2007〜2013 中国・生涯学習・社区教育・福建省などの動き
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【目次】
1,国家教育事業発展“十一五”規画綱要(抄録) 国務院 (2007.5.18)
2、福建省生涯教育促進条例(2005
.9.28)、上海市(同)条例(2011年)
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3,2013福建省の動き
南の風3078号(2013年5月2日)
4,
1,国家教育事業発展“十一五”規格綱要(抄録)
国務院(2007.5.18) 訳:上田孝典(筑波大学)
三、主要な任務
(七)現代教育体系の構築を加速し、学習型社会の建設を積極的に促進する
1.生涯教育体系を完全なものにする
各レベル、各種教育の関係をより整理し、普通教育と職業教育、就職前教育と継続教育を相互に接続させ、学歴教育と非学歴教育、組織的学習と自学自習を相互に補完する良好な仕組みを形成し、各レベル、各種教育の相互接続と相互乗り入れのできる教育体系を作り上げ、国民にとってよりスムーズな能力開発のルートを構築する。
2.積極的に学習型社会の建設を推進する
教育資源のサービスと活用するシステムを完全なものにし、社会全体の学習資源を揃えて共有できるように促進し、開放的で柔軟で便利な全人民による学習、生涯学習のプラットフォームを建設する。学習型機関、学習型企業、学習型コミュニティ、学習型郷鎮を作り上げ、努力して全人民による学習、生涯学習の理念と良い社会的風潮を形成する。各レベル、各種の学校が生涯学習に果たす作用を十分に発揮する。成人教育の教育経営モデルを改革し、多様な継続教育と社区教育を大きく発展させる。識字教育の成果を拡大し強固なものにするために、投資を拡大し、業務のメカニズムを健全にする。各種の教育資源を揃え、都市と農村にコミュニティ学習センターを建設する。高齢者大学を上手に運営し、カバーする範囲を拡大する。職業資格証書と学歴証書を併用する制度を実行する。義務教育段階ではない自在の学習制度を確立し、単位制を完全なものにし、学習者が段階を追って学業を完成させる便宜を図る。独学試験制度を完全なものにする。非学歴教育を積極的に発展させ、自主的な学習を励まし、学習の経路、モデルと方法の多様化を促進させる。
3.教育情報化の歩みを加速する
教育の情報化は教育の現代化を推進した。現代遠隔教育を大いに発展させ、全国の都市と農村をカバーする現代遠隔教育ネットワークを建設する。多形式、多チャンネルで全国に向け、特に中西部の農村地区に良質な教育資源を提供し、農村学校の教育教学を質量ともに高める。あわせて農民が実用的技術を学習し、農村の基層党員と幹部が訓練できるように勤める。情報技術教育の普及を加速し、教師と学生の情報技術を運用する能力を全面的に向上させ、情報技術と教育教学の有機的な結合を実現する。教育管理の情報化を加速し、教育管理水準を向上させる。教育情報化による公共サービス体系の構築に努力する。継続して教育情報化の基盤施設建設を強化し、農村学校の現代遠隔教育ネットワーク建設と高等教育機関のキャンパスネットワーク建設を強化し、国家レベルの教育情報化の活用を支えるプラットフォームを創設する。教育情報資源の開発を加速し、国家情報教育資源のサービス体系を形成する。教育情報化の技術サービスを支えるシステムを構築し完全なものにする。教育科学研究ネットワーク、教育行政の情報化、高等教育機関のデジタル図書館などへの活用プロジェクト建設を加速する。教育情報化標準の体系を作り、専門人材の養成を強化し、鍵となる技術の問題に対する取組みを組織することで、教育情報化への保証を提供する。
4.言語・文字工作をさらに強化する
《中華人民共和国国家通用語言文字法》を徹底し、漢語の規範化、標準化、情報化の成果を強固なものにして発展させ、大いに普通話を普及させ漢字の規範化を遂行する。学生の普通話でのコミュニケーション能力、漢字の書写能力と言語と文字の応用能力を向上させ、積極的に少数民族の漢語課教師に普通話訓練を展開する。普通話水準試験の管理を強化し、漢字応用水準試験を展開する。言語文字規範標準と言語研究プロジェクト建設を強化し、中国文字の国際標準化と民族言語文字の情報かを推し進める。
(中略)
四、保証すべき措置
(三)政府の機能を転換し、法治による教育を強化する
1.教育法制の建設を強化する
中国の特色ある社会主義教育法律・法規体系を迅速に完全なものにする。教育法、教師法、職業教育法、高等教育法と学位条例の修正作業を推進し、学校法、試験法、生涯学習法、就学前教育法と教育指導監督条例の起草作業を適宜実施に移す。各地で必要な総合的教育法規の制定を積極的に推し進める。 (以下略)
2,福建省生涯教育促進条例(2005.9.28)、上海市(同)条例(2011年)→■
3,2013福建省の動き 南の風3078号(2013年5月2日)
…南京の旅報告(伊藤長和「烟台の風」293号)が始まりましたので、関連して本欄は福建省「終身教育」の活発な動きを書くことにします。ご存知・李斗石さんとも最近はご無沙汰なので、ご機嫌伺いを兼ねて…。職場を異動されて、その後お元気でしょうか。
福建省とのお付き合いは、2004年に始まりました。末本誠さんや呉遵民さんと同道、福州→廈門(アモイ)そして北京(中国成人教育協会年次大会)を訪問。弥次喜多の楽しい旅でした。詳しい記録は、こちらを。
→■http://www004.upp.so-net.ne.jp/fumi-k/2004fukkenbeijing2.htm
いくつかの経過あり、福建の皆さんが日本を訪問した記録はこちら。
→■http://www010.upp.so-net.ne.jp/mayu-k/tyugoku200912.htm
お互いに熱烈歓迎!の応酬でした(尖閣列島問題以降は途絶えている)。この間、小林は福建省の公式隔月誌『終身教育』の学術顧問や、2012開学「海峡終身教育学院」名誉院長などにご指名いただき、名誉なことだと思っています。
数日前に『終身教育』の最近号が3冊(2012年DE、2013年@)ドサリと配達されました。有り難うございました。発刊されて今年でちょうど10年。責任者(総編)陳宜安女史が10周年ご挨拶を書いておられます。とくに本年号より一段と立派な専門誌となりました。最新号・特集テーマは「社区営造」、10本余の報告が掲載されています。どなたか年報18号に紹介していただきたいもの。台湾成人・終身教育学会も積極的に編集に参画されています。
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