〜82年頃の奄美調査の頃が懐かしく、南の奄美の海鳴り、やさしい島人たち、を想い出していました。楽しくなるといくつか忘れもの。写真を撮るのをすっかり忘れてしまった。

2013年

6,今後の研究会の方向性- 東京社会教育史研究フォーラム
         
TOAFAEC第190回定例研究会(2012/12/21 井口・報告メモ)
 今年9月の定例研究会(第187回)は、「東京社会教育の歩み・その再発見の試み」をテーマに開かれ、この論議から「東京社会教育史研究フォーラム」発足(事務局長:齋藤真哉)。
1.東京社会教育行政・施設・実践の実証的歴史研究
・東京社会教育史の証言収集・多摩社会教育会館の共同研究・「東京都教育史」通史編・杉並の社会
 教育・公民館の資料研究など、これまでの東京社会教育史研究の蓄積から。
・地域性(23区、三多摩、郡部・島しょ)を踏まえつつ、資料・文献・記憶に依りながら、東京社会教育
 のあゆみの再構成と再発見にむけて。
2.「平成」史における東京社会教育構想「解体」の総合的検討
・ゼロ年代の職員の関心として、2010年代〜の社会教育構想の創造のために。社会の再構成のなか
 で社会教育は必要とされるのか。
・(おおざっぱにいって)1970年代は住民運動と革新自治体の時代。東京・三多摩の社会教育構想・計
 画は、そうした理想を語る言葉が直進した時代のなかで生まれてきた。しかし、社会教育に限らず「昭
 和」期に形成された中間集団は、「平成」期になって解体し、社会教育の制度も大きく揺らいできた。
・こうした「昭和」的社会(教育)構想「解体」の背景を、個別の政策批判ではなく俯瞰的な「平成」史から
 捉えていく必要があるのではないか。図書館/博物館史研究や市民活動・NPO研究、公共政策・地
 方自治論、労働運動・社会運動論など学際的視点から。
3.大都市社会教育研究と世界都市・東京の位置
・これまでの都市型―農村型といった比較軸ではなく、国内の都市間や東アジア各都市との比較から
 東京社会教育の再生・創造のヒントを得られないか。
・とりわけ、これからの都市における社会教育実践のイメージをどのように描くのか。そのイメージは東
 アジアにあるか。

東京社会教育史研究フォーラム事務局(左より斉藤真哉・事務局長、江頭晃子、井口啓太郎−イーストビレッジ−120928)



5,東京社会教育の歩み、独自性をどうとらえるか−第2回東京研究フォーラム報告
                     (井口 啓太郎、Thu, 8 Nov 2012 09:34)
日 時:2012年11月7日(水)18:30〜21:00
場 所:(杉並)高井戸地域区民センター第二講義室
テーマ:東京社会教育史の全体像をとらえる視点
報 告:小林文人(TOAFAEC)
参加者(順不同、敬称略):野々村恵子、山口真理子、齋藤真哉、栗山究、遠藤輝喜、井上恵子、
 石川敬史、金宝藍、江頭晃子、上田幸夫、佐藤進、的野信一、佐治真由子、井口啓太郎(司会)
内容:
 先月動きだした「東京社会教育史研究フォーラム」でしたが、第2回の例会をもつことができました。前回に引き続き、十数名の参加者、多彩な顔ぶれ、今後に期待が膨らむメンバーが集結しています。今後もネットワークを広げながら研究の中身を深めたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
 今回は改めて文人先生に、小一時間、標記テーマで語っていただきました。レジュメの項目のみご紹介すれば以下の通り。
1,戦後社会教育史における東京の位置(首都社会教育の独自性、時期区分論・案など)、
2,社会教育構想・計画(都社教委員の会議、自治体生涯学習計画の動きなど)
3,公民館構想(杉並・安井構想、国立・徳永構想、三階建論、三多摩テーゼなど)
4,施設づくり住民運動(文庫から公共図書館づくりへ、公民館づくり住民運動など)
5,社会教育職員の体制づくり、職能集団 (東京都社会教育主事の配置、派遣社会教育主事問題、
 職能集団の形成など)
6,大学の開放機能、社会教育実践における「大学」
7,障害者に関わる社会教育実践の歩み、識字・日本語教育の取り組み
8,住民参加、市民運動、NPO
9,福祉・労働・保健・看護・学校など関連領域
10,大都市特有の社会問題(都市問題)に関わって(ホームレス問題など)
 特に東京社会教育の勃興期である1950〜70年代を中心に、通史を描く視点を多面的に提示していただいた、そんな報告内容だったと思います。
 その後の議論のポイントの一つは、東京の職員制度の特徴、とりわけ派遣社会教育主事、社会教育指導員制度をめぐる議論と影響、司書職制度の未定着、職員集団形成の課題など。
 やはり一回で「全体像をとらえる」には時間が不足、次回以降も博物館・図書館の独自性、23区・三多摩等の地域性などに配慮する必要もありますが、すぐに各論的なテーマに入るよりも、しばし総論・概観を重ねながら研究の視点を整理したいと思いました。
 詳しい研究会記録は齋藤真哉(フォーラム事務局長)が起こします。でき次第、参加者には配信予定。次回例会は、12月21日の(TOAFAEC)合同研究会を挟んで今のところ来年1月16日(水)の予定。詳細追ってご案内します。
東京社会教育史研究フオーラム(第2回)、杉並・高井戸地域センター、撮影・金ボラム(20121107) 関連写真(11月7日)


付(当日レジメ)東京社会教育史研究フォーラム(第2回) -  2012/11/07  小林
東京社会教育史の全体像をとらえる視点
はじめに−東京社会教育史研究・再開へ思い
 (1) 東京社会教育の歩みを"再発見"する  (2) 資料・文献・記憶の風化に抗して
 (3) 再生への展望・提言、出版へ        (4) 東アジア(各都市)の躍動を視野に
 *『東京都教育史』4(1997)→■http://www004.upp.so-net.ne.jp/fumi-k/tokyourekisi2.htm
1,戦後社会教育史における東京の位置  
 *戦後東京の厳しい道程、貧困な施策、他方その独自性をどう発見するか(試論)
・首都(大都市・特別区)社会教育の独自性(日本社会教育史のコピーではない)
 <例> 都市型施設構想(1960〜全23区に青年館設置、1953〜青少年委員制度、
      1970〜社会教育主事体制(主事室、青年の家、立川社会教育会館等への配置)
      1973〜74派遣社会教育主事制度を導入せず(下記)
・時期区分論・案−戦前、1945〜(米占領下)、1952〜(地方教委設置)、1967〜(革新都政)、
      1980〜(マイタウン構想、生涯教育)、1999〜(石原都政)
2,社会教育構想・計画  *戦後・米占領下の混乱、1950年代の模索・胎動をへて…
・都「社会教育委員の会議」の助言・答申  
 1960「東京都社会教育長期計画」−行財政上の条件整備、総合社会教育施設計画
     第1線施設(300世帯)〜第5線施設(全都)、第4線=社会教育センター(20館)
 1973「東京都の自治体行政と都民の社会活動における市民教育のあり方について」
     −都民の学習する権利(都民は知りたいことを知る、都民は学びたいことを学ぶ、
       都民は集会し学習する自由な場をもつ)
 1970年代−「振興整備計画」(改訂)、「社会教育行政体系化の課題」等の助言。
   この時期に1970「図書館政策の課題と対策」、1972「司書職制度を中心とした区立図書館振興策」、     1973〜74「新しい公民館像をめざして」など。
     →その現実(1975〜都「中期計画」「行財政計画」との乖離)、理念として普及。
・自治体(三多摩)生涯学習計画の動き(1990年代〜立川、保谷、東大和など)
3,公民館構想  
   *公民館の振興・奨励策の未発、公民館「寺中構想」に起点をもたない
・杉並区立公民館(1953〜)安井構想、女性たちの学習→原水禁署名運動への展開
   *杉並公民館を存続させる会編「歴史の大河は流れ続ける」1〜4(1980〜1984)
   *杉並の社会教育を記録する会「学びて生きる」(2003)小林・解題
、    原水禁運動(安井家)資料研究会「ひたすらに平和願えり」(2009)
   *丸浜江里子『原水禁署名運動の誕生−杉並の住民パワーと水脈』(2011)
・国立市公民館(1955)徳永構想 *市民の学習の構造化、市民大学セミナー方式
    徳永功『個の自立と地域の民主主義をめざして』(2011)
・公民館三階建論(1964) *「多摩のあゆみ」144号特集「戦後多摩の公民館活動」
・「新しい公民館像をめざして」(1973〜74)  *小林「三多摩テーゼ20年」(1994)
4,施設づくり住民運動
・国立市(町)の地域民主化・文教地区指定運動と公民館づくり市民運動(1951〜)
・1960〜70年代、文庫(石井桃子「子どもの図書館」1965)から公共図書館づくりへ
     東村山(電車文庫から市立図書館へ)、小平(公民館講座から図書館づくり運動)
     文京区(千石図書館、林健性氏、1974〜78)など 
・1970年代〜公民館づくり住民運動(昭島、福生、町田、田無、狛江、国分寺、小平など)
5,社会教育職員の体制づくり、職能集団
・東京都社会教育主事室(1972〜)、施設への社会教育主事配置、大卒有資格者の採用
・「新しい公民館をめざして」(1974)−職員の職務論、「公民館主事の宣言」
・「派遣社会教育主事問題検討委員会報告」(東京都、1974)公民館の専門職員こそ!
・立川社会教育会館・職員「自己形成−セミナー方式」(1969〜)学会年報23、小林
・社会教育職能集団の形成(胎動)−1952「東京都社会教育主事協会」、都公連職員部会、
   三多摩社懇、新人会、西多摩社会教育主事会、23区社会教育主事の集いなど、
   社全協23区支部、三多摩支部、都民の会、図問研東京支部、博物館問題研究会ほか
6,大学の開放機能 
  戦前・早稲田大学等「大学拡張運動」(田中征男、1978)、戦後の東京私立大学の夜間部、
  東京都立大学の昼夜開講制。民衆大学の歴史(多摩自由大学1946〜47)
  社会教育実践としての市民大学・ゼミナー、主婦大学(目黒区)、父親大学(葛飾区)他
7,障害者の社会教育実践、識字実践
  1960年代後半~障害者青年学級、1970年代〜町田、国立、小金井(公民館運審答申)等
  1990(国際識字年) 日本語教室など識字実践(東京学大・識字マップ作成)、*夜間中学
8,住民参加、市民運動、NPO −企画運営委員会、準備会、実行委員会、市民活動
                    −団地自治会(原武史)、PTA活動など
9、福祉・労働・保健・看護・学校ほか
−関連領域の行政・施設、地域活動・労働運動ほか
10,大都市特有の社会問題に関連して 盛り場、ホームレス、犯罪(麻薬)、ドヤ街など


4,東京社会教育史研究フォーラム(第2回)ご案内 (Thu, 4 Oct 2012 23:33)
               *呼びかけ:斉藤真哉(板橋区立大原社会教育会館)、井口啓太郎(国立市公民館
日時:2012年11月7日(水)18:30〜20:30
テーマ:東京社会教育史の全体像をとらえる視点
報告:小林文人(TOAFAEC)
 呼びかけ文:
 改めて東京社会教育史の研究を再開するにあたり、まずこれまでの諸研究の知見を踏まえながら、やや広い視野をもって東京社会教育史の全体像を概観し、仮説的な構図を構想してみたいと思います。小林文人先生には戦後社会教育史のパラダイムを東京に即してご提起いただけるようお願いしました。
 「東京社会教育史研究フォーム」独自の研究会としては今回が1回目。どこから手を付けるか、それを考えるために全体像を把握・共有する試み。自由かつ大胆に議論できればと思います。はじめての参加も大歓迎です。
*次の文献・資料が参考になります。可能な範囲で目を通していただければ幸です。
・ 小林文人「東京・三多摩・社会教育史研究」→■
  http://www004.upp.so-net.ne.jp/fumi-k/tokyokenkyu.htm
・同「これからの公民館の展望をどうえがくか−第五世代の公民館論」
  (『公民館60年・人と地域を結ぶ社会教育』2005、国土社、所収)等。
○会場:東京(杉並)高井戸地域区民センター第3集会室
 〒168−0072杉並区高井戸東3−7−5 tel:03-3331-7841
 *京王井の頭線「高井戸」駅下車徒歩3分(環八を渡ってすぐ)
 当日連絡先:齋藤tel:090-5996-9351、井口tel:090-4620-4643


3,東京社会教育の歩み・再発見の試み-
TOAFAEC(187回)研究会レジメ・
                          ―2012/09/28・小林(メモ)−
1,東京社会教育史研究(再開)への思い
 (1)"再発見"の視点、          (2) 資料・文献・記憶の風化に抗して
 (3) 再生への展望・提言、出版へ   (4) 東アジア(各都市)の躍動を視野に
2,これまでの東京社会教育史研究の経過・資料
(1) 1970年代−三多摩の公民館運動(三多摩テーゼ→■、東京都社会教育委員として) 
  *諸資料−東京都・立川社会教育会館、各区(目黒他)・市町村(国立・国分寺、小平他)、
    社全協支部(23区・三多摩)、民主的な社会教育をつくる都民の会、ほか
(2) 1980〜84年 杉並の公民館の存続運動
  *杉並公民館を存続させる会編「歴史の大河は流れ続ける」1〜4(1980〜84)→■
(3) 1984〜85年 東京社会教育史の証言収集(沖縄研究・科研費)
  *「戦後東京社会教育史の研究−研究覚書きとして」沖縄社会教育史料(第Y集)1986
(4) 1987〜1999年 多摩社会教育会館(資料分析委員−藤田・小川・佐藤・穂積・荒井・小林他)
  *「戦後三多摩における社会教育のあゆみ」1〜12集→■、23区公民館→■、証言テープ、写真等
(5) 1994〜1997年 東京都教育史編纂(東京都立教育研究所) 戦後行政・施設史(小林)
  *「東京都教育史」通史編1〜4(1955〜1989年「通史編」5→未刊)→■
   http://www004.upp.so-net.ne.jp/fumi-k/tokyourekisi2.htm 
(6) 2002〜2009年 杉並公民館(50年)原水禁運動・安井家資料研究会→■
  *杉並の社会教育を記録する会編「学びて生きる−杉並区立公民館50年」(2003)
    「杉並にも公民館があった」(2009)、「ひたすらに平和願えり」(資料研究会、2009)
3,関連して、いくつかのこと
・東京都立教育研究所「戦後東京教育史」上・中・下(社会教育編)1967
・東京都公民館連絡協議会(都公連)編「東京の公民館30年誌−基礎資料編」1982
・斉藤峻資料→都研→立川へ(「戦後三多摩における社会教育のあゆみ」第5集、1992)
・三多摩「歩み」研究の収集資料・廃棄問題(2001)
・立川(→多摩)社会教育会館「市民活動サービスコーナー」資料の経過(2001)
・たましん地域文化財団「多摩のあゆみ」144号−戦後多摩の公民館活動((2011)→■
・エイデル研究所の出版活動−徳永功「個の独立と地域の民主主義をめざして」(2011)ほか→■
・丸浜江里子「原水禁署名運動の誕生−東京・杉並の住民パワーと水脈」(凱風社、2011)


-(1)東京社会教育の歩み・再発見(第187回定例研究会)報告
                 (井口啓太郎、Sun, 30 Sep 2012) *南の風2963号
・日時:2012年9月28日(金)18:30〜20:45
・会場:杉並区高井戸地域区民センター第3集会室
・テーマ:東京の社会教育の歩み研究と再発見の試み
・参加者:(順不同、敬称略) 岩本陽児、野々村恵子、山口真理子、王国輝、井口啓太郎、上平泰博、
          栗山究、遠藤輝喜、井上恵子、石川敬史、齋藤真哉、江頭晃子、金宝藍(交流会)
・報告:(1)東京社会教育史研究について・経過 小林文人(TOAFAEC)
     (2)三多摩社会教育の歩み研究(1988〜1999)佐藤進(日本公民館学会)
     (3)大都市社会教育と東京研究の意味 上野景三(佐賀大学)
・内容:報告者含め16名。この日は、TOAFAEC研究会では意外にも取り上げられてこなかった「東京研究」ということもあってか、東京の東西から年代も幅広く多彩なメンバーが集まった研究会になったのではないでしょうか。
 最初の発題は、文人先生から。これまでの東京・社会教育史研究の足跡を駆足で辿ってくださいました。特に、斉藤峻さんの貴重な資料が一部廃棄され、残っているものも散逸しつつあるとのお話に力がこめられていたように感じます。すでに時はだいぶ過ぎてしまいましたが、東京研究への着手はいましかない、そう受け止めました。お二人目、佐藤進さんからは多摩社会教育会館の三多摩社会教育の歩み研究(1987年〜1998年)について。戦後から1970年代頃までの実践史等を掘り起こす基礎作業はすでに一定の蓄積があることがよくわかる内容。最後は上野景三さん。近年まとめられてこられた「大都市と社会教育」研究をご紹介いただきつつ、大都市社会教育の可能性、検討課題、今日における都市社会教育研究の意味等をご提起いただきました。ただ歴史を跡付けるのではなく、都市社会教育の現実とその可能性にどのように光を当てるのか、非常に示唆的なお話でした。
 東京研究に取り組むにあたって、どのような視点で進めていくのか、三多摩と二三区の双方を扱うことができるのか、など課題はありますが、ともあれまずは始めてみよう、東京社会教育の再生へ展望が描けるようなそんな取り組みにしよう!そんな気運が高まった雰囲気。
 事務局長は齋藤真哉さん(板橋区大原社会教育会館)にお引き受けいただき、「東京社会教育史研究フォーラム」は無事スタートしました。
 交流会では、野々村さん、上平さんなど大先輩にご協力を仰ぎつつ、江頭さん(アンティ多摩)、石川さん(十文字学園女子大学)、井口らで齋藤さんを支えるべく意気投合。大事なのはこれからですね。
 次回「東京社会教育史研究フォーラム」研究会の日程・内容は、後日事務局長からご案内します。いまのところ11月7日夜が第一案。今後ともどうぞよろしくお願いします。
-(2) 斉藤峻資料 小林ぶんじん *南の風2963号
 … 「東京社会教育史研究フォーラム」がスタート、こんご定例的に集いを開いていく、比較的に若い世代で事務局が動いていく、ことなどが確認できて、嬉しい夜になりました。事務局長の斉藤真哉さんはじめ、井口啓太郎さん、江頭晃子さん、加えて石川敬史さんなど、どうぞよろしくお願いします。カメラに3人(フォーラム呼びかけ人)の楽しそうな1枚があり、記念として「ぶんじん日誌」欄→■に掲げました。
 戦後東京の代表的な社会教育主事として、斉藤峻さん(1903〜1968)のことが繰り返し話題になりました。みな親しみをこめて「しゅんさん」と呼んだ方。しゅんさんを直接知っているのは、当夜の出席者ではぶんじんだけ。在職中に「全国社会教育主事協会」を提唱(1951年、実現せず)。約700 点の貴重な「斉藤峻資料」が残されました。資料リストは作成されていますが、現物は廃棄同然の運命に・・。これを取り戻すことも新「研究フォーラム」の課題でしょう。しゅんさんは詩人(詩集に「夢にみた明日」など)。退職後は日本社会教育学理事や、1960年から3年間「月刊社会教育」編集長など活躍された方でした。
 しゅんさんの写真を探し出しました。1960年に九州大学で開かれた社会教育学会大会(第7回)の折、福岡・西公園に遊んだときの1枚。右が斉藤峻さん、となりは横山宏さん。このお二人や吉田昇・碓井正久・小川利夫など各先生とご一緒に渋谷のヤキトリ屋(井の頭線旧ガード下)でよく飲んだことを思い出しています。

右・斉藤峻さん、左・横山宏さん(福岡・西公園、1960年11月25日、日本社会教育学会・於九大)



1,東京・社会教育の歩み・再発見の試み(東京社会教育史研究フオーラム第1回研究会)
  
 <2012年9月定例(TOAFAEC 第187回)研究会のご案内> 
       −東京の社会教育の歩み研究と再発見の試み−、小林文人(2012年9月6日) 南の風2949号
 残暑が続いていますが、皆さま、お元気にご活躍のことと存じます。
 この数ヶ月、折にふれて東京・社会教育史研究の必要を発言し、関係の方々にご相談してきました。賛同の方が多く、秋の到来にあわせて、東京研究を再開することとなりました。東京は、これまで戦災復興・大都市問題など苦難の道を歩いてきましたが、社会教育の歩みを振り返ると、1950年代の模索、60年代の胎動、70年代の躍動、そして80年代の生涯学習の時代とともに(皮肉にも)新たな混迷を経験し、いま深刻な退潮の局面に遭遇しているようにも思われます。
 東京・社会教育の歴史には、これまで多くの実践・運動があり、全国的にも注目された取り組みがあります。いま、戦後70年ちかくの歳月が経過して、それらの記憶もうすれ、大事な記録・資料が散逸・風化してきたのも事実です。この機会に東京・社会教育の歩み“再発見”の視点をもって、歴史を復元しつつ、また新たな再生・展望の道をさぐる努力が求められているのではないでしょうか。
 この機会に「東京社会教育史研究フォーム」(仮称)の立ち上げを構想しています。諸研究を整理しながら、これからの継続的な研究計画を協議できればと考えています。また、韓国や中国の大都市で「平生学習」「終身教育」「社区大学」等が活発に展開している状況をふまえて、東アジア研究としての視野をもつ必要もありましょう。できれば近い将来に1冊の本にまとめることができないか、など夢をふくらませています。
 関心ある方々、韓国・中国等からの留学生を含めて、多くの皆さんのご参加をお待ちしています。終了後はTOAFAEC 恒例の交流会を予定しています。お楽しみに。奮ってのご参加をお願いいたします。
           記
日時:2012年9月28日(金)18:30〜20:30
内容1,東京の社会教育の歩み・再発見
  報告:(1)東京社会教育史研究について・経過 小林文人(TOAFAEC)
      (2)三多摩社会教育の歩み研究(1988〜1999) 佐藤進(日本公民館学会)
      (3)日本社会教育における東京研究の意味  上野景三(佐賀大学)
内容2,東京社会教育史研究フォーム(仮)の提唱
  呼びかけ 井口啓太郎(国立公民館)、江頭晃子(アンティ多摩)、斉藤真哉(板橋区)ほか
会場:東京(杉並)高井戸地域区民センター第3集会室
    〒168−0072杉並区高井戸東3−7−5 TEL 03−3331−7841
    *京王井の頭線「高井戸」駅下車徒歩3分(環八を渡ってすぐ)
終了後(20:45〜)交流会「イーストビレッジ」Tel 03-5346-2077
    *高井戸駅から徒歩2分。環八・神田川傍マンションビル(裏側)1階
      当日連絡先:遠藤輝喜090-7942-4785、山口真理子090-1548-9595



TOAFAEC第165回研究会東京23区の社会教育の動向と課題詳しく■
日時:2010年7月23日(金)18:30〜20-45
テーマ:『東京23区の社会教育の動向と課題』
報告:吉田照子氏(社全協23区支部副委員長、前品川区社会教育主事)
副報告:小林文人氏「東京の社会教育史研究について−回想」
会 場:杉並区立高井戸地域区民センター第5集会室
終了後:交流懇親会:イーストビレッジ 03-5346-2077
連絡先:遠藤輝喜 090-7942-4785
備 考:現段階で23区支部の生涯学習・社会教育の情報・資料をもとに、画期的な取り組みにしたい。
     社会教育指導員、指定管理職員などの参加も期待しています。
★記録   記録・竹中薫・遠藤喜(Wed, 28 Jul 2010 22:15)
報告:吉田照子氏「東京23区の社会教育の動向と課題」
    小林文人氏「東京の社会教育史研究について−回想」(副報告)

会場:東京(杉並)高井戸地域区民センター・第5集会室
右より4人目(手前)が吉田照子さん、副報告・小林-右より2人目 (165回研究会、20100723)




◆三多摩テーゼ くわしく→■

東京「新しい公民館像をめざして」(1973〜1974) 060428





◆東京社会教育史研究(小林・経過)・・・前史
 A・杉並1980年
(原水禁運動関連)〜 B・1984年(東京研究)〜 C・1988年(三多摩研究)〜、
 
D・
2000年〜(TOAFAEC研究会等)〜、E・『東京都教育史』(東京都立教育研究所)1997〜
 通史編四
(1997)、通史編五(未刊)〜  (下掲)


A,杉並研究(1980年〜、2000年以降
    *ホームページ記録 
      (1)杉並の公民館・原水禁運動に関する報告・資料(小林)→
      (2)杉並公民館(存続させる会)、原水禁運動関連アルバム→
      (3)杉並(旧)公民館・原水禁運動(安井家)史料研究(日程・文献・年表)

 
    (4)      々   関連「南の風」記事・記録する会
   文献資料
   ・杉並区立公民館編・発行
     『公民館の歴史をさぐるー1954年〜1989年ー三十五年間の記録』(1989年3月)
     『公民館の歴史をたどるー閉館記念行事』(1989年3月)
   ・杉並区立公民館を存続させる会編『歴史の大河は流れ続ける』
     第1集(B5版、36頁、1980年4月)、第2集(B5版、56頁、1981年5月)
     第3集(B5版、83頁、1982年8月)、第4集(B5版、149頁、1984年8月)
   ・伊藤明美「杉並区の公民館存続運動」(月刊社会教育 1979年9月号)
     「歴史の大河は流れつづけるー杉並の公民館を守る私たち」(同 1981年1月号)
   ・田中進「杉並公民館と原水禁運動の歴史」ドキュメント社会教育実践史Z
                     (月刊社会教育 1991年5月号) 
   ・杉並区女性史編さんの会編『杉並の女性史』(ぎょうせい、2002年)
     地域女性史をつくる会編・発行『杉の子読書会で学んだ女性たち』(会誌第1号、2003年6月)
   ・杉の子読書会「杉の子」全12号
     (@号1954年12月〜J号1964年5月、K号1969年6月)復刻、私家版
   ・園田教子「都市公民館論ー東京都杉並区公民館・安井構想について」1983年(学大・修士論文)
   ・安井郁・追悼集『道―安井郁・生の軌跡』 (同刊行委員会編、法政大学出版会、1983年)
       2章 社会教育
       @「理想の小社会を」(桃井第二小学校 PTA 機関誌『桃友』1953年)
       A「特別区の社会教育ー民主社会の基礎工事として」(『区政春秋』1954年)
       B「杉の子会」bP「一周年を迎えて」1954年、bR「腰をおろして」1955年、
                bV「何のための読書か」1959年(読書会会報『杉の子』所収)
   ・安井郁『民衆と平和ー未来を創るもの』(大月書店、1955年)
      「地域活動と民衆教育ー平和運動の地盤を固めるもの」
       「杉並からヘルシンキまでー原水爆禁止署名運動の発展」
   ・杉並の社会教育を記録する会編:
      『学びて生きるー杉並公民館50年(資料編)』2003年
   ・杉並区社会教育センター(企画・杉並の社会教育を記録する会)
      『時代に学ぶ地域活動』すぎなみコミュニティカレッジ講座記録(2003)
      『“とき”を拓き、明日を紡ぐ』杉並公民館開館50周年記念事業の記録(2004)
   ・歌集:安井郁『永劫の断片ー安井郁歌集』(1977,短歌新聞社)
        安井田鶴子『白き風船』(1986,不識書院)
   ・原水禁運動(安井)資料研究会(2005〜2009)「ひたすらに平和願えり」(2009)
   ・丸浜江里子著『原水禁署名運動の誕生−東京・杉並の住民パワーと水脈』(2011、凱風社)


B,文部省・科研費による沖縄・東京研究−戦後社会教育行政についての証言収集(1984年)
   東京社会教育史研究の経緯(1984)−呼びかけなど
   沖縄研究との関連で→「東京社会教育史研究会」(1984〜)東京学芸大学
  *沖縄社会教育史料・第6集(1986)所収 別紙(未入力)


C、三多摩研究−多摩社会教育会館(資料分析事業)全13冊
   ・「戦後三多摩における社会教育のあゆみ」第1集(1988)〜第12集+別冊1
     *第10集(1997)〜第12集(1999):23区研究
       小林「東京二三区の公民館ー資料解題的に」(1997)など
      *資料の収集・整理保存(多摩社会教育会館・研究室)→廃棄問題
     *「東京・社会教育の歩み研究会」(1999〜2003)荒井隆、遠藤輝喜ほか
  東京都立多摩社会教育会館『戦後三多摩における社会教育の歩み』 まえがき→■
   (第1集〜第12集及び別冊 1988〜1999年、第10集1997年より「23区」研究
 1,第T集(1988年) 特集:その揺籃期を探る  戦後三多摩・社会教育の歩み−その歴史を掘ろう
   戦後社会教育行政のあゆみ、戦後初期三多摩の婦人会活動と学習(座談会)
 2,第U集(1989年) 特集:その揺籃期を追う、西多摩婦人生活館の顛末、婦人たちの共同学習
    ー北多摩、米軍宿舎反対運動と南街婦人会、はじめに住民の学習ありき
 3,第V集(1990年) 三多摩社会教育の歩みについてーその特質と課題 調布地区青年団の記録、
   西多摩郡社会教育主事会の歴史、東久留米の社会教育の歩み、など
 4,第W集(1991年) いくつかの挑戦(まえがき)、三多摩博物館のあゆみ、地域婦人会・生活学校
   ・消費者運動・羽村
 5,第X集(1992年) 歴史の空白を埋める(まえがき)、三多摩公立博物館の歩みU(座談会)
   *斉藤峻・丸田修二資料目録、など
 6,第Y集(1993年)第三サイクルへの挑戦、三多摩の夜間中学−識字実践の歩み
   うたでつづる三多摩社会教育実践史(座談会・証言1,
 別冊:昭和20年代の東京都の社会教育資料集・報告書別冊(1993年)
 7,第Z集(1994年) 戦後40年余の風雪をふりかえる(まえがき)、八王子の織物青年学級、織物
   学校、演劇でつづる三多摩社会教育実践史(座談会)、三多摩テーゼ20年−経過と展開−
 8,第[集(1995年)あらためて社会教育・半世紀の歩みをふりかえる(まえがき)
   小平の初期公民館について、有賀三二資料・解題、座談会・解題 
   新生活運動の歩み(座談会)、勤労青年学校を追う(座談会) 
 9,第\集(1997年) 大河の流れをみつめてきた思い(まえがき)
   三多摩における社会教育をめぐる住民運動−1970年代を中心に
 10、戦後における東京の社会教育のあゆみT−通巻第10集(1997年)
    戦後50年の地点にたって(まえがき)。東京二三区の公民館ー資料解題的に 
 11、戦後における東京の社会教育のあゆみU−通巻・第11集(1999年)
    東京社会教育の地域史を(まえがき)、葛飾区社会教育の歩み(座談会)、
    その意味するもの(解題)、「ふだん記」運動について(解題)
 12、戦後における東京の社会教育のあゆみV−通巻・第12集(1999年)
    社会教育の歩みを掘り続けよう(まえがき)、渋谷区社会教育行政・施設の展開(座談会)    
    東京23区障害者青年学級のあゆみ(座談会)

 *その後の東京社会教育史研究会記録−2年ほど自主研究会・継続 (南の風記事)
  *風254号−1999年6月5日(土) あゆみ研究会・恵比寿社会教育館
           7月31日(土)14:00〜 東京の社会教育あゆみ研究会(第2回)恵比寿社教館
             佐藤章氏(元世田谷区社会教育主事)「社会教育主事制度」
  *メモ「南の風」226号(1999年4月)、246号(5月)、254号(6月)、283号(7月)
   311号、371号(11月)、384号・・・  474号(2000年5月=第8回)、
   789号(2001年12月20日・江頭晃子・惨憺たる状況)
  *関連992号(2003年1月19日、
   1191号(東京・地域史運動を)

<研究メンバーによる浪江虔氏・鶴川図書館訪問>

前列左・浪江虔氏、後右より研究メンバー・小林、佐藤進、故小川正美、故藤田博の各氏ほか(私立鶴川図書館、19880312)

<メモ> 都立多摩社会教育会館「三多摩の社会教育の歩み」研究グループで浪江虔氏を「私立鶴川図書館」に訪問(1988年
   3月12日)、貴重な話をうかがった。歴史的な私立図書館は翌1989年に閉館。浪江先生は1999年1月ご逝去。→■



D,TOAFAEC研究会レジメ・文献資料等)  
 
東京の社会教育史研究(1984〜)、杉並研究(1980〜)−回想 (TOAFAEC 165回研究会)
                        −2010年7月23日 小林−
はじめに−東京・社会教育に歴史がない・・・東京・社会教育の崩壊状況
1,全般的に・・・東京の社会教育史−通史的なもの(経過)
 ・東京都立教育研究所「戦後東京教育史」上・中・下(社会教育編)1967
 ・東京都公民館連絡協議会「東京の公民館30年誌−基礎資料編」1982
 ・東京都立教育研究所「東京都教育史」通史編四 1997 *通史編五(未刊分を含めて)→■
  →http://www004.upp.so-net.ne.jp/fumi-k/tokyokenkyu.htm
2,東京社会教育史研究の経緯(1984)−呼びかけなど
 ・沖縄研究との関連で→「東京社会教育史研究会」(1984〜)東京学芸大学 上掲
 *沖縄社会教育史料・第6集(1986)所収 別紙
3,多摩社会教育会館(資料分析事業)
 ・「戦後三多摩における社会教育のあゆみ」第1集(1988)〜第12集+別冊1 *まえがき→■
 *第10集(1997)〜第12集(1999)
   小林「東京二三区の公民館ー資料解題的に」(1997)など →■
 *資料の収集・整理保存(多摩社会教育会館・研究室)→廃棄
  「東京・社会教育の歩み研究会」(1999〜2003)荒井隆、遠藤輝喜ほか 上掲
4,斉藤 峻 氏資料(→廃棄問題)
 ・戦後東京の社会教育主事、課長、日比谷図書館、月刊社会教育・編集長
  斉藤資料リスト(「戦後三多摩における社会教育のあゆみ」第5集(1992))別紙
5,杉並研究
  ・杉並区立公民館(1953)館長・安井郁(法政大学教授) 
   原水爆反対署名運動(杉並公民館・館長室)→日本原水協・初代理事長
  ・杉並区立公民館を存続させる会編「歴史の大河は流れ続ける」1〜4(1980〜4)
  ・杉並の市民活動を社会教育を記録する会
   「学びて生きる−杉並区立公民館50年」(2003)ほか
  ・原水禁運動(安井)資料研究会(2005〜2009)「ひたすらに平和願えり」(2009) 上掲
同レジメ2−文献・資料
1,東京の社会教育史に関する研究
 ・東京都立教育研究所 東京都教育史編纂事業『東京都教育史』戦後編
  (通史編四、東京都立教育研究所発行、1997年)
 ・遠藤輝喜「大都市における公民館」日本社会教育学会特別年報『現代公民館の創造』
         (東洋館出版社、1999年)所収
2,東京・公民館研究
 ・東京都公民館連絡協議会発行『東京の公民館30年誌ー基礎資料編』
  (都公連創立30周年記念事業、同編纂委員会、1982年)
  東京都公民館連絡協議会発行『都公連公民館白書』(1988年)
 ・横山宏・小林文人編『公民館史資料集成』(エイデル、1986年)「原水爆禁止運動と公民館」
 ・小林文人「公民館の50年ー地域的な創造の歩みと可能性」(『月刊社会教育』1995年12月号)
 ・小林文人「東京23区の公民館−資料解題」東京都立多摩社会教育会館・発行
       『戦後における東京の社会教育のあゆみ』1(通巻10, 1997年)所収
 ・内田純一「地域社会教育施設のネットワーク」小林文人編『これからの公民館
          −新しい時代への挑戦』(国土社、1999年)所収
3,杉並関係資料 上記Aに転記
4,東京都立多摩社会教育会館『戦後三多摩における社会教育の歩み』 上記Cに転記
5,東京都・歴史研究 「あゆみ」研究、その後の記録 上記Cに転記


E,『東京都教育史』(東京都立教育研究所)通史編四(1997)、同五(未刊)
  東京社会教育行政・施設史→■



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