新・東アジア国際交流(2017年以降〜)の記録 
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<経過-関連サイト>                  
1,1990年〜2000年以降の研究交流、中国→■、韓国→■、台湾→■
2,2009年〜2016年・東アジア国際交流委員会の記録→■ 関連アルバム→■
3,三国シンポ(上海・2010)をめぐる動き→■
4,東アジア・生涯学習・法制など研究のページ→■

<目次>
 
2017年
1,
2017東アジア生涯教育フォーラムin佐賀(上田孝典、12月2日、南の風3890号)
2,基礎教育保障学会・日韓交流(添田祥史、12月1日、南の風3890号)

3,東アジア生涯学習研究フォーラム終了(上田孝典、山口香苗、小林ぶんじん、南の風3892号)
2018年
1, 東アジア生涯学習研究フォーラム in 韓国・世宗 (9月23日、李正連 南の風3984号)
2, 第4回 東アジア生涯学習研究フォーラム・日程
3, 2日目・シンポジウム・写真(11月2日)




1,2017東アジア生涯教育フォーラムin佐賀
    上田孝典(筑波大学、Tue,2 Dec 2017 18:33)南の風3890号
 小林先生が東アジア地域の研究交流のネットワークをつなげていただいた集まりですが、昨年の上海での再開を契機に本年は日本で予定通り開催できることになりました。日本公民館学会の開催校であ佐賀大学、会長の上野先生を中心に、佐賀で開催する準備をしてきましたが、形式的で大きな会議にはせず、顔を突き合わせた議論ができるような小さな集まりにする予定です。
 中国からは韓民先生、呉遵民先生をはじめ、黄健先生、馬麗華先生、王国輝先生など、9名がご参加されます。韓国からは梁炳賛先生、崔一先先生、沈漢植先生、李揆仙先生の4名、台湾からも台湾師範大学の先生方3名が参加されます。
 日本側では、いつものメンバーに加えご多忙な学長職の合間を縫って末本先生が参加されることになりました。また岡先生が九大の院生と参加されます。小さな集まりとはいえ総勢30名ほどになりそうです。
 日程は12月11日〜13日、主なスケジュールは、東アジア生涯学習法制に関するフォーラム開催及び佐賀市内の公民館視察、福岡県柳川市、大木町のまちづくり実践の視察です。
 来年以降は小林先生にもご参加いただき、今後につながるフォーラムにしたいと思います。

2,基礎教育保障学会・日韓交流
    添田祥史(福岡大学、Wed, 29 Nov 2017 11:52) 南の風3890号
 文人先生に結んでいただいた社会教育・生涯学習の日韓交流の輪が、基礎教育の領域でも拡がりをみせています。
 基礎教育保障学会と韓国の全国文解・基礎教育協議会が中心となって、トヨタ財団の国際助成プロジェクトに応募し、採択されました。これから2年間、基礎教育に関する実践知の相互交流がはじまります。
 その第一弾が今週末に開催される全国夜間中学校研究大会にあわせて、開催されます。韓国からは8名の文解教育関係者が来日されます。3大文解教育団体の長にご参加いただけることになりました。
・キム・インスクさん (全国文解基礎教育協議会代表)
・ムン・ジョンソクさん(青い人々代表、前全国文解基礎教育協議会会長)
・チェ・ジョンボクさん(古康総合社会福祉館館長)
・アン・ジンヒョンさん(サムソン実業学校校長)
・パク・ヨンドさん  (全国夜学協議会会長)
・ジョン・ウンギョンさん(韓国文解教育協会会長)
・チョン・ソンホさん (全国夜学協議会教育研究院院長)
・キム・ソヨンさん  (全国文解基礎教育協議会事務局幹事)
 今回は3日間の行程で、全国夜間中学校研究会参加と学校見学、教育機会確保法に関する学びあい学習会(関本保孝さん、庄司匠さん)昼食会2回、懇親会、日韓合同プロジェクト会議という内容です。
 来年秋の文解教育月間には、日本側が韓国を訪問します。文人先生も、その時にはぜひご同行いただけますと心強いです。今後ともよろしくお願いします。

3,2017佐賀・東アジア生涯学習研究フォーラム終了 *南の風3892号

■上田孝典(筑波大学) Fri,15 Dec 2017 15:45 
 先日、東アジア生涯学習研究フォーラムを終えることができました。
 公民館学会の研究大会を終え、10日に参加者の歓迎会を行いました。
 11日には、佐賀市の勧興公民館、嘉瀬公民館でそれぞれ公民館実践についてのお話を聞き、施設見学をしました。午後には、西与賀公民館でフォーラムを開催し、日中韓台のそれぞれから5本の報告がありました。どの報告も興味深い内容で、多くの質疑が交わされ、討論の時間が取れないほどでした。
 12日には、大木町の循環型環境保全の取り組みが紹介され、ごみの分別などそれを支える地域住民と行政の協働が注目されました。午後には柳川市の掘割再生への取り組みが紹介され、美しい掘割の再生と保全を支える地域の主体的な活動が注目されました。その後の総括討論では、専門職の養成・研修の在り方、ESDによる地域づくりなどが論点として提起されました。
 フォーラムを通して、日中韓台の違いをめぐる相互理解が深まるとともに、地域課題への向き合い方としてトップダウンではなく地域住民を主体とした取り組みとそれを支える職員の重要性が、共感をもって共有されたように思います。
 小さな有志による手作りの会ではありましたが、盛会のうちに次の韓国へとバトンを渡せたと思います。
 今回のまとめは、石井山先生が「佐賀宣言」の下案を作成していただき、フォーラムのメンバー相互で各国語に翻訳され成案づくりを進めていくことが約束され、来年は韓国で開催することが確認されました。
 その雰囲気をお伝えするために、写真を添付します(下掲)。
 懇親の場では、小林先生への思いを込めて歌が披露され、崔一先先生の珍島アリランのほか、中台がともに歌う場面もあり、様々な障害はありつつも、それを乗り越えてつながりあうきっかけも見えたように思います。来年の韓国には、小林先生と一緒に参加できることを皆が楽しみにしています。
■<初参加の台湾から3人参加>山口香苗(東京大学大学院)Thu, 14 Dec 2017 14:47
 日中韓台が集まった東アジアフォーラムでは、初参加の台湾からは3名が来日し、こういう場に呼んでもらえたことに感謝しておられました。最後に張先生に感想を聞いてみたところ、それぞれの国の、異なる大学・職場の研究者が交流するというところに、大きな意義を感じたとおっしゃっていました。
 また1日目の懇親会で、台湾で「社会教育」という用語を残しているところは台師大の社会教育系だけなので、時々孤独を感じるという話をしたけれど、日本の研究者たちが、社会教育という用語を大切にし、信念をもって使っている様子を見て、孤独ではないことがわかったともおっしゃっていました。
 そして小林先生は、1990年代、2000年代と来台しておられるので、お体が回復したら、またぜひ台湾にいらしていただいて、今の台湾の状況を見てほしいとのことです。
■<佐賀フオーラム、心は参加!> 小林ぶんじん Dec,19 Tue 2017 08:07 
 佐賀で開かれた東アジア(日中韓台)生涯学習研究フォーラムへの参加の皆さん、とくに海を越えて来日された中国、韓国、台湾の皆様、ご苦労さまでした。8月あたりまでは「12月には大丈夫、出席できる!」と思っていたのですが、思うようにはならず結局は不参、残念です(心では参加!)。
 佐賀でのフォーラム、エクスカーションを終えて、中国メンバー(北京・中国政府教育部の韓民、上海・華東師範大学の呉遵民、黄健、馬麗華の皆さん)は東京へ、病院までお見舞いに見えました。恐縮のほかなし。静かな病院が呉さんの大きな笑い声でひときわ賑わいました。
 韓国メンバーは(主のいない)福岡・油山文庫を訪問された由(農中茂徳さんから電話)。当方が元気であれば「油山の集い」を開いたことでしょうに。上田孝典さん(筑波大学)から佐賀フォーラムの写真を送っていただきましたので、1枚をホームぺージにかかげます。ありがとうございました。
東アジア生涯学習研究フォーラム(佐賀、20171212)



2018

1.東アジア生涯学習研究フォーラム in 韓国・公州      *関連アルバム
    李 正連(Wed, 26 Sep 2018)
 一昨年中国からの声掛けで再開した東アジア地域の研究交流ネットワークの集いが、今年11月1〜4日に韓国の公州で開かれます。同フォーラムでは、各国・地域から少人数の研究仲間が集まり、社会教育・生涯学習に関する共通課題を中心に議論・模索することを目的としています。これまで東アジアでの交流は歴史や政治的な問題で、突然中断されることも少なくなかったのですが、一昨年に中国の上海、昨年は日本の佐賀・福岡を経て、今年は韓国の公州で3回目を迎えることになりました。
 今回のテーマは「学校と地域の連携を通じた地域教育共同体の創造」です。近年韓国では少子高齢化や人口減少の進展で学校の統廃合や地域コミュニティの解体が進み、学校や地域の存立問題とも関わって、学校と地域の連携に対する関心が高まっています。その中、社会教育・生涯学習の役割への期待も高まり、学校教育と社会教育の関係をどう再構築すべきかという課題が浮上しています。学校と地域の連携は韓国だけでなく、東アジア共通の課題でもあるので、今回のテーマを通じて互いの経験と課題を共有し、相互学習の機会になることを期待しています。

2.2018・日程
第4回 東アジア生涯学習研究フォーラム
1.フォーラムの趣旨
 最近韓国社会では、学校だけではまともな教育が難しいという問題意識から学校と地域の連携に対する関心が高まっている。学校と地域社会の関係を学校開放としてとらえていた従来の観点とは違って、地域資源の活用や相互的関係を求めるという側面から地域社会教育の役割が強調されている。
 これは、学校教育と社会教育との新しい関係構築を意味することとして、多様な政策や実践が拡大されている。とくに、リベラル系の教育長が中心となって進められてきた学校の革新を地域にまで拡大しようとする戦略として、いわゆる「マウル(=地域)教育共同体」政策を導入している。韓国の独特な脈絡で新たに進められているこの政策が、学校教育と社会教育を含む生涯教育(学習)全般にどのような影響を及ぼすのかについて検討したい。
 このような背景から、第4回を迎える東アジア生涯学習研究フォーラムのテーマを学校教育と社会教育の関係の再構築にした。学校を重視する儒教文化の伝統を共有し、社会教育の出発においても学校の補完機能の歴史をもつ東アジア諸国・地域が今回のテーマを通じて互いの経験と課題を共有し、相互学習の機会をもつことは、21世紀の新しい生涯学習社会を切り拓いていくのに重要な礎になると思われる。
2.フォーラムの概要
・テーマ:学校と地域の連携を通じた地域教育共同体の創造
・時期:2018111日(木)−115日(月)
・場所:世宗市コンベンションセンター、その他
・主催:世宗特別自治市教育庁、公州大学
・主管:東アジア平生教育研究会、公州大学教育学科・平生教育院

〇 フォーラム全体の日程(111日(木)〜5日(月))

 

11.1()1日目)

12:00-13:00

全員集合

14:00-17:50

・始興市平生学習政策課のマウル(地域)教育共同体事業(ABC平生学習センター)視察
・実践地域の視察(「朝露」学習マウル、「長谷」マウル学校)

18:00-19:30

始興市長による歓迎晩餐会

19:30-21:00

始興市→世宗市へ移動

 

11.2()2日目)

09:00-12:40

シンポジウム 第1
-挨拶、祝辞、各国政策の発表

12:40-13:40

昼食

13:40-16:20

シンポジウム 第2
-各国の実践の発表

16:20-16:40

休憩

16:40-18:00

シンポジウム 第3
-総合討論

18:10-

世宗市教育長による招聘晩餐会

 

11.3(土)(3日目)

10:00-13:00

忠清南道牙山市・松岳マウル学校の視察

13:00-14:00

牙山市→公州市へ移動

14:00-18:50

公州と扶余の見学(ユネスコ世界遺産)

19:00-

晩餐会

 

11.4(日)(4日目)

09:00-12:00

セミナー:東アジア生涯学習研究フォーラムの今後の課題と展望

12:00-13:50

昼食

14:00

セミナー日程の終了

14:20-16:20

公州市→仁川空港へ出発(一部の参加者)

 

11.5(月)(5日目)

08:30-10:00

公州市→ソウル市へ移動

10:30-12:00

国家平生教育振興院の視察

12:00-13:50

昼食

14:00

フォーラムの終了


〇 シンポジウムのスケジュール(112日(金))

時間

主要内容

発表者

09:00-09:30

受付

司会 崔一先(慶大学)

09:30-10:00

歓迎の辞
祝辞

チェ・ギョジン(世宗市教育監)
ユンヨガク(国家平生教育振興院長)

1部 各国の政策                  司会 チャン・ジウン

10:00-10:40

韓国における学校と地域連携政策の成果と限界

沈漢植(国家平生教育振興院)

10:40-11:20

日本における学校との協働をめぐる政策動向と地域社会

上田孝典(筑波大学)

11:20-12:00

中国における社区の青少年教育―政策的実践

韓民(中国教育発展戦略学会終身学習専攻委員会)

12:00-12:40

台湾における地域社会と学校の連携政策

張徳永(台湾師範大学)

12:40-13:40

昼食

 

2部 各国の実践               司会 オ・ミンソク(亞州大学)

13:40-14:20

日本における学校と子育てのこれからをめぐる政策動向と地域社会

石井山竜平(東北大学)

14:20-15:00

終身学習背景下の学校と地域社会の連携に関する中国の経験

呉遵民(華東師範大学)

15:00-15:40

学校及び地域社会の高齢社会的実践

劉以慧(台中科技大学助教授)

15:40-16:20

世宗市マウル教育共同体の実践

ヒョン・ヨニム(世宗教育庁奨学士)のほか

16:20-16:40

休憩

 

3部 総合討論                    座長 鄭賢卿(慶大学)

16:40-17:00

東アジア観点からみた学校と地域の連携に対する展望

小林文人(元日本社会教育学会長)

17:00-18:00

指定討論
中国:黄健(華東師範大学)
台湾:楊碧雲(元台北市政府教育局)
日本:上野 景三(佐賀大学)
韓国:姜大仲(ソウル大学)

 

18:00

閉会

 


3.2日目・シンポジウム・写真(11月2日)    *関連アルバム→■

「学校と地域の連携を通じたマウル教育共同体の創造」国際シンポ・記念写真(世宗市、20181102)


4.東アジアフオーラム(3日目)忠南牙山(アサン)民俗村にて(20181103)




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